【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

フリーページ

2012年02月05日
XML
カテゴリ:日々雑感
 先週末から新しく県立博物館で企画展が始まった。今日は、関連イベントとしてミュージアムトーク(学芸員による展示品解説)もあるので、出かける。企画展なので原則、博物館の所蔵品(寄託品を含む)のみで展示が組まれるのだけど、今回初見のものも多かった。どうやら、医家からのまとまった新収品があって、その整理がついたので企画展を…ということらしい。

 展示は大きく4つに分かれる。最初は華岡青洲の関連資料。ここらへんは、有名どころではあるし、そう目新しいものはない。弟子の取った講義ノートなんてものあるけど、あんまり興味を引かないなぁ。紀の川市の記念館(フラワーヒルミュージアムという名前はちょっといただけないな…)のほうも既に観てあるしね。次は旧来の医者の家である鈴木家・南家の資料。最後に、本草学関連のものなど。本草学、というよりは博物学に近いか…。鯨の図譜なんかもあるし。他に、「紀州藩の医学」に関する資料(学校である医学館やお抱え医師など)やテキスト類など、少々。

 個人的に一番興味があったのは、御坊のお医者さんがもらった法橋の叙任状。法橋上人といえば、僧綱の中では一番下とはいえ、僧官は律師に相当する”エラい人”なんだけど、和歌山の田舎のお医者さんがねぇ…。まぁ、江戸時代も天保年間のものなので当然、朝廷の中に僧尼取締りの役所なんてとうの昔になくなってるわけで形だけのものではあるんだけど。これ、どれくらいの値打ちのものなんですか?、と学芸員さんに聴いてみると…”けっこう高かったでしょうねぇ”と、みもふたもないお答え。そうか~やっぱり(^o^;  引き札(チラシ)の版木なんかも残ってて、けっこう積極的に事業展開してたようでこういう肩書きもそれなりに役に立ったんだろうなぁ。あと、お茶やお花と同じように医者にも”お免状”が出てたようで、叙任状と同じ頃のものがあった。”家元”は医道長上丹波朝臣頼易という名前。宮中の典薬寮に係わった家という解説だった。江戸時代、華岡青洲の医学塾のような革新的なところもあれば、伝統的なものも残ってた、ということやねぇ。

 企画展は1月28日から3月4日まで。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年02月05日 22時46分33秒
コメント(0) | コメントを書く
[日々雑感] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

rinn7382

rinn7382

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

 http://buycialisonla.com/@ Re:ひろしまにあ?になろう(^o^;(02/10) qual eh melhor viagra ou cialishow long…
 ノジマ@ Re:神道文化検定(06/03) こんにちは!自分は今年神社検定3級受けた…
 ルイヴィトン 公式@ haeogkuxdw@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…
 グッチ ワンピース@ adljss@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…
 rinn7382@ ひょっとして 若返るようなパーティですか(^o^;  う~…

© Rakuten Group, Inc.