000000 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

やさぐれていますが、なにか?

やさぐれていますが、なにか?

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

777・にー

777・にー

カテゴリ

カレンダー

サイド自由欄

バックナンバー

2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2011.09.30
XML
カテゴリ:病気

 入院中、タバコを控える宣言をした私。
 その後、どうなったのかというと……

 ……俺は禁煙するなんて、ひとっことも言ってねえんだよ……

 そんな生活に突入。

 テグレトールガバペン という薬が、朝食後に出された。

 これを飲むと、もはや眠くて仕方がない。
 食後の一服をするために、屋上へ行き、
 吸ってから階下へ行くエレベーターを待つ間に、ふらふらになる。

 これがいけなかった。

 俺は、タバコのせいでふらふらしていると、他人には見えたのだ。

 実際、勝手に朝食後を夕食後に替えてからは、

 リハビリの先生が

「他人みた~い」

 と言うくらい、スムーズな動きをしていた。

 それまでの間に、あったこと……

 退院した喉頭がん患者が、しょっちゅう病室に入り浸るようになった。

 初めは、うれしかったんだよ?

 病院では出ない サラダ を作ってきてくれたりして。

 でも、俺はあの人とはもう会わない。
 会える機会も作らない。
 思考能力が回復して、考えるほどに、
 あのひとはどこかおかしいと思った。

 あなたはがんばっています。
 がんとの闘いに勝ち、再発予防に努めている姿勢は素晴らしいと思います。
 でも、おれはガンじゃないんです。
 タバコが体に悪いということは、誰だって知っている。
 医者や病院が許可しないのも当然だ。

 ある日、食後の一服をしに行って、帰ってきた俺に
 その人が言った。
「前、同じ病室にいた、人が、いずみちゃんと同じ病気で」
 はい……
「この間、死んだんだよ!?」
 気の毒だね……
「いずみちゃんだって、いっつもへらへらしてるけど、どう思ってるの!?」
 ……どうって。

 へえ、死ぬんだ、この病気。
 目が見えないくらいでガタガタ言えないねぇ。
 死なないように気をつけないとねえ。
 子供だっているんだし。夫もいるさ。

 情報があまりにも不足していました。
 情緒が不安定だった。
 思考能力は壊滅的。自分の担当医の名前も覚えられない。
 笑うしかない。

「わたし、そう言う不謹慎な人、嫌い!!」

 ……不謹慎って。
 この病気になったのは、俺だ。
 自分の病を笑い飛ばして何が悪い。
 いっつもどんよりしてれば満足か!?
 ガン患者がそんなに偉いのか?
 俺の親父も、おっさんも、ガンと闘って死んだわ!!!!
 この病院で!!!!!

 とかおもうともう、涙が止まらなくなった。
 泣きながら、洟をかむ。

「出して!!」
 ……なにを。
「タバコ出して!!!」
 ベットテーブルをたたきながら、半ギレでそのひとは叫ぶ。
 1個の吸いかけのタバコを出した。
「まだあるよね!!??」
「ないよ……」
 嘘八百なのは自分でも承知だ。
 とんだ茶番。
「霊感があるっていうの、だてじゃないんだよ」
「あるところわかるんだよ!?」
 そりゃあ、こんな狭い場所に置いとくとこなんて限られてる。
「嫌なことするよ!?」
 そう言って、わたしのカバンに手をかけ、開けられた。
「ほら、これなに!?」


「タバコ、吸ってるよね!?」
 吸っちゃいかんか!?
「みんな吸ってたけど、我慢してるんだよ!?」
 屋上のおっちゃんたちは、楽しそうに吸っていたぞ?
「整形のバカたちと一緒になって、けらけら笑って……」
 ガンで放射線治療してるおじちゃんとも、仲が良かった。
 その日の天気とか、そういう話を、していた。
 ……うちの親父も、きっとこうやって、タバコを吸いに来ていたんだ……。
 肺がんなのに。
 そんなことを考えてたら、わたしは切れた。

 過呼吸起こして、スゲえ苦しかった。
 霊感持ちらしい、メンタルカウンセラー資格のあるらしい、
 そのひとがわたしを抱きかかえる。
「おちついて」
 わたしはその手をはねのけた。
 お前がさせてんだよ!!!!

 過呼吸くらい、自分で何とかする!!
 わたしに触るな!!
 手がしびれる、寒い。
 このジャージのことも、こいつはいじくらしかった。
 もう時期外れだし、そんなのしまえって。
 必要だから、持っているんだよ!!!
 ナースコールを押したのは誰だ!!!!!

 泣きながら、酒飲みてえと叫ぶ俺。
 過呼吸だが、排尿困難だ。
 トイレに行きたい。
 この年で、尿とりパットとおむつって……

 看護婦さんが付き添ってくれる。
 トイレの中で洟をかむ俺。
「だいじょうぶ~~?」
 ……ごめんね看護婦さん。うるさくて。
「大丈夫です……」
 笑ったら、不謹慎ですか?
 同じ病気の人が、死んだって言われた。
 悲しめばよかったんですか?
 わたしだって、いつどうなるかわからない!!!

 笑ってたほうがいいじゃないですか!!!

 おむつだのパットだの、平気なわけがないだろう!!
 笑って、見えるところに置いていた。
 置くところがないんだもの。
 うちの家、遠いんだもの。
 外出は許可されてないんだもの!!!
 荷物が増えて、あたりまえじゃないすか!!!

 看護婦さんにそんなことをがなった。
「うん、うん」とこういう患者にもやさしい、出来た看護師さん。
「その同室の患者さんって、誰なんだろう……?」
 ……それも虚言か……
 三文芝居にわたしを巻き込むな。

 なんか、どうでもよくなった。

 トイレから出て。
 10個あったタバコを紙袋に入れて。
 看護師さんに預けた。

 そして退院までの約2週間で、
 わたしは8キロ太った。

 ……ポッキーを3箱、ごはんもしっかり食べたうえで食うと、
 2週間で8キロ増えるんだよ~。

 まあ、それまでが痩せすぎていたというのもあるんだけどね。

 来月はまた入院です。
 インターフェロンを打つ予定だったのだけど、
 造影剤MR画像を見たら、次回は予防ではなくて、治療から行きましょうって。
 パルスすっ飛ばします。
 いきなり透析です。
 

ランキングに参加しています
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.09.30 12:48:37
コメント(2) | コメントを書く
[病気] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.