カテゴリ:思考カオス
光も影も無い
世界なんて無い 人の世に生きていたら 永遠に薄暮を留める術は無い 純粋な光も まったき闇も 同じくらいありえない 表裏くらい分かちがたい だからたぶんだれもが 心の中に光と同じだけ 抱えている闇 すなわち病み 満月に伝説があるのは 暗がりに溶けた狂気を曝すから ほら十三夜月でも こんなに街灯も無い道が明るい 私だけじゃない 通りすがりのこの人も よく知ってるつもりあの人も その人も、どの人も 自分のやみばかり 塗り込めていても 陽は必ず昇ってしまい 暴かれる時は必ず来る 己のやみに 気まぐれに 手を伸ばし 懐いたり突き放したり 飼い猫だって 見放すような扱い 幼子じゃないのだから 大人として生きていかなきゃならないから 否定も肯定も 吾の是非とは 関係の無い所のモノ 己のも、他人のも そこに、あるのだから 同じだけ、希望も 昇ってきてしまうのだから 濡れて浸っては いられなくなるのだよ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.03.06 23:07:03
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