ジャンピンジャック・フラッシュ!!!!!!!
今日こそ、ローリング・ストーンズについて書くぞ!!高1の夏のこと。進学してから、よく立川駅北口の近くにあった、貸しレコード屋さんにいろんなLPを借りに行っていた。小遣いの殆んどがカセット・テープとレンタル料金だったな。「ローリング・ストーンズ。こないだ、テレビで新曲のスタート・ミー・アップのプロモーションビデオやってたな。あと、FMラジオでサティス・ファクションって曲初めて聴いたけど、結構カッコよかったな。今日はこれ借りてみようっと!」と思って借りたのが、初期の(60年代の)ストーンズ、ベスト盤だった。ビートルズが大好きだったから、ストーンズという存在は知っていたし、当時は最新アルバム「刺青の男」がリリースされたばかりだったから興味は前からもっていた。早速、家に帰って、聴いてみた。激しかったな!攻撃的で、ビートルズにはない激しさがあった。その激しさは、当時はやっていた、レインボーやマイケル・シェンカー・グループみたいなへヴィ・メタルのそれやキッスやエアロスミスみたいな、ハードロックとも違いもっと、地に足が着いていて、理屈じゃ語れない、そんな感じがしたのを憶えている。とにかく、その時、初めて彼等の「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」という曲を聴いたのだが、このときの衝撃は凄かったな!今までいろんなアーチストやグループのいわゆるロックンロールを聴いてきたが、この時以上に聴いていて興奮・快楽・感動などなどを同時に経験したことは他にないな。「なるほど!これがロックンロールなのか!」と、「よし、わかった!絶対、こういう曲やろう!この曲コピーしよう!」とものすごく興奮したのを良く憶えている。やっぱり、10代の多感な時にくらったものは、いくつになっても染み付いてしまうわけで、いまだに、キース・リチャードが大好きだし、キース以上にギター上手い人は、いっぱいいるけどあの独特なギターリフにかなうモノはないな(きっぱり!)ビートルズはもうロックとか何とかという次元を超えていて、ビートルズそのものがひとつのジャンルだというのが俺の持論だが、例えば人に「ロックってなんすか?」と聞かれたら、とりあえず、「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」を聴かせて、「これがロックです。」と答えるだろうな。最近は、50年代~70年代くらいのロックをルーツ・ロックとかいうらしいけど、おれにとってはルーツもなにも、「ロックといったらまずはストーンズ!ストーンズが理解できない人とは、バンドは組めねえな!」くらいな存在になってしまっているのであった。一時、34,5歳くらいの時、「ストーンズとか、そういうやんちゃなのは卒業かな?」と一瞬思ったが、それは気のせいだったらしく、気がつくとストーンズのCDかけてたりとかしちゃうんだなあ。それも古いのばっか。とにかく、60歳を超えて未だ現役バリバリの大師匠達!去年、東京ドームで「走りまわりながら歌う、相変らずセクシーなミック・ジャガー、もう骸骨みたいな顔しながら渋く決めるキース、アル中だと聞いていたが、ギターを持てばシャンとしていた、ロン・ウッド、ドカドカうなるチャーリー・ワッツのタイコ」を観ることが出来たのは本当に嬉しかったよひょっとしたら、もう最後の来日だったかもしれないしな!いや、でも彼らは70になっても普通にやってそうな気もするなあ!