カテゴリ:健 康
自律神経のバランス? 自律神経は一言でいうと、内臓、血管などの働きをコントロールし、体内の環境を整える神経です。自律神経は、すべての内臓、全身の血管や分泌腺を支配しています。 知覚・運動神経と違って、私たちの意思とは関係なく独立して働いているので、内臓や血管を私たちの意思で自由に動かす事は出来ません。この"意識してもできないこと"はすべて自律神経がつかさどっています。内臓を動かす、血液を流す、栄養を吸収する、老廃物を回収する、呼吸するなどです。 街角に咲いている花 自律神経には、交感神経と副交感神経があります。この二つは、一つの器官に対して互いに相反する働きをしています。 ・交感神経 ・・・ 起きている時の神経・緊張している時の神経 ・副交感神経 ・・・ 寝ている時の神経・リラックスしている時の神経 このように、自律神経は正反対のはたらきをする「交感神経」と「副交感神経」の2つからなり、この2つがバランスよくはたらくことで健康状態を保っています。 この2つがバランスよくはたらいていれば、いつも健康でいられるのですが・・・ 自律神経の乱れの理由は、さまざまなストレスです。ストレスは交感神経を優位にします。適度なストレスなら問題ないのですが、ストレスが多い生活が原因となって自律神経のバランスが乱れるのです。 そして、交感神経ばかりがはたらいてしまうので、自律神経のバランスが乱れ、体を回復する「副交感神経」が十分にはたらけなくなって回復が追いつかず、さまざまな不調を引き起こします。 明石海峡大橋 とはいえ、「仕事中だから交感神経しかはたらいていない」、「眠っているから副交感神経しかはたらいていない」というものではありません。 仕事中は交感神経が70%で副交感神経が30%だったり、ぐっすり眠っているから交感神経が10%で副交感神経が90%だったり、というイメージです。 気の合う仲間と気持ちよく仕事をしているときは「交感神経が50%」ですが、苦手な部長から仕事の成績についてガミガミ言われている時は「交感神経が90%」というように変わってきます。 また、部長にガミガミ言われるシーンであっても、人にどう思われるか気になる人やクヨクヨしがちな人は「交感神経が95%」でしょうし、叱られるのが平気で右から左へと聞き流せる人にとっては「交感神経が30%」だったりもします。 このように、健康を維持するためには“自律神経をバランス良く保つ”ことが非常に大切だということですね。
《続く》
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Last updated
2015/06/02 07:34:45 PM
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