カテゴリ:歴史ウォーキング京都
"赤い千本鳥居"といえば、伏見稲荷大社ですね。 14日22:00からNHKの歴史秘話ヒストリア『伏見稲荷大社の不思議な世界』で放映されました。 トリップアドバイザー(米国)が発表した2014年の外国人に人気の観光スポット・ランキングは、「伏見稲荷大社」がトップで、以下2位「広島平和記念資料館」、3位「厳島神社」(広島県)、4位「金閣寺」(京都府)、5位「東大寺」(奈良県)でした。伏見稲荷大社が外国人観光客に人気の理由は、何よりも"赤い千本鳥居"が続く景色がきわめて日本的ということです。 伏見稲荷大社の最寄りの駅は稲荷駅で、JR京都駅からわずか2駅目で、所要時間は約5分、稲荷駅を出るとすぐに参道につながっています。
三連休の三日目という日に行ったのが間違いでした。とにかく観光客の多さには驚きました。聞いてはいましたが、とにかく外国人の多いこと、多いこと。周りの人も、日本人のようで日本人でない・・・。 【楼 門】 この楼門は、豊臣秀吉が母の病気平癒をお稲荷さんに祈願し、その願いが叶ったので1589年にお礼に寄進したものだそうです。 神社の楼門の規模としては日本で最も大きいものになります。 稲荷神社といえば狐 くわえている物も、巻物、稲、鍵、玉といろいろで、他にも“空飛ぶ狐”に“さむがり狐”と あちらこちらに狐を見ることができますので、狐を見ているだけでも楽しめそうです。
【本 殿】重要文化財 国の重要文化財に指定されている本殿は京都の他の社寺と同じく応仁の乱、文明の乱で焼失しました。現在に見られる本殿は1499年に再建されたもので、その後も何度もの修繕が繰り返されています。 本殿の横に回ると、このような神社独特の美を見ることができます。 現在、伏見稲荷大社は全国に3万も4万もあるといわれる稲荷神社の総本宮ですが、711年に秦伊呂具(はたのいろぐ)が三つ峰に社殿を建て倉稲魂命(くらいなたまのみこと)を祭神として祀ったことが始まりです。 701年に秦忌寸都理(はたのいみきとり)が松尾大社を建立、603年秦河勝(はたのかわかつ)が聖徳太子から賜った仏像を本尊として広隆寺を建立と、秦氏の三氏によって、都ができる前の山城地方のうち、特に重要地とされた紀伊郡深草と葛野郡嵯峨野に根をおろし、財を築いたということです。 伏見稲荷大社について面白い伝承が伝わっています。 『伊呂具は稲束を積み上げて金持ちになり、その米で餅を作り弓矢の的にしたところ、的にされた餅が白鳥になって飛んで行き、三つ峰の頂上に飛び降りた。その場所から"稲が成った"ので、伊呂具は不思議に思い、社殿を建てた』 「稲が成った」が「稲成り」となり「稲荷(いなり)」の語源となっています。 その後、1438年に社殿は現在地に移され、秦氏の子孫によって累代にわたって奉祭されているということです。 《続く》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/10/15 07:42:30 PM
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