カテゴリ:ワイン
ケイトって、肉離れのくせに、暇だからと酒を飲みたがります。
一応、健全なシティズンのつもりでおりますから、さすがに昼間から飲むのはキッチン・ドリンカーへの道!と厳しく戒め、日々努力を重ねて、夕方から飲んでます。さすがに父君が肝硬変でお亡くなりになっただけのことはある! そういうわけで、我が家では日々酒を切らすわけには行きません。Rokku は大して飲めませんから、二人揃って大酒をということはありません。まあ、健康に害を及ぼさない程度に、アル中になどならなくてすむ程度に、健全に飲んでいます。 これがおそらく、最近ワインの消費量がいくらか増えてきた大きな原因でしょうね。あれだけ夏飲まなかったのに、今年に入ってからの本数は78本になってしまいました。この調子だと、今年は120本の大台に乗りそうです。ま、買い過ぎたせいもありますから、しようがないんですが……。 と、やっと本題。セラーに入りきらなかったことも大いに手伝って、ちょっと安いワインが手薄になっていたのです。今すぐ飲める手ごろな値段のストックが減ってしまい、ちょっと高級品に手を出そうかなという今日この頃。とうとう、以前楽天内の「みちのく岩手のワイン屋竹澤さん」で仕入れた、ポール・ガロデのヴォルネイを開けてしまいました。 このワイン屋さん、オススメですよ。なかなか掘り出し物を、かなりの掘り出し価格で提供してくれるお店です。ただし、Rokku のように、いただいた最新情報メールを翌日の朝のんびりと開いてそれからチェックしても、めぼしいものはほとんど売り切れという状態ですから、事前に教えていただける次回のお知らせ期日にはしっかりチェックしたほうがいいと思います。マニア垂涎モノをかなりお値打ちに出してくれます。ワイン好きの方は可能な限りチェックなさるべきではないでしょうか。 そう言う割りには、Rokku さん、なかなか買わないじゃないですか?と、竹澤さん(あるいはメール担当者さん)の声が聞こえてきそうですが、何度も言っているでしょ、Rokku のセラーはもう入らないんです! お金もありませんけど、他にもいつも買うことにしているお店からDMをいただくので、それで手一杯というところもあってね。食指は伸びるのですが、やはり最後の一手が遅れるのです。でも結局、お金がないのが一番かも。 もうじき秋ですね。やっと涼しくなります。いよいよ赤ワインが飲めます。じゃあ、その前哨戦ということで、99年はそろそろどうかな?と、試金石のテイスティングをしてみるかあ、なのでした。ワインは、銘柄をきちんと言いますと、ポール・ガロデ(Paul Garaudet)のヴォルネイ1級レ・ロンスレ(Volnay 1er Cru Les Rocerets)1999です。ラベルの写真撮りました。あんまりきれいじゃありませんが、まあ、見てください。 またしても手ブレです。難しいですね、軽いデジタル・カメラって。でも、汚いのはそのせいだけではありません。写真でははっきりしませんが、Rokku の片方のセラーは、ワインのエチケットがかびるんですよ、ひどく。これが家に届いたのは今年の5月4日。ちょうどゴールデン・ウィークの頃なんです。それなのに、こんなにかびてしまいました。昔はいちいちサランラップを巻いてましたが、あんまりひどいので、最近は無視です、カビなんか。 2,840円で買ってますね、Rokku は。そんな値段だったこと、もう忘れてましたが、一級畑にしては安い。ジャン・ガロデ(Jean Garaudet)というパーカー3つ星から4つ星の生産者がいるのですが、その従兄弟なんですって、この人。そのことにほとんど賭けるようにして買ったワインですが、果たしてその結果は? グラスに注いでみると、端の色は熟成感が少し出ている様子です。オレンジ色までには至っていませんが、もっと白い地のところにグラスをかざしてみると、少しだけですがオレンジが混ざっているようにも見える、そういう茶色です。やはり熟成を迎えていますね、そろそろ。 香りは、あまりよくないピノ・ノワールという感じか。決して香りたつピノとはいかない。でも、軽く土の香りもします。さすがに、このあたりに値段は隠せない。 一口飲んでみます。クリーミー。樽香の影響かもしれませんが、ブドウはそれなりのコク、ボディを感じさせます。もう一口飲んでみると、そのクリーミーさが、ミルクキャラメルらしさであることに気づきます。 ただし、それなりにあったボディ感はすぐに消え、フィニッシュはあまり長いとは言えません。最後に少しえぐみを感じさせますから、そこがたぶん素性なのでしょうね。でも、冷たくして飲むとかなりいけますので、点数としては83点ぐらいはあげていいと思います。 ヴォルネイといえば、伝統的には軽いピノを想像しますから、そのことを考慮すると、このワインは伝統的な作りよりは、現代的、今風のストラクチャを指向していると言えるでしょう。 このワインを皆さんが飲むかどうかは措くとして、このワインから今言えることは、99年のブルゴーニュはもう十分熟成を迎えつつあるということです。実は Rokku は、99年のワインを31本持っているんです。ボルドーも入っているから、全部が飲み頃とは行きませんが、持ちワインにだいぶ熟成したものが増えてきたことを予感させるテイスティングでした。 試みに、ヴォルネイのロンスレが楽天内にあるかどうか調べてみたら、一本だけありました。ただし2000年です。が、年は悪くないですね。この作り手は知りませんが、どうかな? 3,500円はちょっと高いかな。 ↓ここをクリック ヴォルネー ロンスレ 1級 【2000】 ニコラ・ロシニョール 価格 3,500円 (税込3,675円) 送料別 残りあと 1 本です アッシュワインショップ 本田酒店さん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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