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厨房からの風景

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kirigiris68

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September 15, 2006
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場所 資金 規模 形態 時機 人材…
当然一つ一つが独立している訳ではないが
出店条件に同じものはない
ただその条件下でやる事は
企画開発 製造 広告宣伝 営業 販売 経理 育成…
TOYOTAが何百万円の車を売るのも
一杯何百円のうどんを売るのも同じ事
どれが欠けても成り立ちはしないし
すべてに優がつけば自ずと結果はついてくる
「顔」や「腕」だけではいつか限界を知る
それは思いのほか早くやってくるものである。

7~8年前
某元プロ野球選手オーナーの居酒屋を一緒に立ち上げた事がある
(在籍は日本一有名な球団でその時代の人にはかなり名の通った方)
場所はオーナーの地元である東京郊外の住宅街
現場は私の友人でもあった長男が店主となり私はサポート役
開店時には華々しく各界有名人からの花輪が並び
お客さんは後を絶たず
これは何の問題もないと思ったのもつかの間
一ヶ月を境に客足がぱったりと途絶えてしまった
原因を洗いなおすが商品は悪くないはず
食材は築地から仕入れ値段とのバランスも問題ない
何故か
答えは簡単圧倒的に営業力がなかったのである
そのネームに胡坐をかいて
お客さんは黙っても来るものだと錯覚してしまった
その結果リピーターをほとんど獲得できなかった
どれだけ顔の広い有名人でも何年間も満席にすることは出来ない
それからはいつも居る事の出来ないオーナーはサブ的な要素にし
現場の自分達を売り込むようにカウンター越しにしゃべりたおした
この店ではあまり料理を作った記憶がない
口泡を飛ばし時に道化のようにもなりお客さんとの距離を縮める努力をした
店主がどちらかというと物静かであった為
それは丁度良いコントラストになったと思う
店の敷居を下げる作業は無論弊害もあるが
商品には自信があっても黙っていても物は売れない
そこは「東京郊外の住宅街の居酒屋」なのである
そこが割烹だったなら
そこが六本木や麻布、銀座だったなら
そこがキムタクの店だったなら
また話は少々違ってくるのだが・・・

その店は今でも地域一番店のはずである






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Last updated  September 16, 2006 12:16:06 PM
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