12～13世紀の街並みが残るサン・ペッレグリーノ地区は
本当にびっくりします。
特にサン・ペッレグリーノ通りを歩くと、
まるでタイムスリップしたかのようです。
古くて趣があって、本当に驚きます。

左端にひょっこりひとみちゃん

例えば、現代の日本で、
今もって鎌倉時代のお屋敷に住んでいるという日本人を、
もしも西洋人が見たとしたらどんなに驚くことでしょう。
そのくらいの驚きです。

それから市庁舎に行って、受付の所で、
「すみません、中を見せて下さい」と言うと、
市議会場を見せてもらえます。
その市議会場というのがとんでもないことに、これまた中世の建物で、
内部がまるで時代劇、
マリー・アントワネットが出てくるんじゃないかと思ってしまいます。

この建物で執務を取る市長さんはどんな気持ちなのでしょう。

ヴィテルボと言えば、9月3日の
大きな御輿が町中を駆けめぐる（だんじりみたいです）
聖女ローザの祭りで有名ですが、
それだけではなく、もっともっと深いんです。
出会った人々もいい人たちばかりでした。

帰りは、ローマの国鉄サクサ・ルブラ駅まで出る中距離バスに乗りました。
これはヴィテルボとローマの間にある小さな村々をつないでいるので、
そこを行き来する学生たちの乗降で、途中までは満員でした。
わたしとひとみちゃんには束の間の現実逃避、
骨休めの旅行なのだけれど、
この子たちにとってはこれが日常で、
それが何だか不思議に思えました。