ピアニスト高須博氏のコンサートが
マルケルス劇場(テアトロ・マルチェッロ)であるというので、
あさちんと行ってきました。コロッセオではありません。
![TEATROMARCELLO1](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/56/0000021456/31/img38b61518zik0zj.jpeg)
カエサルが着手し、初代皇帝アウグストゥスが完成させた
1万5000人収容の劇場です。
マルケルス(イタリア語でマルチェッロ)というのは
アウグストゥスの甥で、娘婿でもあり、
彼が早世したために捧げる目的で造られたのだそうです。
コロッセオはこれを参考にして造られました。
ちなみに後世、貴族により住宅として利用され、
驚くことに今もどこの誰だかがお住まいなんです!
羨ましい限りです。
更に敷地内にはそれよりもはるか以前の、
紀元前5世紀の神殿の柱も残っています。
さて、そんな素敵なところで聴ける素敵なピアノの音色…。
至福の時間です。
半袖のクール・ビズYシャツ(イタリアにはないです)で
満員電車からさっき降り立ったばかりの日本のサラリーマンのように
颯爽と現れたマエストロ高須。
イタリアの観客をうならせ、楽しませてくれました。
アンコール3曲もやりましたけど、
最後のショパンの『革命』は特に凄すぎます!
左手だけで弾いていました!
![TEATROMARCELLO2](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/56/0000021456/32/imga42047e7zik0zj.jpeg)
気付いていない観客もいたはずです。
プログラムはこちらです。
リスト
ヴェルディの歌劇『エルナーニ』による演奏会用パラフレーズ S.432
マルトゥッチ
ヴェルディの歌劇『運命の力』による演奏会用幻想曲 作品1
A.フマガッリ
ドニゼッティの歌劇『ランメルモールのルチア』より
「やがてこの世に別れを告げよう」による左手のための演奏会用練習曲 作品18-1
タウジッヒ
モニウスコの歌劇『ハルカ』による幻想曲 作品2
ソルク編曲
スメタナの連作交響詩『我が祖国』よりモルダウ
D.フマガッリ編曲
マスカーニの歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲
ヘラー
メンデルスゾーンの序曲『フィンガルの洞窟』によるカプリス・エチュード 作品144-1
パブスト
チャイコフスキーの歌劇『マゼッパ』による幻想曲 作品83