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カテゴリ:バーボン
【エライジャクレイグ スモールバッチ】 ![]() エライジャクレイグ バーボンです。 前回初めて飲んで美味しかったバーボン「エヴァンウイリアムス12年」と同じ、ヘヴンヒル蒸留所の製品です。 今回のエライジャクレイグは数年前までは12年物だったようですが、他の多くのウイスキーと同様に需要の増大から、現在ではスモールバッチ・NAS(熟成年数表記無し)となっています。 需要の増大に応じるには、価格を上げるか、若い原酒をブレンドして出荷数を確保するしかなく、エライジャクレイグブランドは後者を選択したようです。 ちなみにエヴァンウイリアムス12年は輸出用(日本向け?)らしく、ヘヴンヒルのウェブサイトには掲載されていません。 94プルーフ:47%。 ![]() 色は普通の琥珀色。 香りはバニラとバターキャラメル、甘酸っぱいオーク、それにレーズンや僅かにミント系の要素も感じられます。 飲んでみると、甘いバニラキャラメルがメインで、少しだけ酸味のあるオーク、焼きたてのシリアル、薄めのスパイス、木片などの風味も感じられます。 全体としては円やかで刺激が少なく、暖かい感じがして非常に飲みやすい印象です。 ![]() 風味の要素、バランスとしてはシンプルというかベーシック系で、香ばしさや果物感なども強調された、複雑で強い味わいのエヴァンウイリアムス12年とはかなり違った味わいだと思いました。 好みの問題なので、どちらかが優れているわけではありませんが、それよりも同じヘヴンヒル蒸留所の製品ながら、こんなに違う味わいに作り分けることができるということが興味深いですね。 熟成年数と度数が違うし、それにもしかしたらマッシュビル(原材料比率レシピ)が違うのかもしれません。 公式サイトではマッシュビルに関する記述はありませんが、どうやって調べるのか海外のサイトでは各バーボンのマッシュビルが表記されているのをよく見かけます。 正確なのかどうかは不明ですが、それらによるとエライジャクレイグはエヴァンウイリアムスよりライ麦比率が低いということになっているので、フルーティーな要素はライ麦が担っているのだろうと推察できます。 フルーティーさは単に一つの要素なので、それの有無がバーボンの評価に直結するわけではなく、美味しいと思うかどうかは、好みやその日の気分・体調にもよると思います。 そういうわけで、このエライジャクレイグはもっと濃いとより美味しいかもしれないものの、充分満足いく味わいだと思いました。 この価格にしてこの味わいなので、かなりお買い得感を感じます。 【僕の評価】5段階中の4,5 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.02.27 20:40:04
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