アドミラルロドニー オフィサーズリリースNo,1~Admiral Rodney Officer's Releases No,1~
【アドミラルロドニー オフィサーズリリース No,1】アドミラルロドニー オフィサーズリリース No,1セントルシアのラムです。セントルシア唯一の蒸留所、セントルシア蒸留所の製品で、同社はチェアマンズリザーブ・ブランドで有名です。アドミラルロドニー・ブランドは近年再編成され、以前飲んだアドミラルロドニー・エクストラオールドは現在のラインナップには無く、熟成年数違いで3つの商品が定番化されています。そして、その3つ以外に毎年リリースされる限定品のオフィサーズリリースがあり、今回のやつがその第一号ということのようです。今回改めてセントルシア蒸留所のサイトを見てみたら(リニューアルされてました)、アドミラルロドニーで使われる蒸留器はツインコラムコフィースティルで、今回のオフィサーズリリースではその最下段のプレートからの蒸留物を使用しているとのことでした。蒸留効率を度外視してコラムスティルの途中のものを使うという、なかなか気合の入った手法です。その後バーボンカスクで13年熟成させ、さらにポートカスクで9か月フィニッシュされているとのことです。もちろんセントルシアでの熟成なので全部トロピカルエイジング、アルコール度数は45%。これは期待できますね。ボトルの口部分に大きなフランジがあって注ぎにくい・・・グラスに注ぐと赤っぽい感じの色です。香りも口当たりもコラムスティルらしくない重さがあります。重すぎない程よいコシがあって、ブドウや柔らかいレーズン、イチゴジャムなどのフルーティーさと、バニラ、チョコレート、蜂蜜、オーク、それに赤ワイン的な風味とタンニン感があります。後味はフルーティーさと若干のスパイス、カカオ感、渋みが適度な長さで感じられます。ポートカスクの効果は絶大で、コラムスティル下段からの風味豊かなベーシック風味に、華やかなフルーティーさが加わって複雑な風味になっています。以前飲んだイングリッシュハーバーのポートカスクフィニッシュでもポートカスクの威力を感じましたが、今回のアドミラルロドニー・オフィサーズリリースは、バーボンカスク熟成によるベース部分の風味がより強く、調和の見事さが際立っていると感じました。【僕の評価】5段階中の5アドミラル ロドニー ポートカスクフィニッシュ 2006 オフィサーズリリース No1 45% 700ml 正規 ラム酒価格:9980円(税込、送料別) (2022/5/16時点)