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カテゴリ:スペイン系(Ron)
【サンタテレサ・セレクト】 サンタ・テレサ・セレクト ベネズエラのラムです。
サンタテレサと言えば、サンタテレサ1796がメジャーな定番ラムですね。 糖蜜から作られ、連続式蒸留を経て、アメリカンオークのバーボンカスク、リムーザンオークのコニャックカスクを使ったソレラシステムによる4~35年の熟成物。 滑らかでありながら程よいコシもあり、フルーティーな香りとバニラ、オークの風味が溶け合った、とてもスムースで上品なラムです。 今回のサンタテレサ・セレクトは、ソレラで3~10年熟成のエントリーレベルのラムです。 カクテルのベースにもいいですよ的なアピールですが、1796があれだけ美味しいので、こちらも美味しいのではないかと思って飲んでみることにしました。 サンタテレサ自体はバカルディ・ジャパンが日本輸入元ですが、このセレクトは日本には入ってきていないようです。 かなり細長い形状のボトルで、キャップはプラスチックのスクリュー式。 ドバッと出ないパーツ付きですが、あまり効果が無く、ドバッと出てきます。 香り立ちは弱めですが、サンタテレサらしいフルーティーさのある円やかなカラメル系。 クセが無く、透明感を感じるあっさりした感じです。 飲んでみると、甘さ控えめのライトボディで、風味的にはカラメル、レーズン、超軽いワインといった感じ。 飲んですぐは舌の上でカラメルの風味を強く感じますが、それは水が流れていくようにすぐに減退し、べたつきも無くさらりと消えてゆきます。 後味というものが感じられないほど、全てがすぐに霧散します。 複雑さや重厚さには欠けますが、あっさり・さっぱり度はピカイチ。 ボディも味わいも「薄い」と言ってしまえばそうなのですが、イヤなクセが全く無いので、ある種の食事中など、こういう飲み心地のラムが欲しい時が必ずあるものなので、そういう時に登場してもらいましょう。 キューバのラムなど、あっさり軽い飲み心地のラムは他にもありますが、このサンタテレサ・セレクトは風味の特徴までもが強くないという点で秀逸だと思います。 【僕の評価】5段階中の4 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.04.02 20:30:05
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