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2009年06月16日
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カテゴリ:旅日記
1月にバルセロナとローマを旅してからもう5ヶ月が経つ。
ブログに旅日記をアップしていこうと思っても
1つ1つの場所に対する思い入れが強すぎてなかなか思うに任せない。
それでもバルセロナは何とか最終日の午後のショッピングの前までは
アップしたような気がする。
これからはローマも少しずつアップしようと思う。
ただし訪問順にとらわれず、その時の気分で載せたい写真をピックアップしていくことにして。

ローマというとヴァティカンやコロッセオ、スペイン階段に真実の口・・・といったところが
日本人にもおなじみの観光スポットであろう。
でもせっかくブログをやっているのだからガイドブックに載っていないところも
少しずつ紹介していけたらと思う。

実はローマにはちょっとした美術館級の教会が沢山あって
私はそういう所をまわるのが大好きだ。
巨匠たちの作品が当たり前のようにそこにあって人々の信仰の対象になっている。
芸術作品を堪能しながらローマ、ひいてはイタリアの人々の信仰心に触れることのできる
興味深いスポットだ。
キリスト教徒でない私は少々恐縮しながらも抑えることのできない好奇心で
そういう教会を拝見させてもらっている。

今回紹介するのはその中の一つ、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会。
パンテオンのすぐ近くでナヴォーナ広場からもさほど離れていないので
場所としては観光エリア内と言っていいだろう。

fachada 教会の前にあるのは像のオベリスク。

ローマに残る唯一のゴシック様式の教会。
中に入ると質素な外観からは想像もつかない世界が広がる。

DSCF3995.JPG

天井の青の美しさに心奪われる。
装飾を省いた柱が高く伸びて荘厳な雰囲気をかもし出す、これぞゴシック建築。

DSCF2412.JPG

ペルジーノ作「主イエス・キリスト」。 大理石の壁面もまた美しい。

DSCF4015.JPG

フィリッピーノ・リッピ作のフレスコ画。
主題は「神学大全」で知られる聖トマス・アクィナス。(世界史で勉強したっけ)

DSCF4005.JPG

「あがないの主イエス・キリスト」、作者はおなじみミケランジェロ。
街の普通の教会に普通にミケランジェロの作品があるのがすごい。

DSCF4006.JPG

こちらはフラ・アンジェリコ作「聖母子」。
実はこの絵のある礼拝堂の隣の礼拝堂にフラ・アンジェリコ自身のお墓がある。


この教会を訪れたのは1月6日、エピファニーと呼ばれるキリスト教の祝日だった。
イエス・キリストの誕生の知らせを聞いた東方の三博士が祝福にかけつけたとされる日で
イタリアやスペインではクリスマスと同じ位大切な祝日である。
この日は三博士を模した賑やかなパレードやお祭り(ベファーナ)が開かれる日でもあるが
教会で特別なミサや聖歌隊の合唱が行われたりもする。
私たちが着いた時はちょうど教会付属(と思われる)の楽団がリハーサルをしているところだった。

DSCF4001.JPG

おそらく夕方か夜に教会で演奏をするのだろう。
最初は知らない曲を練習していたが次によく知っている曲が耳に飛び込んできた。

J.S.バッハ作曲「G線上のアリア」。

異国の教会で聴く妙なる調べ。 それはまさしく天上の奏楽。
メロッツォ・ダ・フォルリの描く「奏楽の天使」達が間違いなくそこにいた。

涙、ひとしずく。


DSCF4292.JPG DSCF4293.JPG

左「ヴィオロンを弾く天使」、右「リュートを弾く天使」、ともにヴァティカン美術館蔵。





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Last updated  2009年06月18日 02時09分03秒
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