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2011年01月26日
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カテゴリ:旅日記
1月1日。この日はイタリアでも祝日で美術館・博物館の類は開いていません。
ただし教会は年中無休。
そこで今まで行ってない教会をめぐりつつバスやトラムで街を眺めることにしました。

申し遅れましたが今回の旅行、いわゆる「観光地」として日本で有名なところは
ヴァティカン以外は基本的に行っていません。
今までの2回の旅でそういう場所はほとんど観尽くしていたこと、
そのために「次はこっち」「その後あっち」ととてもせわしない旅になってしまい
ローマの街そのものをじっくり観ることが出来なかった反省から
今回の旅のテーマは「暮らすようにゆったり旅するローマ」にしたからです。
コロッセオでさえ今までの旅でなめるように観たので今回は省略。
ですので「観光名所案内」のような内容を期待して読んでくださる方には
(そんな方がいらっしゃればの話ですが)期待外れになることをお断りしておきます。

前置きが長くなりました。

この日のスタートはサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会。
観光ポイントの集まってる中心街からはかなり離れています。
コロッセオやパラティーノの丘はおろか、チェリオの丘も越えてかなり東側にあります。

San Giovanni in Laterano 堂々としたファサード。

「うわ~大きい!」と驚きましたがそれもそのはず、ここは「ローマ四大教会」の一つで
(あとの三つはサン・ピエトロ、サンタ・マリア・マッジョーレ、
サン・パオロ・フオリ・レ・ムーラの各教会)
1700年も前からここにあり西暦1309年までは
法王庁はヴァティカンではなくここにあったのです。
世界史で習う「ラテラーノ条約」はここで1929年に締結され
世界一小さな国家ヴァティカン市国が誕生しました。
まあこの辺はちゃんと説明するとものすごく長くなるから省略。
とにかく中に入りましょう。

interno 中もものすごく広い!

Messa ちょうど新年のミサが行われていました。

ミサのため祭壇に近づくことができなかったのは残念だけど
神様と名のつくものなら何でも崇めるちゃらんぽらんな日本人としては
「ローマの由緒ある教会で年始に祝福してもらった」と素直に喜ぶことにしました。
こんな機会一生に一度あるかないかですから。


この教会、回廊の美しさでも有名。ローマで最も美しいとも言われています。

Chiostro Chiostro

Chiostro Chiostro

すごいでしょう?柱の形や装飾が全部違うんですよ。
13世紀前半の作というからルネサンスよりは100年以上前、中世後期に当たります。
よく「暗黒の中世」と言われますがこの頃になると
ルネサンスの大輪の花が咲くための土壌が耕されて種ぐらいは蒔かれてたんだなと思います。
本当に「暗黒」だったらこんな創意工夫に富んだ回廊ができるはずがない。
それに見事な花はある日突然咲くわけではありません。
そこに至るまでに痩せた土に鍬を入れて耕し、種を蒔いて水や肥料をやって
初めて美しい花が咲く。
中世とルネサンスの関係もそれに似ていると思うのです。


この教会でもう一つ見逃せないのが洗礼堂。

Battistero 八角形のこじんまりした建物。

これが中に入ると

interno 
外見からはちょっと想像もつかない黄金の祭壇が。

mosaici これはちょっとすごいですよ。

7世紀のモザイク画だというのだから驚きます。
神の世界は光あふれる黄金の世界と考えられていたんですね。


教会と洗礼堂は入場料はかかりませんが回廊だけ2ユーロです。
ヴァティカンの管轄なので例の「ローマ滞在税」はかかりません。

porta 教会前の広場から見えるローマ時代の城門。

こういうのが当たり前に街中にあるってすごいなあ。

ボーっと眺めていたら10時を告げる鐘の音が。
「ああ、私たち、ローマにいるんだ」と実感します。





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Last updated  2011年01月27日 23時39分18秒
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