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カテゴリ:旅日記
朝はそこそこ晴れてたけどトラットリアで昼食を済ませて外に出たら
結構激しい通り雨の跡が。石畳がすっかり濡れてました。 これからローマで最も素晴らしい眺望の丘に行こうかというのに嫌な予感・・・ トラステヴェレにあるイタリア文部科学省前のバス停から115番のバスに乗って ローマの中でも西側にあるジャニコロの丘の上、ガリバルディ広場へ向かいます。 地図上の距離は大したことありませんがかなり急な丘なので途中微妙に「いろは坂」状態。 割と緑も多くて外国大使の公邸があったりして「山の手」といいますか、 高級住宅街の風情です。晴れてれば眺めいいもんね。 ガリバルディ広場到着。 案の定雨脚が強くなってきました・・・よりによってなんでこんな時に。 広場の中央には「イタリア共和国建国の英雄」ガリバルディの像があるんですが それも今お化粧直し中らしく覆いがかかってて見られませんでした。 なんか弱り目に祟り目気分・・・ 市街地方面。 中央やや右寄りに実際には騎馬像だけど2羽の鳥にしか見えないものが乗ってる 白い建物がヴィットリオ・エマヌエーレ2世のモニュメント。 (ローマのランドマークとして一番わかりやすいので何かと目印にしてます) 晴れてれば風景ももっと綺麗だったはずなんですけどね。 はあ~やっぱり私はローマでは雨女なんだな。 来る前に見た週間天気予報では滞在中はずっと快晴って出てたのに・・・と考えると 石畳に苛め抜かれた脚もいっそう重く感じられます。 何しろ普段300歩程度しか歩かない(今は季節柄特にそうなってしまう)のに ローマでは一日平均15000歩歩きましたからね。 おかげで帰ってきてから持病の右膝痛に悩まされてますが。 それはそうとここからサン・ピエトロ大聖堂も見えるはずなのに 地図読みでお給料をいただいてる主人でさえ見つけることができない。 「なんかいろいろ残念だったね」と広場を後にしようと入ってきた入り口まで戻ったら 主人が「あれ?こっち側からサン・ピエトロ見えるんじゃない?」と言い出しました。 見るとさっきまで見てた方向と反対側にヴァティカンらしきものが。 どうやら広場中心にあるガリバルディ像の覆いがかなり広範囲だったせいで見づらかったことと 雨で気分が沈んでしまったこともあって 地図読みのプロである主人でさえ頭がうまく回らなかったようです。 「サン・ピエトロ見なきゃ嘘でしょ~」と広場の反対側の方へ。 そうそう、こっちが見たかったのよ! 中央より右側に写ってるのがサン・ピエトロ大聖堂です。 こちら側は石畳ではなく砂利敷きで足腰も大喜び。 しかもこちらの気分が上がるのと呼応するように雨もほとんど上がり 雲間からのぞく西日の光が当たった大聖堂の神々しいこと! 写真だと差し込む光はわからないですね。 でも上2枚の写真と比べて明らかに明るいのがお分かりいただけますか? 本来なら先に撮った写真の方が太陽が高い分明るいはずなのです。 よかった、ここまで来た甲斐があった! 考えてみると今回の旅行、何度か通り雨に遭いましたが一番ひどかったのがこの時。 といっても小さな折り畳み傘1本に主人と二人で入ってしのげる程度の雨でした。 今まで2回ローマに来た時はどちらも1週間近く滞在して 晴れたのはそれぞれ1日だけ、それ以外の日はほとんど土砂降りという悪条件。 いくらローマでは冬に雨が降るといっても これだけ続いて土砂降りというのは珍しいと地元の人でも言ってたぐらい。 この時期は晴れてると思ったら小雨程度の通り雨があるのは割とありふれた事らしいのです。 ということはガリバルディ広場の雨も私が雨女だからなどと悩むことではないのかも。 何より3度もローマに行けてその3度ともが1週間近くいられるような日本人なんて そんなに多いとは思えない。それだけで十分幸福といえるでしょう。 雨に降られる不幸を嘆くよりローマに何日もいられる幸運を喜ぶべきなのかもしれません。 人生全てが思い通りにいくなんてことはあり得ないのですから。 ・・・とはいえ同じように何度も足を運んで(5回だか6回だかもう忘れた) 1回目を除いてすべて冬だったバルセロナで一日も雨にたたられてないことを考えると (バルセロナも雨は冬に降る典型的な地中海性気候です) 土地ごとに雨女になったり晴れ女になったりってあるのかも・・・と考えてしまいますが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年02月05日 03時33分30秒
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