ロズモンドの華麗にフランス en France

2022/02/15(火)05:22

お弁当というほどのものではないけれど BENTO

食いしん坊(33)

先週の金曜日から月曜日の朝まで自宅には夫の同僚が来ていました。 私ももう20年ほど前に初めて会い、その後数年前に一度お会いした人。 お若い時はやっぱりもっと美しくて快活さがあって。 いや、こう書いてしまうと、じゃあ今はどうなんだ、ということになってしまうんだけど。 人の事は言えない。私も昔の自分の写真を見て、誰、この人、と思うことはあった。 写真写りはいい、と言ってくれた同僚がそう言えばいた。喜んでいいのかどうか。 で、彼女は月曜日の朝早く、エックスからTGVでおうちに戻られるというので、昼食用にとお弁当を用意して差し上げた。夫にもおなじものを作った。 1 海苔を少し巻き、中に塩っぽい黒のオリーブの実を入れた小さなおにぎりを少量のバターで少し焦がすように焼いたもの。 塩っぽい黒のオリーブの実は梅干しの代わり。 日本にいた時は、塩昆布を入れたおにぎりも好きだったけど。 2 たまねぎとマッシュルームきのこをバターで炒め、ちょっぴりタイム、塩コショウで味付けたもの。 3 さなか?魚の燻製。 4 茹でたブロッコリー。 5 二個の小さな赤いラディッシュ。 これをプラスティックボックス(もとはハチミツが入っていたもの)に入れて、大判のハンカチでくるんで、リンゴ一個とフォーク一本と一緒に用意した。 夫は帰宅してから、お弁当はおいしかったよ、と言ってくれたので、彼女もそう思ってくれたら嬉しいなあ、と。彼女は長旅が待っていたので、なんかねえ、しっかり腹ごしらえしないとねえ。 彼女はお弁当と言う言葉を日本語で知っていた。 実はさしみが大好きだそうで、お醤油とワサビで食べるのよお、と。 日本の着物柄のあの細かい模様が好きなの、とも。 いつか、日本にお連れしたいわああ、とつい思ってしまった。 なんちゃって、いつか日本に戻る日が来るんだろうか。 彼女は滞在中にロットという魚をフレッシュクリーム、バターで煮込んだおいしい料理もしてくださった。 日曜日にはほかの知り合いの女性陣も来てくれて、地元南仏の有機ロゼや赤ワインを囲んで鶏の丸焼きにじゃがいものグラタンやトピナンブ―ルという野菜を添えてランチを取った。 このランチはほぼ夫が焼け具合をチェックしたので、彼の料理といってもいい。 私はジャガイモの皮を剥いただけ。 有機ワインが苦手と言う人も中にはいたけれど。ま、そんなに量はこなせないので、ほんとにたしなむ程度。みんな猫好きだから、猫の話しで盛り上がったりして。 あれですね、接種者と非接種者でテーブル席を決めようと大笑いで冗談を飛ばす人がいて、えええ、やめてええ、と叫んだりして。いっとく、二度接種しても、三度目、四度目を拒否すれば、その日から、あなたも非接種者とか。まあ、いろいろ冗談は飛びますね。みなさん、やっぱり、なんだかんだ言って、普段は自粛気味なので、こうして発散でもしないと。 あとはちょっぴりチーズとサラダ。 デザートは杏タルトにコーヒー。 さて、今日のお昼は残ったご飯のバター炒めをしよう。 玉ねぎと人参。 長ネギ。 卵焼きか魚の燻製か。 南仏はずっと二週間以上、青空が続いている。 夜は満点の星空。 私はダイヤモンドの宝石を一杯もってるのよ。 どこに? あの空に。 朝起きると、外は真っ白な霜に覆われている。 そう言えば、最近、近所に三軒の新しいプロヴォンス風の家が建った。 なんだか、町化していくのかなあ。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る