カテゴリ:江戸時代中期
現代では旅というと、車や電車や飛行機などで目的地にはすぐ行くことができますが、江戸時代の旅というと徒歩で行くことが大半でした。
江戸には日本橋には出発点として五街道が走っていて、東海道・奥州街道・中山道・日光街道・甲州街道があり、いちばん有名なのがたぶん東海道五十三次で知られる東海道だと思います。 東海道は江戸の日本橋から京都までつながっていて、その街道を行けば京都までたどり着くことができました。東海道五十三次の五十三次というのはその街道の途中にある53か所の宿場のことを言います。 当時旅に出る時は、通行手形という今で言うとパスポートが必要で、街道の途中にある関所で調査を受けました。ちなみに関所破りをすると死罪になりました。 当然旅は徒歩で行くので、夜になる前に宿に入る時は足が非常に汚れているので宿に上がる前に足を洗うのが原則でした。よく時代劇などで足を洗う様子が描かれていますね。 また、夜の街道は非常に物騒で、物取りなどが横行していることもあり、夜になる前に宿に着くようにペースを考えながら歩かなくてはいけませんでした。 旅も安全ではなかったんですね~。 街道の途中で籠屋もいて、それを利用することもありましたが、悪徳な業者もいて法外な値を要求する場合もあったので、安全とはいえない面もあったとおもいます。 また、当時は川には橋がかけられていないことが多く、わたし船で渡りました。 有名なのは大井川で、この川はわたし船がなく、業者に肩車してもらうか、自分で歩いて渡るか、れん台に乗って渡るかの選択でした。 今から考えるとなかなか面倒な面もありますが、徒歩で街道を歩き、各地の様々な風景や名産などを体験しながら時間をかけ旅をするというのも、結構魅力あることだと思いますね 一度経験してみたいものですが、さすがに過去にタイムスリップするのは無理ですね(笑) 歌川広重(安藤広重) 陶板東海道五十三次 日本橋・朝之景 ブログランキングに参加しております。よろしければクリックお願いいたしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.12.30 17:05:12
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