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2009.03.18
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カテゴリ:大正時代
明治維新の後、国民の努力があり国会が開設され一般の人々にも選挙権が与えられるようになりました。
しかし当初は納税額15円以上、満25歳以上の男子という条件があり、一般庶民にはほとんどこの条件を満たす人々はいませんでした。その後何回か条件が改正され、1925年、ついに納税額の制限がなくなり、満25歳以上の男子全員に選挙権が与えられる普通選挙法がついに実現しました。

当時は官僚や軍人たちが内閣を組閣することが多く、当時内閣を組閣していた官僚清浦圭吾に対して、野党三党である政友会・憲政会・革新倶楽部護憲三派を結成し、普通選挙法実現を公約に掲げ、清浦内閣打倒を目指していました。その動きに対して清浦内閣は警察力や買収などを行い、選挙干渉を行いました。
当時は選挙演説などを行っても政府の力により様々な妨害が入ったそうです。今の時代では考えられないことですね。

そのような政府の妨害にもかかわらず、選挙結果は護憲三派の圧勝であり、首相には憲政会の加藤高明が就任し、公約通り普通選挙法を議会に提出しました。そして採決の結果、ついに普通選挙法が実現したわけです。

しかしこの普通選挙法と共に治安維持法も成立しました。
この法律は数年前にロシアで起こったロシア革命などにより高まりつつあった共産主義を取り締まろうとした法律です。

一方では普通選挙法という飴を与えつつ、もう一方では治安維持法という鞭を与えたかのようであり、このことは飴と鞭と呼ばれました。
この治安維持法はその後も厳しく改正され、様々な学者や思想家などが弾圧されました。
そして次第に戦争に向かっていくことになるんですね。







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最終更新日  2009.03.18 21:02:04


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