金曜日
ROSEと名付けられたこの町。何もかもが加速する時代、この町も例外ではなく、都心部との距離がかなり縮んだように思う。（私が住んでた頃に比べて）７時前到着ってことは、ここから大阪へ通勤すれば帰宅時間は7時過ぎになるんか。ripちゃんに連絡するとタクシーを求めさまよってる最中。私はその規模を誇るモールの入り口へ向かう。ヒッチコックの映画さながらすさまじい数の鳥たちが木を占拠し騒いでた。

ウィンドウショッピングよりまず食べ物。コーヒーとパンで燃料補給してると、待人きたる。「これから食べにいくのに・・食べ過ぎ、気つけや～」さっそく警告一。店に入るとちょうど沖縄フェアで、メニューも沖縄色。「あ、豆腐よう」「らむちゃん、やめといたほうがいいわ」ドクターストップ・・。酒飲み嗜好がまだ抜けない。ドリンクはうっちん茶にする。

「何よりまず鉄分やで」突き出しのひじきの煮物を指差す。舌の上でとろけるさんまの刺身。脳天を突き抜ける鮭茶漬け（のわさび）。などに舌鼓をうちながら、話をきく。オリオンビールでますますレクチャーは勢いづく。たまごクラブ一冊分以上（たぶん）の知識量。「時間は金で買え（布オムツor 紙オムツ）」「質より量（パン○ースorドレ○）」etc., etc. 説得力のある金言（？）。うちらの席は孤立してて他の客から離れてたのが幸い。

場所をかえ、スタバでラテをはさむ頃はテーマは数年先のライフプランに変わってた。色んな選択肢が知れたのはよかった。駅に向かう頃、ヒッチコックの鳥たちはまだしつこく鳴き続けてた。

土曜日
不精の極み。寝たきり以前、無脊椎動物として過ごしたい気分。でもそうじだけは。あと食事も（これは大事）。スパゲティを食べおえ新喜劇を見てると、ドアをノックする音。あ、もう来た！（メール全然見てなかった）ドアを開けるとやすみん。開口一番「ありがとうございます～！」初めてお礼言われた。少子化問題に一役かったから？

ミナミの帝王→おじょママ→土曜はダメよ！→人生の楽園→ぽかぽか地球家族、とエンドレスで土曜午後のテレビ制覇。おもてなしゼロのこの家＆主人に、やすみんは気よく一人缶チューハイを空けていく。すんまへん、無脊椎動物で・・。超手抜き＆ごまかし料理にそぐわん美辞麗句・・。できた人や。

寝る前にJAに電話。「ペア（アボガド）が豊作や～でっかいぞ～日本で食べてたのはまるで種やな。アキーもこないだシャインヘッド（友達）が持ってきてくれて、ペアと一緒に食べたんやー」アキーは春先の食べ物って言うてたんは誰やねん。でも、よかった、日本にいて。この体にジャマイカ料理はツライものが。でもアキーは食べたい！