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テーマ:民族楽器について(63)
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『アボリジニ・ドリーム タイム ストーリー』
オーストラリア北部「ノーザンテリトリーの民話」 昔、アナムの土地に食料を探し、行き着くところのない放浪の旅をし続けるアボリジニの種族がいた。彼らの生活は、大きな災難がふりかかるまで平和で幸せなものだった。 ある日、二人の美しい姉妹が食料を探しに行くと、悪魔の巨人が彼女達をさらい、彼の住みかへ連れ去ってしまった。二人の姉妹は何度も逃げ出そうとしたが、その甲斐もなく、二人とも悪魔の妻とされてしまった。 しばらくの月日が経ち、二人の姉妹は悪魔が狩に出ている間に、逃げ出し元の部族が猟をするテリトリーまで戻る事ができた。 悪魔が住みかに戻ると、もぬけのカラで悪魔は自分の妻達を連れ戻すために、荒れ狂った様に探しに出かけた。 部族に戻った彼女達の話を聞いた長老たちは、巨人の悪魔を退治する作戦を練った。 彼らは穴を掘り、巨人悪魔をその中に落とし入れようとした。 血相を変えた悪魔が現れると、二人の美しい姉妹をおとりに使い、悪魔を罠にはめてしまった。アミの中の悪魔を、たくさんのヤリで刺すと悪魔はまるで山嵐の様になり、苦しそうに体をよじらせ、自分のペニスを吹いて奇妙な音を出した。 長老たちは、この音に仰天した。その音を真似ようとしたが、自分たちには出来なかった。 ある日、彼らが林に行き、切り倒した長い木の真ん中にシロアリが食った穴があった。それを吹いてみると、悪魔が出したのと同じ音だった。 この時からディジュリドゥは彼らの踊りや歌に使われる様になった。 「ノース クィーンズランド ある部族の民話」 昔、部族の女たちは森の中で焚き火用の木を拾い集め、積み重ねておいた。 日中、風が吹き始めると奇妙な音が聞こえてきた。 その音の出所を調べてみると、積み上げた木々の中に一つだけ穴が開いていた。 その木を持ち帰り、男達が吹いてみると同じ様な音が出た。 部族のみんなが、その音を気に入り色々な儀式に使う事にした。 クリックしてみてください。視聴できます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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