「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の話。
読み終わった直後は放心状態。頭の中は整理がつかず、2冊の表紙をただ眺めていました。 こんにちはっ!どうもご無沙汰のるってんしゃんです。9月になったら暇になるから更新もバンバンしよう!って思ってたんですけどね、私うっかりしてました。9月1日は待ちに待ったハリポタ5巻の発売日だったんです。早速1日の午前中に購入し、それからというものの、読む食う寝るだけの日々・・・あぁ、9月も夏休みで本当に良かった。その間、パソコンなんか開けたらネタバレに遭いそうで恐ろしく(笑)触れることができませんでした。掲示板に書き込みしてくれた皆様、返事が遅くなってごめんなさい! ということで、本日は「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」について。発売前から、と言っても原作はもう発売済みだったわけで、「第5巻で重要人物が1人死ぬ」ということはとても有名。上巻を読んでいる時も、下巻に入ってからも、一体誰が死んでしまうのか?ということが気がかりで、そして恐ろしくてなりませんでした。この第5巻は、話の展開としては、もどかしい感じがするし、むやみに長い気もするし、他巻と比べればそんなに好きではありませんが、結末の意外性というものは、きちんと作られていました。今までのように、どんでん返しの連続で読者を驚かせるというようなことはありませんでしたが。しかし、それは衝撃的でした。その人が逝ってしまったことは、ハリーにとっても、私を含めたポッタリアンにとっても、充分痛手です。そのシーンは、全てが映画のスローモーションのようで、ベラトリックスを追いかけるハリーの一歩一歩が胸に響いて感じられ、辛く悲しく怒りました。涙が出ました。どうして作者はその人を死なせたのか、必要性がまだ私には理解できていません。ムーディは頭から血を流して倒れていたのに。トンクスだって蘇生を必要とするほどだったのに。なぜ、あの人だけが。・・・いや、キングズリーもなのか?スネイプが不死鳥の騎士団の一員であること、クリスマス休暇にシリウスから貰ったモノの存在、どうしてハリーはいとも簡単に忘れてしまったのでしょう。私はハリーの言動に疑問を抱き、そしてハリーがその間違いに遅くも気付くのをただ読むしかありませんでした。ハリーは、そんなバカなキャラクターじゃない・・・はず。それとも、15は盲目になる歳なのでしょうか?なにか引っ掛かります。 この第5巻、笑顔で「最高だ!」と言えるところもあります。なんといってもフレッドとジョージ!この双子は5巻のMVPでしょう。こんなにカッコイイ奴等だと、今まで気付いていなかったことに私は恥じました。特に、フレッドとジョージの別れの言葉、感動ですね。ビープズと一緒に敬礼したくなります。あと、フリットウィック先生の粋な計らいも素敵☆双子の素晴らしき旅立ちを祝福したいと思います。 ついでにおまけ的感想。一、ロンは、敵にやられてもバカ(笑)しかもこんな時に限って正確に呪文言えてるし。安心するというか、笑うしかないというか?つくづくロン、好きだなぁと思いました。二、鼻が折れたネビルはさまぁ~ず(!)ネビルの「なにじだんだろう」「わだじじゃだみだ」などの台詞を読むと、さまぁ~ずのネタ「ゴベンはだつばっちゃってて」を思い出して仕方がありません。三、ミンビュラス・ミンブルトニアは無意味(?)私は勝手に「コレ、絶対キーアイテムよ!」と思っていたのに、何事も起こらなくてガックリでした。自慢の勘ピュータも当てにならんね。 ということで、第5巻で悲しみと恐怖を抱えることとなったハリーは、どんな成長を第6巻で見せてくれるのでしょうか。楽しみですね!