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ルゼルの情報日記

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May 21, 2012
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☆話題のビル・エヴァンスの未発表ライヴアルバム『LIVE・AT・ART・D'LUGOFF'S・TOP・OF・THE・GATE』(2CD)が昨日発売されました。
三面デジパック盤でインナーにはカラーで26ページに及ぶ解説兼写真集が付いています。
’68年のライヴ録音ながら音質は良好なステレオ録音となっています。

☆ビル・エヴァンス・トリオ、完全未発表音源の登場。
1968 年10 月23 日NYのヴィッレッジ・ゲイトの「階上」(2 階に)あったトップ・オブ・ザ・ゲイトでのライブを余すところなく完全収録。
しかも曲順もライブで演奏されたそのままに収めたこの復刻は、ファンの心をとらえてやまないはずです。

いうまでもなく、演奏は素晴らしいの一言。
曲目を見ておわかり頂けるように、演奏されたのは、ビル・エヴァンス・スタンダードとも言うべき楽曲揃い。
“エミリー”をオープニングに、のべ17 の曲にあえて説明は不要とも言える構成であり、詩的でリリカル、どこを切ってもビル・エヴァンスの実にビル・エヴァンスらしい演奏を聴くことができます。

メンバーは、スコット・ラファロ亡きあとを継ぎ、11年間もの長きにわたって重責を見事に果たしたエディ・ゴメス、そして、マーティ・モレル。
そうです、本トリオは日本人が待ちに待ち望んだビル・エヴァンス初来日公演(73 年)のメンバーであり、68年の録音はその後7 年に及ぶことになるレギュラー・トリオの原点、出発点であるわけです。
そこには、トリオ結成初期ならではの、またはライブならではの、テンポの走りなどもありますが、そうした“生”な感じは正にジャズであり、エキサイトしたパッションの証でもあるというものです。

もちろん、テーマとソロの美しい展開は言うまでもなく、また、『ポートレイト・イン・ジャズ』の中でも超名演とされる“枯葉”におけるブロック・コードを使ったお馴染のイントロ、またシンコペーションを多用して美しくもスリリングなソロを展開する演奏は、これぞ、エヴァンス!と言えましょう。
ジャズ・ピアノ・トリオの粋が詰まった17曲!



【ディスク1】
1 Emily 2 Witchcraft 3 Yesterdays 4 Round Midnight 5 My Funny Valentine 6 California Here I Come 7 Gone With The Wind 8 Alfie 9 Turn Out The Stars

【ディスク2】
1 Yesterdays 2 Emily 3 In A Sentimental Mood 4 Round Midnight 5 Autumn Leaves 6 Someday My Prince Will Come 7 Mother Of Earl 8 Here’s That Rainy Day






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Last updated  May 21, 2012 06:52:16 PM
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