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テーマ:今日聴いた音楽(75629)
☆話題のビル・エヴァンスの未発表ライヴアルバム『LIVE・AT・ART・D'LUGOFF'S・TOP・OF・THE・GATE』(2CD)が昨日発売されました。 三面デジパック盤でインナーにはカラーで26ページに及ぶ解説兼写真集が付いています。 ’68年のライヴ録音ながら音質は良好なステレオ録音となっています。 ☆ビル・エヴァンス・トリオ、完全未発表音源の登場。 1968 年10 月23 日NYのヴィッレッジ・ゲイトの「階上」(2 階に)あったトップ・オブ・ザ・ゲイトでのライブを余すところなく完全収録。 しかも曲順もライブで演奏されたそのままに収めたこの復刻は、ファンの心をとらえてやまないはずです。 いうまでもなく、演奏は素晴らしいの一言。 曲目を見ておわかり頂けるように、演奏されたのは、ビル・エヴァンス・スタンダードとも言うべき楽曲揃い。 “エミリー”をオープニングに、のべ17 の曲にあえて説明は不要とも言える構成であり、詩的でリリカル、どこを切ってもビル・エヴァンスの実にビル・エヴァンスらしい演奏を聴くことができます。 メンバーは、スコット・ラファロ亡きあとを継ぎ、11年間もの長きにわたって重責を見事に果たしたエディ・ゴメス、そして、マーティ・モレル。 そうです、本トリオは日本人が待ちに待ち望んだビル・エヴァンス初来日公演(73 年)のメンバーであり、68年の録音はその後7 年に及ぶことになるレギュラー・トリオの原点、出発点であるわけです。 そこには、トリオ結成初期ならではの、またはライブならではの、テンポの走りなどもありますが、そうした“生”な感じは正にジャズであり、エキサイトしたパッションの証でもあるというものです。 もちろん、テーマとソロの美しい展開は言うまでもなく、また、『ポートレイト・イン・ジャズ』の中でも超名演とされる“枯葉”におけるブロック・コードを使ったお馴染のイントロ、またシンコペーションを多用して美しくもスリリングなソロを展開する演奏は、これぞ、エヴァンス!と言えましょう。 ジャズ・ピアノ・トリオの粋が詰まった17曲! 【ディスク1】 1 Emily 2 Witchcraft 3 Yesterdays 4 Round Midnight 5 My Funny Valentine 6 California Here I Come 7 Gone With The Wind 8 Alfie 9 Turn Out The Stars 【ディスク2】 1 Yesterdays 2 Emily 3 In A Sentimental Mood 4 Round Midnight 5 Autumn Leaves 6 Someday My Prince Will Come 7 Mother Of Earl 8 Here’s That Rainy Day お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 21, 2012 06:52:16 PM
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