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《NY市場・6月15日の結果》
『DAW平均』;12767.17(+115.26)★ 『ナスダック指数』;2872.80(+36.47) 『S&P 500』;1342.84(+13.74) 《シカゴ日経平均先物》;8610.00(+30.00) 《為替》;1$=¥78.66(-0.72)★ 《WTI原油先物》;$82.80(-1.11) 《GOLD》;$1628.30(+8.70) 【1】 ☆週末15日のニューヨーク株式相場は、世界主要国の中央銀行による金融市場の安定化策への期待感が継続し、続伸した。 優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比115.26ドル高の1万2767.17ドルと、5月11日以来約1カ月ぶりの高値を更新。 ハイテク株中心のナスダック総合指数は同36.47ポイント高の2872.80と続伸した。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比7億3379万株増の15億1109万株。 この日は、欧州中央銀行(ECB)や日銀などが、17日のギリシャ再選挙後に金融市場が混乱した場合には資金を供給する準備があると表明。 各国が協調して対策を講じる姿勢を示したことで、「再選挙の結果がどうなろうと、相場は大きく動揺しないのでは」(大手証券)との見方が広がった。 また、この日発表された米鉱工業生産や製造業関連の経済指標は軒並み悪化したものの、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加金融緩和策への期待感を強める結果となった。 市場では、「ギリシャをめぐるリスクはいったん織り込まれた」(前出の大手証券)との見方が多い。 反緊縮財政派が勝利してユーロ離脱の可能性が高まったとしても、「実際の離脱までには十分に時間がある」と冷静さを取り戻している。 相場の焦点は徐々に欧州から米企業業績にシフトするのではとの指摘も出ていた。 個別銘柄では、マイクロソフトが、企業向けソフトウエア開発のヤマーを買収するとの報道を受けて買われた。 【2】 ■NY株式:ダウは115ドル高、経済指標の予想下振れで追加緩和期待が高まる NYダウ ナスダック 終値 :12767.17 終値 :2872.80 前日比:+115.26 前日比:+36.47 始値 :12652.21 始値 :2839.40 高値 :12774.70 高値 :2874.38 安値 :12651.38 安値 :2837.94 15日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は115.26ドル高の12767.17、ナスダックは36.47ポイント高の2872.80で取引を終了した。 6月NY連銀製造業景気指数や6月ミシガン大学消費者信頼感指数が相次いで予想を下回ったことで、来週のFOMC(連邦公開市場委員会)で追加緩和策が発表されるとの期待感が高まった。 また、週末にギリシャの再選挙を控えて警戒感が高まっているものの、直後にG20首脳会議が予定されており、選挙結果次第では対応策が協議されるとの見方も広がり、終日堅調推移となった。 セクター別では、ソフトウェア・サービスや各種金融が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品が軟調。 ソフトウェア大手のマイクロソフト(MSFT)は来週月曜日にもタブレット端末の発表を行うとの観測で上昇。 電子計測機器のアジレント・テクノロジーズ(A)やソフトウェアのオラクル(ORCL)はアナリストの投資判断引上げを受けて堅調推移となった。 一方で画像エンジンソフトのマイクロビジョン(MVIS)は、増資やワラントによる資金調達を発表して軟調推移。 ギリシャ再選挙に向けて投資家や市場関係者の間でも緊張感が高まりつつある。 ■NY為替:ドル・円は78円76銭、FRBが追加緩和を導入するとの思惑が強まる ドル・円は、78円81銭から78円63銭へ下落し、78円76銭で引けた。 予想を下振れた米経済指標を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が追加緩和を導入するとの思惑が強まった。 ユーロ・ドルは1.2593ドルへ下落後、1.2665ドルまで反発し、1.2664ドルで引けた。 スペイン国債の利回りが上昇し、10年債でドイツ連邦債との格差が過去最大となったことを嫌気して、ユーロ売りが加速、その後、低調な米経済指標を受けたドル売りやギリシャ再選挙を控えたショートカバーに反発した。 ユーロ・円は99円09銭まで下落後、99円73銭へ反発。 ポンド・ドルは1.5512ドルから1.5728ドルへ上昇。 ドル・スイスは0.9538フランまで上昇後、0.9481フランへ反落した。 ■NY原油:続伸で84.03ドル、欧州懸念や新興諸国の需要減少で買い控えが目立つ NY原油は続伸(NYMEX原油7月限終値84.03↑0.12)。通常取引開始前に84.80ドルまで上昇し、11日以来の高値をつけた後は上値の重い動きとなり、プラス圏とマイナス圏を行き来した。 14日午後のロイターによる「各国中銀、ギリシャ選挙後に必要に応じ協調的な流動性供給を行う準備を進めている」との報道が相場を押し上げたが、影響は限定的だった。 高い流動性は原油を含むコモディティにとってプラスだが、週末17日のギリシャ再選挙や来週18-19日のイラン核協議再開、さらに20日の連邦公開市場委員会(FOMC)といったイベントを前に、欧州財政懸念や中国などの新興諸国からの需要減少を背景に、地合いの弱い原油市場では買い控えが目立った。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 7.90ドル +0.24ドル(+3.13%) モルガン・スタンレー(MS) 14.30ドル +0.37ドル(+2.66%) ゴールドマン・サックス(GS)95.66ドル +1.84ドル(+1.96%) インテル(INTC) 27.34ドル +0.36ドル(+1.33%) アップル(AAPL) 574.13ドル +2.60ドル(+0.45%) グーグル(GOOG) 564.51ドル +5.46ドル(+0.98%) フェイスブック(FB) 30.01ドル +1.72ドル(+6.09%) キャタピラー(CAT) 86.93ドル +1.04ドル(+1.21%) アルコア(AA) 8.82ドル +0.17ドル(+1.97%) ウォルマート(WMT) 67.75ドル +0.12ドル(+0.18%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 16, 2012 07:54:07 AM
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