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《NY市場*来週の展望》(4月第4週)
☆今週(4/22-26)も引き続き主要企業の1-3月期決算が相次いで予定されている。 まず、23日のアップルの決算発表が注目される。 アップルは前四半期の決算で成長鈍化が鮮明となったことで年初から25%の下落、昨秋の高値からは40%を越す下落となっており、節目となる400ドルを下回った。 全米最大の通信会社であるベライゾンが先週発表した決算では、1-3月期の携帯電話アクティベーション970万台のうち、720万台がスマートフォン、400万台がiPhoneであったことが明らかとなり、成長ペースはやや鈍化しているものの引き続き高いシェアを維持している。 株価収益率は実績ベースで9倍を割り込んでおり、保有現金・証券を考慮すると5.5倍の水準だ。 新分野での革新的なイノベーションを考慮しなくても、既存のiPhoneとiPadのアップグレード、ドコモやチャイナモバイルなど取り扱いキャリアの拡大、株主還元策の強化など好材料が控えており、今回の決算発表が株価反転のきっかけとなるか注目される。 その他ハイテクでは半導体のテキサス・インスツルメンツ(22日)、クアルコム(24日)、動画ストリーミングのネットフリックス(22日)、オンライン小売最大手のアマゾン・ドット・コム(25日)などの発表が予定されている。 また通信大手スプリント・ネクステルは24日に決算発表を予定しているが、ディッシュネットワークからの買収提案に対する経営陣の反応が焦点となる。 商品相場が軟調推移となる中、建設機械のキャタピラー(22日)や石油のシェブロン(26日)、エンジニアリングのユナイテッド・テクノロジーズ(24日)などの決算発表が予定されている。 中国などの需要低迷が懸念されているものの、19日に発表された1-3月の建機販売統計で多くの地域で売上の落ち込みが緩和しており、各社の見通しに注目が集まりそうだ。 そのほか、ダウ構成銘柄のAT&T(23日)、ボーイング(24日)、プロクター&ギャンブル(24日)、スリーエム(25日)などの決算発表も予定されている。 経済指標関連では1-3月期個人消費(26日)やミシガン大学消費者信頼感指数(26日)などの発表が予定されている。 商品価格の低下を受けてデフレへの懸念が指摘されており、月末に予定されているFOMC(連邦公開市場委員会)にかけて量的緩和の継続や拡大を求める声も高まりそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 21, 2013 08:25:31 AM
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