|
《NY市場*来週の展望》(11月第2週)為替編!
■ドル・円強含み、米国連邦準備理事会(FRB)の12月テーパリング(量的緩和縮小)観測 ドル・円は強含み、97円45銭から98円85銭まで上昇した。 ドル・円は、米国の10月のシカゴ購買部協会景気指数やISM製造業景況指数が予想を上回る好調な数字だったことで、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)開始の可能性が台頭したことで、97円45銭から98円85銭まで上昇した。 10月29-30日の連邦公開市場委員会(FOMC)ではテーパリング(量的緩和縮小)は見送られ、2014年3月以降に先送りされたとの見方が依然として支配的となり上値は限定的だった。 今週の取引レンジは、97円45銭から98円85銭となった。 ■ドル・円上げ渋る展開、米国10月の雇用統計への警戒感 今後のドル・円は、米国10月の雇用統計が悪化するとの警戒感から上げ渋る展開が予想される。 米国の政府機関の一部閉鎖(10月1-16日)を受けて、米国第4・四半期の景気減速懸念が高まっていることで、米国連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和縮小)は来年3月以降に先送りされるとの見方が強まっている。 しかしながら、米国10月の雇用統計が予想通りだった場合は、米国11月の雇用統計の数字次第では、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の可能性が払拭されないことで、ドル・円は下げ渋る展開が予想される。 ■米国10月の雇用統計(8日) 米国10月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+12.5万人(9月+14.8万人)、失業率は7.3%(9月7.2%)と予想されている。 米国10月の雇用統計(調査対象週10月6-12日)は、10月1-16日の米国の政府機関の一部閉鎖を受けて悪化することが懸念されており、ネガティブ・サプライズに警戒する展開となる。 ■中央委員会第3回全体会議(三中全会)(9-12日) 中国の財政・税制改革などが協議される見込みになっており、中国の景気刺激策も期待できることでリスク選好要因となる。 中国人民銀行による金融引締め観測が高まっており、リスク回避の円買い圧力が高まることで、ドル・円の上値は限定的と予想される。 ■欧州・英国の金融政策に要注目(7日) 欧州中央銀行定例理事会では、ディスインフレ懸念が高まっていることで、追加緩和策が高まっており、ユーロ売り・円買い要因となる。 イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会では、利上げ観測が高まっていることで、ポンド買い・円売り要因となる。 ▽主な発表予定は、 6日(水):(米)前週分MBA住宅ローン申請指数、(米)9月景気先行指数、 8日(金):(米)9月コアPCE [予想レンジ] ・ドル・円96円00銭-101円00銭 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 3, 2013 07:43:11 AM
コメント(0) | コメントを書く
[株式投資(IPO、東証、NY市場、CME)] カテゴリの最新記事
|