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テーマ:今日聴いた音楽(75621)
カテゴリ:クラシック;クラシカル・クロスオーバー
☆ケルテスとウィーン・フィルとの永遠の名盤を初SACD化! アナログ録音最盛期のDECCA録音を、本国マスターを使用し最良の形で復刻。 ケルテスが最後に完成できなかった、ウィーン・フィルとの「ハイドン変奏曲」を含む不朽の名盤をSACDハイブリッド盤でリリースいたします。 1973年4月16日、ケルテスはテル・アビブで遊泳中に亡くなったため、録音途中であった「ハイドン変奏曲」が指揮者なしで録音し完成したことは有名な話ですが、これにより交響曲第2番の再録音も叶いませんでした。 '64年の第2番の録音は、ケルテスとウィーン・フィルにとってはDECCAレーベルでの6回目のセッションであり、互いに信頼関係がより深く構築されてきたこともあってか、若干36歳の若手指揮者とウィーン・フィルとの共演とは思えないほどの充実振りです。 その後'72年に全集としての録音を第4番からスタートさせますが、約1年後に45歳で世を去ることになりました。残されたこれらの録音はLP時代からケルテスの代表盤のひとつとして、長く聴かれてきた至高の演奏です。 CD時代になっても比較的早めにキングからリリースされ、その後ユニバーサルからも何度か再発されてきました。 しかしながらなぜかリマスターの頻度は少なく、初期のデジタル化ということもあり、必ずしも本来の音に近い状態で市販されてきたとは言い難い状況でした。 今回、このシリーズの発足にあたり、音質的にも昨今埋もれた名盤を現代に蘇らせるべく、このケルテス盤を取り上げました。 結果として今回のSACD化では、これまでCDでは埋もれていた細かなニュアンスが詳細に聴き取れるようになりました。 DECCAの当時の録音技術は現代の最新の復刻技術にとっても非常に有効で、名盤の真実にさらに深く踏み込んでいけるだけのポテンシャルを有しています。 画期的な音質を体験ください。 当シリーズでは制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスター・テープより高品位でデジタル化した音源を使用し、本国の専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。 リリースでの重要な点は、デジタル化やマスタリングの工程含む復刻のプロセスそのものがここ数年進化してきたということが上げられます。 デジタル技術に関わる機材は常に進歩しており、より高品位で繊細な音源制作が可能となってきました。オリジナルのアナログマスターを今だからこそ、より高音質で楽しむことができます。 このSACD企画において、素晴らしい音でリリースすることが可能となりました。 SACD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。 CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。 尚、このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、解説書には満津岡氏による新規の序文解説を掲載しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 15, 2016 03:15:50 PM
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