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ルゼルの情報日記

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September 8, 2017
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☆ライバル誌「週刊新潮」が電車内などで掲示するために作成する「中づり広告」を、「週刊文春」が公表前に入手していた問題で、文春を発行する文芸春秋(東京都千代田区)の松井清人社長が新潮社(新宿区)に謝罪文を出したことが、関係者への取材で分かった。

A4判1枚で「不適切な取り扱いと指摘されても仕方のない行為であったことを認め、今後このようなことがないよう徹底する」とする内容。
松井社長が5日、新潮社を訪れて手渡したという。

 この問題は新潮が5月25日号で報じて発覚。
文春社員が発売2日前に取次業者「トーハン」(新宿区)本社に行き、中づり広告を借りてコピーしていると指摘し「新潮ポスターをカンニング」などと批判した。

 謝罪文は「長期にわたり借り受けていたことを認め、社としておわびする」としたうえで、広告によって同時期に発売される新潮にも同内容の記事が掲載されることを知りつつ、「(発売前にネット上で文春だけの)独自スクープであるかのごとく速報を流した事例があった」とし、この点も謝罪した。

 文芸春秋は6日、毎日新聞の取材に対し「不適切だったのでおわびした」とのコメントを出した。
しかし「広告を端緒に後追い取材をしたり、原稿を書き換えたりしたことがあったか」との質問には、広報担当者が明確に答えず「(広告入手も含め)取材の一環であり情報戦」とだけ話した。
さらに「法に触れたわけではないので不正ではないが、倫理的には不適切なのでおわびした」と説明した。

 新潮社の酒井逸史(はやと)・週刊新潮担当役員の話 誠実な謝罪文をいただいた。
謝罪を受け入れ、互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、出版ジャーナリズムを盛り上げていく。





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Last updated  September 8, 2017 06:34:26 AM
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