2021/08/01(日)17:33
「倒幕の南朝革命 明治天皇すり替え」加治将一著
知人が本気で、「実は明治天皇はすり替えられているんですよねー」とかしったかぶりを言うので
反論する為?という程でもないけど、「そんなこたぁあるまい」と否定する為読んだようなものだったかも。
でも、予想に反してなかなか興味深かった。
龍馬の「亀山社中」ね。
なんで亀山かは、諸説あるが不明・・・と聞いたような気がするが・・・
なるほど!と膝を打ちたくなってしまった。
南北朝って…確かに歴史で習ったけどもねえ。
今や平和の象徴のような存在であらせられる、戦後からの昭和天皇 上皇陛下 今生天皇。
しかし、一旦日本史を振り返れば、天皇をめぐる血で血を洗う戦いや、暗殺、憎しみや呪いなど・・・
それは綺麗なだけのお話とは違うこと、誰でも知っているのだけどね。
だけど、今の皇室が好き。
平和をずっと維持するための象徴であってほしい。
それはそれとして、本当の日本史を私は知りたいし
もしこの本のような出来事があったとしても、それが真実であるなら、「受け入れがたい」とは、全く思わないのですわ。
不思議な感覚。
それならそれで、いいんじゃない?と。
めっちゃ素直に受け入れられてしまった。
そんないい加減な感想でいいんだろうか。
それに、そもそも日本の皇室の最初の始まりね。
そうじゃないかと、思っていたわ。
日本なんて、あちこちからやってきた人たちの血がまじりあった人が今でも住んでいるのだ。
混じり合うから、優秀なんだろうし。
そうそう、以前から吉田松陰がどうして名前を良く聞くのか、余り理解できなかったんだよね。
NHKの大河で、その謎がわかるのかと楽しみに観てたけど、結果「なにした人???」という印象だった。
どうもはっきりしない。
その謎も、もしこの通りなら納得できる。
そこに一番真実味を感じました!
本の中で「そこ、もうちょっと詳しく読みたい」って思うと必ず著者の別の本を薦めてくる。。。
そういうとこ、ちょっとイラっとしたけど、でも面白い一冊でした!!
それに、文章が読みやすくてさらっと読めたのも良かったです。
内容が面白そうでも、文章がすら~っと頭に入って来ないと挫折すること結構あるんで、助かりました。
倒幕の南朝革命 明治天皇すり替え ヴィジュアル増補版 幕末 維新の暗号 [ 加治 将一 ]