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両国さくらのファッション・イン・ファッション(Fashion in Fashion)

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2005年11月12日
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カテゴリ:IT活用
藤原ヒロシ氏、SOPH.の清永浩文氏、VISVIMの中村ヒロキ氏によるWeb Magazine「ハニカム」を、今日初めてじっくりと見た。スタートしたのはもう少し前らしいのだが、先月末からブログも始まり、本格的な内容にリニューアルしたそうだ。

同サイトには、「リンクフリーだが、事前に連絡してもらいたい」趣旨のことが書かれてあるので。面倒だから(笑)URLのみご紹介しておきます。お手数だが、ご覧になりたい方はご自身でURLを打ち込んでチョ。

◆honeyee.com | Web Magazine 「ハニカム」
http://www.honeyee.com

「女オタク」を自称するさくら的には、情報のレベルが高く、非常に面白いコンテンツだな、と思って拝見したのだが、ちょっと気になるのはネット上での同サイトへの反応なんだよね。

Googleにいろいろなキーワードを入れて検索してみたのだが、一般の人のブログでの紹介やら反応が、非常に少ない。もちろん、「楽しみです」というコメントも幾つかあるにはあったのだが。それと、藤原氏を始め、複数の著名人で立ち上げられたブログへのトラックバックも皆無、という状況だ。

「ハニカム」のブログは、トラックバックのみ受け付ける体裁にしてあり、commentやBBSの欄はない。知名度が高い方々だけに、コメントスパムの問題や、ネガティブなコメントへの対処法、返事を書くのが困難であることなど、いろいろ熟考された上でのことだろうから、それは止むを得ないとは思うが、しかし、トラバが全然かかってないっていうのには、ちょっと驚いた。

ブログの存在がまだまだ知られていない、ということもあるのだろうが、それだけではなく、このブログ、恐らく、大多数の方々には敷居の高い雰囲気なんだろうね。

「ハニカム」のサイト上ではっきり宣言してある通り、同サイトのターゲットは「都市部に生活する30~40代の生活者」であり、記事の内容を見る限りその軸はブレていないと思う。

ただ、清永氏、中村氏はさておき、同サイトの主宰者の中で最も知名度が高いと思われる藤原氏のファン層を分析すると、「藤原ブランド」のポジショニングが、今非常に微妙な位置にあって、どっちつかずな状況にある、だからサイトにガンガン集客できていないのではないか、ということが見えてくる。

1990年代後半に裏原宿ブームに熱中していた当時の高校生、大学生達は、それから7~8年の年月を経て、20代後半から30歳前後に差し掛かっている。もちろん、昔と変わらず裏原系のブランドを愛している人達もいるだろうが、ある者はサラリーマンになり、ライフスタイルが変化し、忙しさもあってカジュアルを時間をかけて買いあさる日々からは遠のいているはずだ。

また、自由業、フリーター系の職種の中の勝ち組層は、ファッションに相変わらずお金をかけられるが、そうでない者は古着や安い服中心、東京の都心まで出掛けることはなく地元中心での買い回り、という生活に落ち着いてきていると思う。

要するに、顧客の年齢がアップし、それに伴って、藤原氏も、顧客ターゲットの年齢層を上げざるを得ない状況になってきている、ということだ。

むろん、一般のアパレルさんの方法論と同じで、「ブランドの顧客ターゲットは常にヤングとし、顧客と共にブランドが年をとらないようにする」という方法論も考えられなくはない。だが、「Head Porter」とは違って、「藤原ブランド」は一種のタレントに近い。外見も年をとっていく訳だし、ご自身もいつまでもヤングの相手だけでは物足りなくなってきている、というところもあるだろうから、やはり、ターゲットの年齢は上方修正するしかないだろう。

次に、今の30~40代の男性のライフスタイルがどうなっているかを考えると、ばくっと言って以下のように分類できるではないか。

・忙しい、もしくはお金がないのでファッションにあまり関心がない、お金がかけられない・・・たぶんこの層が7~8割
・リッチゴージャス、派手好き、『LEON』系・・・1割
・建築、アート、ガジェット好きのカタカナ職業、クリエイティブ系・・・1割

あまりにも大雑把なので、メンズのご専門家の皆様には叱られそうですが(笑)、注目して頂きたいのは、どちらかというとお金持ちでファッションにお金をかけることができる層の中にも2タイプがあって、『LEON』系オヤジには、たぶん藤原氏はウケないし、藤原氏のこれまでの生き様からしても、ここに媚を売る、という路線は考えにくい、ということになる。

そうなると、やはり、カタカナ職業、クリエイティブ系狙いにならざるを得ない、という結論に達するのだが・・・。

藤原氏のこれまでのファンは、正直、こういうインテリジェンスの高い層よりも、本当はそんなにはお金のない層の方が圧倒的に多かったのではないかと私は思うのだ。もしくは、本当にモノへの拘りがあるのではなく、「雑誌で見たから」とか「ブランドだから買う」とかいう、ミーハーなフォロワー達だ。

サイトの情報提供の部分では、カタカナ職業、クリエイティブ系に受けるようなレベルの高いコンテンツを打ち出しておきながら、物販の部分になると、これが急にまた、昔の客層向きにクルリと後ろを向いちゃっているんですよね(笑)。

この点を、一部のブロガーは鋭く見抜いていますよ。確かに、藤原氏の稼ぎが大きい、ということに対する一種のねたみもあるとは思うのだが、「商業色が強いサイトだ」というコメント、あるいは、藤原氏が最近推奨しておられる画家のゲルハルト・リヒターについても、リヒター氏の従来のファンから「ああいう人にリヒターのことを語ってもらいたくない」云々言われたりとか・・・。

私は、藤原氏が日本のヤングファッションやカルチャーに対して与えている
プラスの影響というものは、高く評価している。リヒター氏のことだって、金沢21世紀美術館のキュレーター、長谷川祐子さんの力もあるが、藤原氏が商業系メディアで取り上げなければ認知度は高まらなかったと思う。一生懸命頑張った人がしっかり収入を得ていることへのねたみというものも、気持ちはわからないではないが、筋違いなのではないかと思うし。

ただ、今同氏が置かれているポジションが非常に微妙なところに来ておられるのではないかと思うので、僭越ながら敢えて書かせて頂くことにしたのだが・・・。

「ハニカム」のサイトに企業さんの広告のバナーを貼っておられることは、正しい戦略だと思う。何らかの形で資金を得られる仕組みを構築しておかなければ、ビジネスとしてのホームページ、ブログは続かないし、あれだけのクオリティは維持できないだろう。

問題は、物販の内容にあるのではないか。藤原氏は、依然としてアメリカ発のアメカジ、ヒップホップの流れを汲むファッションスタイルをアピールし、そういうクリエーターとのコラボを続けているが、このサイトで狙うべき新たなターゲットは、ネクタイ着用、グレーや紺のテーラードスーツは着ないまでも、あまりスニーカーを履いては職場には赴かない層だと思うのだ。

靴はワラビーだったりタッセル付きのスリッポンシューズで、アンコン型のスーツの下には、マオカラーのシャツだったり、「コム・デ・ギャルソン シャツ」のようなちょっと雰囲気のあるシャツを着ていたりするような気がする。

ボトムスはジーンズやチノも有り、だが、ジャケット、そしてデザイン性は高いが、ドレスシャツから派生したシャツ、といったアイテムを通販では打ち出すべきではなかろうか。

そういうアイテムの中に、従来から藤原氏が蓄積してこられたカジュアルのエッセンスを落とし込んでいけば、これまでにない、非常に面白いスタイルが生まれるのではないかという気がする。

まあ、最後のところは、ご自身がやりたいことを楽しんでやられるのが一番だとは思いますが。人気が落ちたとしても、やりたいことがやれるのならば幸せだろうから(笑)。すみません、売れっ子の方に向かって、相当生意気なエントリでした。



PS.ついでにご紹介しておきたいが、LOWERCASE代表で、「ビームス」さんのクリエイティブ・ディレクターを務めておられる梶原由景氏のブログ「LOWERCASEblog」を、この間ネットサーフフィンしていて発見した。

このブログは、非常に読み応えがあります。それと、コメントもトラックバックも一切受け付けず、言い切り御免、にしておられる潔さも評価できる。

ご自身が有名人である、という自覚と、それだけのハイレベルなコンテンツを打ち出せる、という自信の程を伺わせる。

あっち側(IT業界側)に行かれたら、とたんに激烈な競争にさらされるのは目に見えていると思うのだが、「ファッション業界内のIT達人」という際をついたポジショニングが○、でしょう。

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最終更新日  2005年11月14日 22時10分35秒

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