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ところで、この話は直ちに『漁師』グループのインドネシア人側“総帥” のもとへ届く。 外国人であるボスやマネージャー陣よりも早く、この人に届くのだ。 彼は『漁師』の前身『ゴア2001』にあった“寿司バー”から ボス佐言と供に働いている最古参で、 200人近い『漁師』グループの全ての人々から尊敬され、恐れられている人物…。 彼の言葉は絶対なのだ! (ウブド店の古株のスタッフは、彼と一緒に働いたことがある。 当時の話を聞くとそりゃあ凄い迫力だ。 彼がご飯の炊き具合を見て一言。 「おい!米!」と言っただけで泣き出してしまった人もいる程だ。 ちなみにその時泣いた人は今、ウブド店のチーフコックである。) 私なぞ、彼の『男気&情に流されない冷静な判断』にほれ込み、 すっかり彼の大ファンである♪(未だ怖いところを見ていないせいか?) 彼に会うと嬉しくなって、ニタニタと笑いながら手を振ってしまう。 パタパタパタ♪ 好みは色々あるだろうが、私は彼が「漁師」で一番いい男だと思う! (あ、これはどうでもいい事でしたね♪) それはさておき、次の日の昼間、彼によるスタッフへの事情聴取。 そして店がある村の村長さんのもとへ事情説明と自警団の保護を求めにいく。 (ウブドの中には細かく分けられた幾つもの村があるのだ) 一度“総帥”は家に帰り、夜になってから彼の村より、 若くて腕っ節の強い奴を7名とバリ州警察の上層部のおじ様 を連れてウブド店に遣って来た! (おじ様は同じ村に住んでいるらしい。清げで穏やかそうないい人だった) 警察官以外、みんなバリの正装(村のお祭りがあったらしい)のうえ『喧嘩支度』 。 若いのはチェーンやら棍棒をフリフリ、手をポキポキ鳴らしている。ひゃー! 私はその姿を見ただけでこれから起こることへの恐怖か、右手が震える。 心臓、バクバクだ。 \(◎o◎)/! 再度事情説明をしながら2時間ほど待ったが、酔っ払い旦那は現れない。 (正気になって止めたのか?) そこで、県警察であるウブドの警察署へ、バリ州警察(県警よりもっと上)の おじ様を伴って、速やかに酔っ払い旦那を“ブラックリスト”に載せるべく彼らは出掛けていった…。(被害届けか?) こうしておけば、どこの村でうちのスタッフが襲われても(報復されても)、警察が彼を捕まえられるそうだ。 バリではどんなコネクションがあるか、と言うことがとても大事みたいだ。 そのチカラ関係は色々な場所で生きてくる。 州警察のおじ様の出馬のお陰で、あっと言う間に警察が動き出した…。 どれだけ正しくても、そのコネクションがなければ泣き寝入りも珍しくない。 それどころか『カモ』にされてしまったりもする、悲しい現実…。 日本ならここまで露骨じゃないよね。 日本人的には、びっくりするような事が沢山あるのダ。 さあ、明日は最終回でございます。 あと一日お付き合いくださいませませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月26日 16時18分23秒
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