りゅうりゅうの北欧滞在記

[旅行のこと～ヨーロッパ編] カテゴリの記事

全69件 (69件中 1-50件目)

1 2 >

• 

  旅の思い出って。　（スウェーデン生活最後の旅日記）

  正直なところ、旅の記録を書くのはとても苦手です～。旅行記といってもただ時間を追って写真を並べ、「ここは楽しかった」「あそこはキレイだった」とお決まりの感想をコメントする程度のセンスしか持ち合わせていない私。それでも今まで家族で行った色々な場所を、自分たちの記憶にとどめておくために、情報を整理するために、ブログで書き綴ってきたんです。。。そしてこれがスウェーデン生活最後の旅行の最終日の日記だ～っ！今日の写真はこの二枚。　　ケンカして気まずい気分で食べたケーキたち旅の最終日は、ヨーテボリの市内にある北欧最大のアンティークショップ「Antikhallarna」で目の保養。　そして写真はその後に立ち寄ったカフェです。ケンカしても、やっぱ食べるんです。　しかも写真まで撮ってるし・・・ブログには、やっぱり楽しかった事ばかり書いてしまうけどその実、旅の数だけケンカもある 。 しかも大した原因じゃなかったりする・・・楽しい思い出ばかりじゃないんですよね。みんなもそう？？マヨルカ島の洞窟の中で。バルセロナのホテルで。厳寒のストックホルムの路上で。東ドイツの遊園地で。ミラノのブティックで。アルザスのワイン畑で。トスカーナの山奥のホテルで。フィレンツェの灼熱地獄の街角で。ピサの斜塔を背にして。ベネツィアのレストランで。ジュネーブ、レマン湖のほとりで。アルプス山脈の入り口で。ミュンヘンの駐車場で。プラハ城の入り口で。ポンペイの遺跡の中で。ナポリの教会で。ノルウェー、フィヨルドの山奥で。シチリアのビーチで。デンマーク中のあちこちで。スウェーデン中のあちこちで。そして今回ヨーテボリ、もうすぐ日本に帰国する私たち最後の旅も、やっぱり最後はケンカになったというワケです・・・。でも。楽しい思い出と苦い思い出を作った私たちの旅の企画・手配、そして運転・撮影まで一手に引き受け続けてくれたたのぞうさんに心から感謝さて、今度は地球のどこでケンカしようかね～？？？おわり。

  December 5, 2006

• 

  スウェーデン最後のアクアリウム in ヨーテボリはただのアクアリウムじゃない！

  スウェーデン生活最後の旅の最終目的地、Goteborg（ヨーテボリ）。ここにある、「Universeum」というアクアリウムで、私たち家族は今までにない体験をする事が出来たのです・・・アクアリムに特別の思い入れのあるたのぞうさんの日記を是非見てみて～これが水槽！？　スウェーデンの山から流れる水の行方を流れに沿って、湖から海へ。　これを再現しているのです。何だここは？？と恐る恐る入ってみた小さな実験コーナー。さまざまな形の板を水に浮かべて走らせる水の抵抗の実験。山から流れてきた水が最後に行く付く先は、北の冷たい海。ここでは、サメの一群が大きな大きな水槽を悠々と泳ぎ回っています。　間近でその迫力ある泳ぎと恐ろしい顔に圧倒されてしまいました・・・面白いのは、ジャングルコーナー。　これも同じように、ジャングルから熱帯雨林のラグーンまで降りて行きながら楽しい展示がいっぱいありました。　そしてそして、水族館を楽しんだあとはエクスプローラーゾーンへ。　アスレチックジムのようなプレイコーナー、超ハイテクの体感コーナー、そしてさまざまな車に乗って、実際のスピードやクラッシュの体感まで出来る！りゅうりゅうがハマったスウェーデン警察のパトカー。　中の装備は実際のパトカーのものそのままのようで、電源オンにすると無線やサイレンなどを操作する事が出来るのだ！　「追跡ごっこ」や「逮捕（りゅうりゅうは“タイフォー”と発音する）ごっこ」ですっかり“なりきり”です。ボルボの大型トラック、これも中の装備はそのまま、３メートル先にいる子供と衝突するというシュミレーションを体験それにしても大型トラックって本当に大きいのにびっくり！いろんなスイッチやボタンがついている乗り物に、赤ちゃんも興味深々です水族館、熱帯のジャングル、そしてハイテクアスレチックや乗り物コーナーなど、本気で回ったら一日じゃ楽しみきれない「Universeum」　ヨーテボリを訪れる事があったら絶対行って欲しい場所です！ 最後のホテル。　ヨーテボリ近くの高速インターのそばの「Best Western Hotel」。どの町でも見かけるこの大きなホテルチェーンは、リーズナブルでコンパクトながらも痒いところに手が届く設備、子連れファミリーでも気兼ねなくくつろげるおすすめホテル。三泊四日、スウェーデン最後の旅。　ここに住んでいる間、本当にいろんな所に行って、いろんな所に泊まったな～。　でもこのBest Westernにはあらゆる所でお世話になりました♪　

  December 4, 2006

• 

  スウェーデン最後の家族旅行二日目～Skarhamnへ

  一夜明けて、昨夜のゴージャスな晩餐をとったダイニングで、朝食。　スウェーデンらしいクリスマスのデコレーションと暖かい暖炉のあるステキなサロンですが、目新しいものを次々と物色して回る赤ちゃんから目が離せない！窓辺のグリーンにもクリスマスらしいアレンジが。　このナチュラルなグリーンと赤く塗った茎ものの組み合わせはこちらの花屋でもよくみかけるアレンジです。お城ホテルの庭の風景、寒いけれど、でも本格的な冬はまだまだです。こういう、昔領主の館として建てられ、その後ホテルやレストランなどに改造されたものを「マナーハウス」と呼ぶのだそうです。　先日のデンマーク、フュン島のマナーハウスといい、ヨーロッパの貴族の館というのは本当に豪華だったんだな～とつくづく感じます。。。これは馬？　スウェーデンの幸せを呼ぶ馬といわれる「ダーラナホース」でしょうか？？？　ナチュラルな木の実だけのクリスマスリースお庭を散歩した後、昼前に次の目的地へと出発です。　たのぞうさんの赤のアウディちゃん、ヨーロッパ各地をいったいどれだけ走り回った事でしょう・・・　この車での旅ももうすぐ終わるんだと思うと、ちょっと寂しいです・・・さて、ここからもう少しオスロに向かって対岸の小島「Skarhamn（スカルハム＝スウェーデン語では"フューラハム"と読みます）」へ向かいますこのブログを読んで下さっている「ちび子」さん、出張でよくスウェーデンに来るという彼女から教えてもらったとっておきのスポットなのです。　そのちび子さんが以前訪れたという水彩画美術館を目指します。　個人的に、油絵よりも親しみやすい気がして水彩画の方が好き。そしてちび子さんの「ここに住もうかと思ったくらいきれいな景色」というのを聞いて、本当にこの美術館に行くためだけの旅行でいいと思ったくらいです。　ここのカフェがまた、素敵でした♪　海を見渡せるガラス張りの広々としたカフェには、日曜日の遅いランチタイムをゆっくりと過ごす人たちが静かに食事をしています。そうそう、スウェーデンのカフェやレストランでいつも思うのは、彼らは非常に静かだという事。　しかし決して黙々と食事をしているわけではないのです。　テーブルを囲んで非常に親しげに相手と「話し込んでいる」という印象があります。　一番気に入ったのは、「Fiskebruk」という絵を描いたLARS LERINというスウェーデン人画家の絵なんというか、間近で見るとすごいリアル。　珍しく（？）たのぞうさんとも意見が一致して早速彼の画集を買ったのでした。　決して陰気臭くはないのだけれど、暗い色使い、スウェーデンの風景画や、生活観のある人物画が多かったのだけれど、「寒くて暗い」北欧のイメージがすごく伝わってくるのです。そのほかにも、北欧出身の水彩画家の作品が並んでいます。しかし展示作品はそれほど多くないので、あっという間に見終わってしまいます。その気軽さも気に入りました。　（ついでに入場料も無料！）ほとんどお客さんもいなかったので、子供連れでも気にせずにブラブラ絵を見たり、ロビーで画集を見たり、半日過ごしてしまいました。子供が水彩画に挑戦できるアトリエもありましたが、今日は残念ながらお休みでした、、、しばらくして、またまたカフェでお茶・・・もう見るからにおいしそうなクリームブリュレやチーズケーキのアイス添えなどを食べて今日はもうおなかいっぱいです。夕方日も暮れてあたりも真っ暗になったのでそろそろ出ます今日は、橋の入り口に建っていたホテルにでも泊まろうか？？？という事になり、またしても突撃チェックインです。　もちろん季節外れのリゾートホテルでは、すぐに部屋を案内してもらえました♪ガソリンスタンドで買ったサンドイッチとビール、りゅうりゅうにはホットドックで簡単な夕食を部屋でとり、今日はおしまい。明日はヨーテボリの町を訪ねてみます♪

  December 3, 2006

• 

  「最後の記念に・・・」

  クリスマスまであと少し。そして私たちのスウェーデンでの生活ももうすぐ終わりとなりました。「最後の家族旅行をしよう！」私たちの大好きなイタリア、行った事のない東欧の国、、、、色々とアイデアが出たけれど、やっぱり最後はスウェーデン国内にする事に。あまり細かい予定を決めず、気ままなドライブ旅行です。目指すは、スウェーデン第二の都市、ヨーテボリ（Goteborg）。午後２時をまわり、この季節ではもうそろそろ日暮れという時間になってようやく出発。小雨の降る中、いつものようにものすごい量の荷物を積み込んでひたすら北へ車を飛ばします。今日の目的地はヨーテボリからさらに４０キロ北上したところにあるＴｈｏｒｓｋｏｇ’ｓ　Ｍａｎｏｒ　Ｈｏｕｓｅというお城ホテル。今夜はここで、ユールボード（Julbord :クリスマスディナー）を堪能する計画なのです。出発から３時間、既に日もとっぷりと暮れてしまいました。ヨーテボリからさらに４０キロ、真っ暗な山道を走り抜けると、美しいお城のライティングが見えてきました。真っ暗な山の中の一軒家（城？）、しかしホテルの入り口には車が寄せられ、ドレスアップした人たちがユールボードに出かけてきたようです。長距離ドライブで、ヨレヨレの格好をした私たち家族ご一行ちょっと場違いなカンジで一瞬ひいてしまいましたが、もちろんホテルの人は親切に出迎えてくれました。今回、「最後の記念に・・・」という事で思い切ってスイートルームを予約した（小市民的発想で）私たち。　（あくまで家族の中で私１人だけの強い希望だったのですが）天蓋付きのステキなベッド、そしてクラシックなバスタブのついた広々としたバスルーム！とにかく部屋の広さに圧倒！　（もちろんお値段にも圧倒！）しかし人間、あんまりだだっ広い部屋って落ち着かないモンです・・・　それこそ小市民的発想ですね。夜７時。　ダイニングルームへ出かけます。ソワレやタキシードなど正装に身を包んだお客も結構いて、わりと軽装でしかも赤ちゃん連れで正餐に挑んだわたしたち、随分チャレンジャーだったなと、今更ながら思います・・・ それもこれも、「最後の記念だから」で、家族のみんなに無理をさせてしまいました。ある意味、長い長いディナータイムでしたが、それはそれで置いておいて、とにかくお料理のステキだった事まずはスウェーデンのクリスマスビールで乾杯前菜はスウェーデンの伝統的な料理が美しく盛り付けられていました蟹爪とサフランのスープここで、突然コーラスグループ登場！一見、町のおじさんおばさんの素人軍団のようですが、歌声は素晴らしかったです思わず神妙に聞き入るりゅうりゅうメインはシカの肉のステーキ、濃厚な赤ワインのソースが美味♪ダイニングルームの入り口のサロンでは、大きなツリーと、デザートが食事をしに来ていた家族が連れている子供たち、みんなこのキャンディやチョコの並ぶテーブルの周りをうろうろ、一口、二口と、つまんでは口に入れ、またつまんでは口に入れ・・・　もちろんりゅうりゅうも、例外ではありません。この時期には欠かせないクッキーハウス２時間半の長い長いフルコースディナー、正直言って、疲れました「最後の記念に」という私のたっての願いをかなえてくれたたのぞうさんに感謝頑張ってお行儀よくしていてくれたりゅうりゅう、長い時間大人に付き合ってくれた赤ちゃんもにも感謝おかげで、「最後の記念に」ステキな思い出が作れました♪

  December 2, 2006

• 

  デンマーク　フュン島めぐり最終日～オーデンセにて

  昨夜フュン島南端のトシンゲ島を後にして夕方たどりついたのは、たのぞうさんがよく釣りに遠征に来ていたAssens（アッセンズ）という西端の町。さて、Assensで泊まる予定だったホテル、予約した際に手違いがあり、なんとラッキーにも、一軒家のバケーションハウス（Ferieby）に泊まる事になりました。ホテル本館から少し離れた海の反対側にあります。　それなりに人は泊まっているようなのですが、なんせ日の暮れるのも早いこの頃は、夕方になって灯りのひとつもないところで妙に寂しげにたたずむこのバケーションハウス。　しかし中に入れば吹き抜けガラス張りのバスルームに大きなジャクージ、広々としたキッチン＆リビングは、まさに自宅のように全ての生活必需品＋オーディオ設備も整っていて、夏場、ヨーロッパ人のように家族で一箇所に長期滞在するようなバカンスにこういうバケーションハウスはもってこいだろうな～早朝から雨風の激しい中を、釣りに出かけたたのぞうの帰還を待ってそのＡｓｓｅｎｓを後にしました。旅の最終目的地（？）。　デンマーク第三の都市で、フュン島を代表する町でもある「オーデンセ」に向かいます。オーデンセといえば、H.C.アンデルセン。　「みにくいあひるの子」「人魚姫」などで有名な童話作家です。　去年、アンデルセン生誕200周年を迎えてまだまだデンマーク中がアンデルセンにちなんだイベントなどで大盛り上がりです。オーデンセの町をあげての観光名所であるアンデルセンの家に立ち寄ってみました。「マッチ売りの少女」「人魚姫」「親指姫」・・・　小さい頃に読んだ物語でしか知らなかったアンデルセンという人物、このアンデルセン博物館を訪れて何より驚いたのは、展示されていた左右対称の精巧な切り絵の作品の素晴らしい事！アンデルセンは実は切り絵作家としても有名だったのですね～。大人が見ても、なんだかワクワクしてしまいます。世界中の言葉で訳されているアンデルセンの本、日本語の本がもちろん沢山あります。アンデルセンHUSの次に向かったのは、デンマーク鉄道博物館。DSB（デンマーク国鉄）が運営するこの博物館は、あまりメジャーな観光スポットではないらしく、日本のガイドブックなどには出ていないのですが、本物の機関車や昔の客車、食堂車などの本物の車両などが展示してあって、楽しい！これはなんと巨大な木製の雪かき器！　機関車の前につけて雪かきをしながら走るのですね。女性専用車両「サルーン」。　パリ～コペンハーゲンを走っていた「Nord Express」　食堂車では、フルコースの食事まで用意されていたそうです。　それにしても、当時の様子を再現した蝋人形さんたちは、正直かなりブキミ・・・！デンマーク王室のロイヤスサルーン車両！　こちらは1900年からのクリスチャンIXのキャリッジだそう。　ちゃんと王家の紋章のついた各王室の専用車両がありましたが、中はみな豪華でまさに「ホイールの上の宮殿」！夏場はミニ機関車が館庭の周りをぐるっと走っていて子供たちを乗せて走るらしいのですが、夏場の天気の良い日だけという事で今日は乗れずに残念！でも、さすがデンマーク。　カフェの横にちゃんとLEGOブロックのプレイエリアがあり、りゅうりゅうはこっち本命で遊んでいました。ちっちゃな鉄道博物館でしたが、100～200年前のデンマークにかなりタイムトリップできた私たち。　ここで私たちのフュン島めぐりの旅は終わりです。

  November 5, 2006

• 

  デンマーク　ヴァルデマー城で見たもの

   ここは、お城のお庭・・・ 夕べ泊まったトシンゲ島の東岸にあるValdemars Slot （ヴァルデマー城）。1644年にクリスチャン4世が建てた、個人所有としてはデンマーク最大のお城だそうで、森、林、池、これが全部私有地？？とびっくりするほど広い！！！シーズンオフでカフェや併設のToy Museum（おもちゃの博物館）などはやってませんでしたが、天気が良かった事を幸いにお庭を散歩しているだけで裕に１時間は経ってしまいます。海岸でキレイな石（Diamond＝ダイメンドだ～！と本人談）、お庭で木の実、なんでも拾って集めるりゅうりゅう。お散歩をしていると遠くの森から、時折バンバンッという音が聞こえてきていました。「ハンティングかな？」と言っていると・・・ちょうど城主が沢山のお連れと伴に、狩りを終えてお城に戻ってきた所に出くわしたのですキャー！　ホンモノの貴族だよねー？？　始めて見るわ～っ！　と、ミーハー根性丸出しで一団に近づいてゆく怪しい一家・・・城主のご到着をお城の料理番らしき人が出迎えていました。時刻はちょうどお昼。　午前中のハンティングを終えて、仲間とともにお食事なのでしょうか？後からお城の脇手ににトラックを止めた従事の人らしき人に、トラックの荷台に散乱する薬きょうを見せてもらうたのぞうさん、「これ、もらってもいいですか？」と聞くと、どうぞどうぞと気前よい返事。　空だとわかっていても、なんとなくコワくて手が出せないワタシ、でもりゅうりゅうはやっぱり男の子、パパと２人で色んな色をもらって大喜び！もらったはいいけど、いったい何に使うんだ？その従事らしき人が、裏庭で今日の成果を見せてくれました。銃声は、「キジ」を撃っていた音。　オスとメスに分けられ、キレイに並べらています。オスのキジの長くて美しい羽をりゅうりゅうにプレゼントしてくれました。「キジは脂肪分が少なくて美味しい。　明日のディナー用だよ」と笑っていましたが、こういう場面を見れた事は、子供にとってもとても貴重な経験だったと思います。食べ物は、自動的にお皿に乗ってテーブルに置かれるワケではないのですよね。　こうやって生き物の命をいただき、それを一生懸命美味しく料理する人がいて始めて食卓にのぼってくるんです。りゅうりゅうは、いたって厳粛にその光景を見ていたように思います。　でも、やっぱり「触ってみたい！」この好奇心の方が勝っていたかな？　とても貴重な光景を見て、車に乗り込んだワタシたちは、お城の森の間を走り出します。　すると・・・シカです。　道路の反対側の森をめざして、ずんずんと走り寄ってきました。「息を止めて見つめた」というのは、まさにこの瞬間の事でしょう。車の中でじっと息を止めて、シカを見つめる私たち。　（そして夢中でシャッターを切るたのぞうさん）　なんだか胸がドキドキしてしまいました。シカは悠々とワタシたちの車の前を横断し、走り去っていきました。美しい景色とお城、そして偶然見た、キジ狩りの様子や野生のシカ。　今日一日、なんだか夢でも見ていたような、ふしぎな光景というか、現実から随分遠いところにいたような気がします・・・。フュン島めぐりたのぞう編もよろしく～

  November 4, 2006

• 

  “デンマークの庭園”　フュン島へ

   週末にかけて３泊の予定で、デンマークのFyn（フュン島）にやってきました。マルモから首都コペンハーゲンのあるシェラン島まで、オアスン橋を渡って30分。　そのシェラン島をひたすら横断して、もうひとつ橋を渡り、約２時間でたどりついたこの小さな島は、デンマークを代表する作家H.C.アンデルセンが、"デンマークの庭園"と呼んだそうですが、まさに「庭園」のような美しい自然！　先日の寒波で降った雪の名残りの残るシェラン島を高速道路で抜けてフュン島に入った瞬間、先ほどのうっすら雪景色が嘘のようなすがすがしい海景色そして紅葉！広葉樹林の中を走りぬけ、古いお城や萱葺き屋根の古い一軒家が点在する緑が一面に広がっています。今回の旅、当初はママの希望でアンデルセンの生まれた町オーデンセへ行く事になっていました。　しかし、デンマーク人であるセバスチャンのパパがオーデンセ郊外のおすすめのKro（＝旅籠。　宿泊のできる一軒屋レストラン）などを教えてくれ、またこの島にたびたび釣りに来ているたのぞうさんの釣りスポットをクロスオーバーさせたフュン島巡りとなりました。最初に向かうのは、オーデンセ北東の端に位置する「Karteminde」という町。一見川に見えますが、これは「フィヨルド」なのです。すてきなレストランのあるKroと、目の前で釣りの出来る海があるよ！とセバパパの一押しだった町。　残念ながら予約がいっぱいで泊まれませんでしたが、小さな町中から水辺を散歩しながら、フィヨルドの岸辺（？）に張り出しているサンルームのあるカフェで遅い昼食です。平日の午後、お客さんもほとんどいません。　でもおかげで素敵な景色と美味しいランチをのんびり楽しむ事ができました。フィッシュケーキ（お魚ハンバーグ）、黒パン、カレーマヨネーズ味のサラダスモークサーモンのサンドイッチそして、タラのフィッシュタルト　カフェを出て、今度はフュン島最南端Svenborgへ向かいます。ただただ、道すがら、果てしなく続く緑のゆるい丘に、低い雲。　何でもない光景だったんだけど、思わず車を止めてしまいましたきっとこの木々の先には、小さな町か、それとも大邸宅の門が構えていることでしょう・・・デンマークの古い家は、「かやぶき」なのです。　コペンハーゲンのような都会ではあまり見る事が出来ませんが、ちょっと郊外に出ると、可愛らしい萱葺き屋根の一軒家がよく建っていて、のどかな景色によくマッチしています。この柱と壁のコントラストがすごく可愛い！Svenborgの町から橋を渡って、さらに南の小島「Troense」という町に今夜の宿がありました。その名も“Hotel Troense” 。古い建物ながら客室は改装されていてとても広くてきれいなホテルです。あたりも薄暗くなってきましたこれというお店や建物もなくひっそり静まりかえった町なのに、ホテルのレストランにはどこからともなく、一組、二組と、お客さんが入ってきます。そして今日も果敢に子連れディナーに挑戦する私たちロブスター（ザリガニ？）のスープシャンピニオン（マッシュルーム）のポタージュりゅうりゅうには子供用のカツレツ（ウィンナーシュニッツェル）子供用に見えない量・・・子供用に見えない量のメインに付け合せの茹でポテト美味しいけどこんな馬のような量絶対食べ切れませんから～！豪快な丸揚げはデンマークで有名な料理らしい。　普通は塩＋レモンで食べるようですが、ここではキノコのソースがかかっていて、日本のあんかけ野菜ソースのような感じ！？日本では食べたことのなかった鹿肉も、スウェーデンに来てからはすっかり慣れて、メニューにあれば必ず食べるようになりました。　普通は濃厚な赤ワインソースに付け合わせはマッシュポテトなどが多いのですが、ここでは色とりどりの野菜とキッシュ！！！　ソースは野菜にも合うバルサミコを使った軽めのソースでしたが、例によってつけあわせの芋やらパンやら（どこで食べてもこの２つはすっごく美味しい！）をつまみにワインを飲んでいるうちに、メインが来た頃にはすっかりお腹がいっぱいになってしまっているのですーーーー比較的薄味な塩加減と見た目の美しさ。料理は絶対にスウェーデンよりデンマークの方が洗練されていると思う！！！スウェーデンのお料理にも素朴な良さがありますが、なんせしょっぱいんです、、、 こういう雰囲気のあるレストランでお行儀よく、しかもお皿が順番に運ばれてくるようなレストランで長時間お行儀座っていなければならないのは子供にはたいそう窮屈で退屈な事だと思いますが、一足先に食事が終わると、りゅうりゅうは持ってきたぬりえや、迷路やアルファベットや足し算などの本を広げてお絵かきタイムです。　デンマークの田舎ってホントにステキ明日が楽しみ～～～Fyu島めぐり、たのぞう編もよろしく！

  November 3, 2006

• 

  ベルギー旅行～ブリュッセル

   今回の旅行は残念ながらずっとすっきりしない天気最終日の今日はついにザァザァ土砂降りに遭遇グラン・プラスをお散歩しつつ、あれこれ買って帰るぞ～とひそかに楽しみにしていたチョコレート屋さんめぐりなどしていると、しとしと降ったりやんだりの小雨が、突然バケツをひっくり返したような大雨に！！！！！沢山の観光客も、一斉に雨宿りのために散り散りとなり、突如閑散としてしまった広場きっと、あまり見ることの出来ない光景だよな～しばらくすると、雨雲が消えて青空が見えてきました雨で霞んだ空がキレイ昨日のアントワープ行きでさすがに疲れたらしいりゅうりゅうたちちょっとの事でケンカになったり、泣いたりと、やや低調気味、、、　のハズなんだけど、でもやっぱり元気ですそしていよいよ世界三大がっかりシリーズを拝みに行きます！コペンハーゲンの人魚姫像に続くがっかりはベルギーの小便小僧しかし！あまりに「がっかりするぞぉ、がっかりするぞぉ～！」と事前に自らがっかり感をアオリまくってしまったためある意味期待していた「がっかり」さえ、する事ができなかった・・・そんな自分にがっかり・・・ところで旅先でその土地の名産（？）品を食べると、たいてい「美味しい♪♪♪」とカンドーしてしまう私。　舌が肥えていないのか、おのぼりさん気分で何でも美味しく感じてしまう単純さなのか、もちろんその土地の物はその土地で食べるのがイチバンなんでしょうが。故にベルギーに来た途端ワッフルフリークとなったワケです。到着した日から気になっていたホテル前の広場にあるワッフル屋さんにまんをじして突入。 個人的にはワッフルに一番合うのはチョコレートソース、これに上品な甘さのホイップクリームがつけばいう事ナシだよな～やっぱり旅先では美味しいものを食べるのが一番楽しみ♪家にいてもだけどね・・ そして今ベルギーのワッフルメーカーを買って帰ればよかったとホンキで後悔してます！！！３泊４日の旅も明日で終わり嬉しい再会、そして何事も「赤ちゃんのペース最優先」でのんびりペースに付き合ってくださった友人の皆さんに心から感謝です！！！

  October 23, 2006

• 

  ベルギー旅行～アントワープ

   中目黒の保育園でゼロ才児クラスから一緒だったわっくん、そしてパパとママが夕べ夜遅くブリュッセルに到着し今年２回目の嬉しい再会を果たしました“ホントはようちえんでおともだちとあそんでたいのにママと“りょこう”にきていっぱいあるいたりしょっぴんぐにつきあわなきゃいけないなんてまったくやんなっちゃうよな～”気持ちが顔にかいてあるりゅうりゅうも待ちわびていたお友達の出現で一転大興奮状態そんな興奮児童２名を連れて今日は憧れの町アントワープへ（ちょっぴりガラにもなくメルヘンチック）アントワープ　＝　フランダースの犬あまりにベタですが、パトラッシュとネロの町を一度訪ねてみたかったのですそしてブリュッセル中央駅からＩｎｔｅｒ－Ｃｉｒｙに乗ります 約４０分でアントワープ駅に到着、下車した瞬間・・・・「先行くんじゃないよー！　走るんじゃないよー！　端っこ歩けよー！」ここの駅、かなりかっこよかったです 日曜日という事もあり街は人影もまばらのんびり町歩きと思いきやそうは問屋が卸さない！友達と合流していきなり元気１００倍無敵となった子供たちの走ること走ること！！！ そしてルーベンスの像のあるグルン広場（Groenplaats）へ広場脇のカフェで頼んだのはサンドイッチ＆ベルギービールとそしてベルギーワッフル＆カプチーノ シンプルに粉砂糖だけかかったどでかいワッフル凹凸の大きなベルギーワッフルならではの表面のカリカリと中のしっとりのダブルの食感がタマりません！！！ちなみにスウェーデンでもワッフルをよく食べます我が家でもワッフルメーカーで時々作りますがここのは薄いハート型これにジャムやクリームなどをたっぷりのせて食べるそれはそれでウマイですなんだか天気もあやしくなってきたところでノートルダム大聖堂へちょうど聖堂前の広場では大道芸人が拍手喝さいを浴びていましたなんと！　３メートルくらいある一輪車に乗りながら火のついたバトンでお手玉をしている！こういう大道芸人さんって世界中至るところにいるけれど観光客相手に易しい英語でみんなを笑わせる話術とその絶妙のタイミング、スゴイよな～すっかり見入ってしまい閉館ぎりぎりに入場念願のルーベンスを見る事ができました最初に目に飛び込んできた、正面の「聖母被昇天」 ノートルダム大聖堂は1521年に完成するまで169年の年月をかけて建てられたベルギー最大の教会だそう。広場を出て、そろそろベビーカーでみんなのお供も飽きてきた赤ちゃんが「ここから降ろせ～！」で、たっちの練習走りっぱなしのアニキたちに感化された模様そのお兄ちゃんたちに「一番カッコイイボーズをして！」と頼んだら・・・ポケモン見すぎだよキミたち・・・それを見ていた赤ちゃんも負けじとコワ目の表情で目線くれましたまだまだ町を見たくて、シュヘルド川沿いを散歩まだまだ走りたくて子供たち2人はえんえんとおっかけっこ 高さ１２３メートルというノートルダム大聖堂の塔がここからもすばらしい眺めで見る事ができました夕食後、ブリュッセルへ帰る電車に乗ったのはもう９時過ぎ子供たちよ、特にわっくんは長旅の疲れにも時差ぼけにも負けず最後まで頑張って歩いて（走って？）くれてありがとう～！

  October 22, 2006

• 

  母子ベルギー旅行で再会した友人

   ママとりゅうりゅうと赤ちゃん、３人でベルギーへ行ってきました今回出張と重なってしまったたのぞうさんはお留守番なの・・・前々から行ってみたかった国だけど、今回この旅を決定づけた嬉しい偶然！　春に日本から遊びに来てくれたりゅうりゅうの保育園仲間のわっくん一家そしてお菓子教室を主宰しているママのおともだち２組の知人が、同じ日程で日本から来るというのですコペンハーゲンまで心配そうに見送ってくれたたのぞうさんに手を降り１時間ちょっとでブリュッセルへ昼には無事ホテルに到着さっそくお散歩がてらランチを物色しに街へ繰り出します（と言っても、片手にベビーカー、片手に５歳児連れなので、時速１００メートルくらいの移動速度です）お目当てのそば粉のクレープを食べにカフェへハムとチーズ、そしては半熟の目玉焼きが泣かせますっ！思わずりゅうりゅうと取り合いですチョコ＋バナナ＋アイス＋ホイップクリームという黄金の組み合わせ最初に来たハムチーズで飛ばしすぎたりゅうりゅうもうお腹いっぱ～いというわけでママ独占に成功！旅先で楽しいのが地元スーパーマーケットのチェック 　さすがフランス圏、さすが首都！　いえいえ、ヨーロッパの首都！食材の豊かさはスウェーデンの比ではありませんついつい目が行ってしまうベビーフードの充実ぶりはスゴい！多種多彩なベビーフードが売り場の一角をずらっと占領しています 試しにいくつか買ってみますグルメの国万歳！素材の味が生きていてうまいぞ～　（赤ちゃんはブロッコリーのクリームパスタが一番のお気に入りでした）夕方は２年ぶりに会う事になる友人と世界遺産、ブリュッセルの中心広場「グラン・プラス」で待ち合わせ無事感動の再会を果たし、早速ベルギービールで乾杯です♪　季節はちょうどムール貝の食べ時お店の軒先にはどこも美味しそうな貝類がならんでいますムール貝は今がちょうど旬！迷わずワイン蒸しを頼みました 土曜日のブリュッセルはもう夜も遅いというのにまだまだ観光客で大賑わい季節はもうハロウィーンお店のウィンドウも可愛いハロウィーンのディスプレイが目立ちました今日一日、ままに付き合ってくれた息子クンたちよ、ありがとう！

  October 21, 2006

• 

  夏休みシチリア旅行（９） ～ イタリア最西端からスカンジナビア半島最南端へ！

  夏の旅が終わりましたすっかり泳ぎが上手になったりゅうりゅう名残り惜しそうにチェックアウトギリギリまでお水の中でした太陽と美味しい食事と、キレイな海やプールで遊んだ思い出を胸に、そしてまたしてもどっさり買い込んでしまったワインや、生パスタやイタリア食材行きに持ってきた赤ちゃんのオムツ（５ｘ９日＝４５枚）分のスペースがそっくりそのままお土産になってしまった思いスーツケースを手にイタリア最西端の町トラパニから、スカンジナビア半島最南端の町マルメへようやく戻りま～す♪　空港で、乗り継ぎの待ち時間などりゅうりゅうが遊べるようにと、パパが買ってきたラジコンカー。　考えてみれば当然ですが手荷物検査でひっかかり、カバンから出してはいけないと注意され、電池を抜かれてしまいました、、、。それにしても、なんだかすっかりイタリア食事日記となってしまった今回の旅の記録です、、、

  July 25, 2006

• 

  夏休みシチリア旅行（８） ～ イタリア最西端、雲の上の町エリチェへ

  昨日訪れたエリチェの町をゆっくり見て周ろうと、午前中から再び山の頂上を目指します。　今日は車ではなく、トラパニ～エリチェを結ぶケーブルカーで登ろうと思いきや、残念ながら休業中でした、、、。 昨日に引き続き車でブンブン上っていって「雲の上の町」エリチェに到着。　この小さな町は入り口のトラパニ門の付近に車を駐車して、歩いて町を歩くのです。　まずは町の広場に建つ石造りのマトリーチェ教会へ行ってみます。素朴というか、他の都市の大聖堂に比べて一見質素な内装ですが、それでも大理石を使った天井や壁のやわらかい色あいゆえに見ていて心が落ち着くのでした。　教会隣の鐘楼、螺旋階段を延々上って釣鐘のある頂上へ出ると、町中が見渡せます。真下の広場を見下ろせば、建物がマッチ箱の作り物のようです。教会やお土産屋さんなどをのぞきながらブラブラと歩いてどんどん上に上って行きます。高台から見下ろすトラパニの町は本当にはるか下の方。高台の断崖絶壁から突き出すように聳え立つのがノルマン城、別名ヴィーナス城なのでした。あそこに入ってみたいけど、あまりの暑さにもうこれ以上歩けません・・・。　それならばと、このお城を背景に家族で記念撮影をしまくって、戻る事にしました。っていうか、りゅうりゅう、早く歩こうよーーー！町の出口にあったバルでお昼ごはん、美味しそうなパニーニやお惣菜を見た瞬間元気１００倍です。ポテトのオムレツとか、シーフードマリネとか、、そして！シチリアで最も有名なドルチェ、カンノーロを食べる事ができました。中身はもちろんこってり甘いリコッタチーズのクリームです。　っていうかハンパじゃなくデカイです。1本の長さ、20センチ以上。　これが食後のデザートなのだから、やっぱりイタリア人恐るべし!!!です。お昼をまわって暑さがピークに。　車の温度計がついに４１度を示しています。　無事に涼しい～ホテルの部屋に戻って参りました。 心なしか、色白の赤ちゃんも日焼けしています・・・。この旅最後の食い倒れ、最後を飾るのはやっぱりいつもの食堂で！毎日通って、メニューにのっているくせに聞くたびに「ない」と言われていたクスクスが今日はあるという！　後半になって、連日クスクスです！そして最後は王道の魚介パスタ。　この味を帰ってから是非再現したいな～、しかしスウェーデンではアサリが手に入らない・・・という事で長かったような８日間もあっという間に終わりで明日はいよいよ帰ります・・・。　これで南イタリア食い収めですーーー。　 

  July 24, 2006

• 

  夏休みシチリア旅行（７） ～ イタリア最西端で北アフリカの味を試す！

  イタリア最西端食い倒れの旅もそろそろ終わりが近づいてきました。真っ黒に日焼けしたりゅうりゅう、自慢の花柄パンツ柄がくっきりとお尻に写ってしまい、ハダカになるとかなり笑えます。特訓の成果あって水中メガネをつけてお魚さんのようにスイスイとシュノーケリングも出来るようになりました。　（ただしプールでのみ・・・　お魚いないじゃん！）毎日プール三昧、ビーチ三昧、そして食い倒れ三昧。食い倒れ予定リストに入っていながら、なかなか食べるチャンスのなかったものがもう一品残っていました。それは、クスクス料理アフリカ大陸からほど近いこのトラパニでは、北アフリカの代表的な料理「クスクス」が食べられるらしいのです。ちなみに後日調べたところによるとクスクスとは、「世界最小のパスタ」なのだ　パスタとは知らなかったーーー！　雑穀の一種か何かかと思ってたーーー！そのクスクスにいよいよめぐり合える日がやってきました。場所はガイドブックに載っていた港目の前の「Trattoria del Porto」太ったおばさんが切り盛りしている港町の食堂です。まずはショーケースに並ぶ、活きのいい鮮魚や串刺しの魚介を指差し注文。エビ・イカ・タコ・カジキ・そして待望のイワシ（スウェーデンにイワシはないのです、、、）が豪快なグリル＆フリットのテンコ盛りで出てきました♪そしてまたまた頼んでしまったウニのパスタ。　「次はいつウニなんて食べられるかわからない」という切羽詰まった理由だけでなく、何度食べても飽きない味に相当ハマってしまったワタシ。そして、来ました。　クスクス！　デカいカジキの切り身とムール貝がのっています。　どうやら蒸してあるようなのですが、作り方の真相はわかりません。　細かいツブツブのクスクスに、この魚介の出汁の味がしみしみしているのですーーー。今日の目的を遅めのランチで果たしてしまい、今晩はさすがに何も食べられそうにありません。。。午後はトラパニの上、 標高７５０メートルの岩山の上に作られた小さな中世の町「エリチェ」にドライブです。途中、トラパニの町そして海（チレノ海という）を見渡すパノラマの絶景、遠くには先日見た塩田が広がっているのがよく見えました。エリチェの町は愛と美の女神ヴィーナスに捧げた神殿跡に建てられたというノルマン城を中心に町全体が石の壁に囲まれています。　石畳の続く小さくて可愛い町でした。あいにく後部座席ではちびすけ二人そろってスヤスヤお昼寝中。午後の強い陽射しの中、起こすのもかわいそうなので、街の散策は今日は断念ですーーーー。

  July 23, 2006

• 

  夏休みシチリア旅行（６） ～ イタリア最西端からちょっと戻って州都パレルモへ

  今回の旅、事前調査でパパが見つけた記事によれば、シチリアの州都、パレルモはB級グルメ天国らしい！スウェーデンでの生活で、すっかりスローフード実践一家となった我が家ですが、　ハンバーガー、フライドポテト、ホットドックなどのファストフードや、ラーメン、お好み焼き（これらも自ずと自家製になりますが）など日本のB級グルメも大好き！　（要は食べるものなら何でも好き）午前中プールで遊び、お腹を空かせたあと、遊びつかれた子供たちを後部座席でお昼寝させ、そのB級グルメとやらを求めて、午後からパレルモへお出かけです。　８０キロの距離を高速道路を飛ばしてかけつけたのは、記事で紹介されていたお店　「Antico Focacceria San Francesco」目指すは、Panino con Milza(パニーノ・コン・ミルツァ)」　牛の脾臓のサンドイッチ　これをぜひ食べてみたい！しかし、例によって昼休み中、夕方の開店は午後５時から。　あと１０分です。５時を１０分過ぎたところでようやく開店。　広～い店内の中央に、例の牛の脾臓や肺ををグツグツ煮込んだ大鍋がどーんとおいてあり、そこから怪しげなにおいが、店内に充満しています。　そして、早速。「おそるおそる」と言った感じで、目的のパニーニを注文してみました。 パンにたーーーっぷりと脾臓の煮込みをはさんでくれて、そしてその上にさらにリコッタチーズをどーん。見るからにしつこそぉぉぉ！美味そう！　でも、色々考えて想像すると食べるのを躊躇してしまいそうなので、とにかくがっついて一口頬張ります。　うわっ！　美味い！　美味いよぉ！パパママりゅうりゅうの３人で分けて食べようと頼んだ１コだったけど、美味しいのですかさずもう１個追加で注文。なんだか得体の知れない脾臓クンたちは、やわらかく煮込まれていて、ジューシー♪　これ自体にはとくに味付けはしていないようですが、一緒に食べるリコッタチーズとの組み合わせがたまらない！脾臓だけではなく牛の肺も一緒に煮込んだものもあるという事でしたが、実際に食べたのは脾臓オンリーなのか、肺MIXなのかは、判別不能でございました・・・そして、一緒に頼んだ　もうひとつのシチリア名物イワシのパスタ　プラスチック皿のB級グルメバージョンイワシ、トマト、松の実、フェンネルなどが入ったソースはシチリアの定番パスタらしいです。ショーケースの中の大皿にどーんと盛られていたこのパスタ、　リストランテの作りたてのものとはまた違って、ちょっと懐かしい感じの味でした。もちろんアランチーニ　（ライスコロッケ）も食べてみました。　早めのB級ディナーを終えて、心もおなかも満足！の後は、人口７２万人の大都市の街角をブラブラと散歩しました。夏のセールもまだまだ盛り上がっているこの時期、土曜日だけど開いているお店も多く、街はショッピングを楽しむ観光客でまだまだにぎわっていました。８時をまわって、あたりが暗くなり始めると、町中に飾ってあるキレイなイルミネーションのアーチがくっきり浮かび上がってなんともキレイ。　まるで丸の内のミレナリオ！？ 新鮮魚介三昧、プール三昧のこの旅行の中間で、ちょっといつもと違う一日。　牛モツパワーで元気100倍！　明日もまた泳ぐぞーーーー！

  July 22, 2006

• 

  夏休みシチリア旅行（５） ～ イタリア最西端からさらに西へ！

  しばらくブログの更新をお休みしている間に、ここスウェーデン、マルメは８月も後半に突入！　すでに秋の訪れです・・・先月に遡ってしまいますが、シチリア旅行４日目からまた灼熱の太陽の下での思い出の日々を綴りたいと思います～♪さあ、４日目は、トラパニ港からフェリーに乗り込み、シチリア島の西沖合いに浮かぶ「エガディ諸島」へ！ここからアフリカ大陸のチュニジアまでは２００キロしか離れていないとか。　今回どうしても行ってみたかったファビニャーナ島、ここはマグロの追い込み漁、そして目の覚めるようなコバルトブルーの海が有名です。約30分でファビニャーナの港に到着。　真っ白な家々と青い海。　そこはまさに映画「グラン・ブルー」の世界だったのです・・・。港からそのまま車で、「カーラ・ロッサ　（赤い入り江）」という浜を目指します。途中道に迷って立ち寄った岩壁、見下ろせば真っ青な海がキラキラと光っていて泳いでいる人がちらほら・・・頭がクラクラするほど衝撃的な景色をしばし呆然と見つめてしまいました。カーラ・ロッサの浜辺、子供がいるので比較的浅い岩場の方にまわりました。そしてせっかくなので海水浴を少しだけ楽しむ事に。水中眼鏡をつけてパパとお魚探しをしていたりゅうりゅう。　それにしても日陰のまったくない浜は暑い！　 日焼け止めクリームを塗っても塗ってもやっぱり少し焼けてしまった赤ちゃん。きっとキミがこの海に来た最年少の日本人だと思うよ！しばらく水遊びをした後、港へ戻ります。　　帰りのフェリーの時間まで、今日もまた新鮮な魚介を求めて町のリストランテへ。お店の奥に、ずらりと並んだ採れたのお魚たち！　もうどれも美味しそうです。ハナを切られたカジキマグロも。　この中から好きな魚を選んで、おじさんに塩焼きにしてもらう事にしました。目移りしてしまってなかなか選べません、、、。　ところで下の写真。右の壁に吊るされている棒状のモノ、発見しました。今日この島に来た理由のひとつそうです、ボッタルガ！マグロのカラスミです。 　マグロで有名なこの島で、このマグロのカラスミを買って帰る！そう固く心に誓ってやって来ました。 後でこのボッタルガを少し切り分けて売ってもらおうか？　というパパ無事商談成立で、この立派なカラスミを持って帰る事ができました！おじさんが焼いてくれたお魚が運ばれてきました。お店の人が、丁寧にさばいて取り分けようとしてくれます。　ちょっと待ったーーー！！！去年ヴェネチアで、同様に魚のグリルを頼んだ事を思い出しました。ご丁寧に皮も頭もキレイに取り除かれた白身の部分だけがとりわけられ、あとはさっさと下げられてしまったのです。　日本人は魚の皮も頭の周りも食べるっす。　うっす。お願いして、無事、皮も頭もお皿に乗せてもらえました♪お次はエビのグリルが登場です。エビ命　のりゅうりゅうがエビエビエビエビ！とうるさいので追加して焼いてもらった盛り合わせなんという贅沢！　味噌までチューチューしていました。そしてさきほどのボッタルガのスパゲッティ。　イタリアンパセリとニンニク、トマト、そしておろし金ですりおろしたボッタルガ乗っています。味は濃厚かつ高級なタラコスパ？？生臭さが、ヤミツキになる味です。もう一品のパスタは　マグロのペンネ。ちなみに南イタリアでどんなパスタを食べても、味付けの基本はニンニク、トマト、オリーブオイル、そして塩です。日本でいえば、おだし＋醤油　という基本の味付けにあたるんでしょうか。なのにどの料理も全部違う味わいで全く飽きる事がないのは、やはり素材そのものの味が生かされているからなんだ～！　と、つくづく感じました。なのでこのマグロのパスタも、どんな味？と聞かれれば、間違えなくマグロ味！なのです！最後にもう一匹カサゴのような魚が運ばれてきました。　ウロコが焦げ焦げの様相に一瞬びっくりしますが、このコゲたちょっと苦いところが少し混じった中の身に、レモンをじゃーじゃー絞って食べれば、気分はほとんど居酒屋の炉辺焼きです。 もうダメ！　ホントに何にも食べれない！　と思いつつ、お店の人がサービスで持ってきてくれたドルチェに手が伸びてしまいました。　シチリア菓子はどれもアーモンドが入っていて甘さも強烈です！！！ お腹も一杯になり、カラスミもＧＥＴしてトラパニへ戻る船に乗り込みます。帰りは、エガディ諸島の中のレヴァンツオ島を経由して１時間半ほどかかりました。 

  July 21, 2006

• 

  夏休みシチリア旅行（４） ～ イタリア最西端のワインナリーで業者に間違えられる！？

   イタリアといえば、「Ｂａｒ（バール）」。町中いたるところにある、立ち食い＆立ち飲みカフェで、エスプレッソやカプチーノなどの喫茶やワインやビールなどのアルコール、そしてパニーニ（イタリアのサンドイッチ）やお惣菜などの軽食、ちろんみんな大好きジェラートもあって、朝から晩まで、大人も子供もバールを利用しているのです～～～まさにイタリア人の憩いの場所！　到着翌日にトラパニの町中で、お気に入りのバールを見つけました。　今日もプールでひと泳ぎした後、腹ごしらえに立ち寄ります。ショーケースから美味しそうなモノを紙皿にのせてもらい、カフェの前の道端に並ぶテーブルでランチタイム。写真手前左はシチリア名物の「アランチーニ」　南イタリアでよく見かけるライスコロッケ♪　中身はトマトソース、お米、モッツァレラチーズ。　ここのはミートソース入りでしたが、ハムとか入ってたりします。そして写真奥は、パスタのコロッケ、切ってみると中はこんな感じ！　マカロニ＆ミートソースです。　こういうのってまさにイタリアのファストフードですね～～～お惣菜も、ペペロナータやカポナータ、ナスやインゲンのグリルやらイカやタコのマリネなど、色んな種類があって、目移りしてしまいます。ポテトのオーブン焼き＆ナスの網焼きも食べちゃいました♪　スウェーデンと違って味付けが塩辛くないし、オリーブオイルだからいくらでも食べられちゃうぅぅぅ時間は１時半で町は昼休み。バール以外お店も閉まっていて、人っ子一人歩いちゃいません。お腹いっぱいで午後はトラパニからとなりの町「マルサラ」へ海沿いをドライブこれはナンでしょう？？？これは「塩田」です。　　海水から塩を作っているのです。　この辺りは大昔から自然の海塩の採出地だそうです。　強いシチリアの日差しに加えてここ地中海の海は他の海より塩辛いのだとか。　そして、イタリア最西端、アフリカ大陸に最も近いこの地には、アフリカから吹きつけるシロッコという熱風、塩作りに良い条件が揃っているらしいです。　塩田に引き込まれた海水を毎日せっせとかき混ぜて、塩の山を作っていくそうです。写真遠くの方にいくつか塩の小山が見えます。生まれて初めて見る光景。　イタリア料理が素朴で美味しいのは「塩」が美味いからだと聞いた事がありますが、強烈な太陽の日差しを浴びて出来上がった地中海の塩と聞くだけで何だかナットクです・・・。塩田地帯を過ぎ、マルサラの町へ向けて田舎道を走ります。　午後の強い日差しを避けるため、家々の窓は一様にシャッターやブラインドが下りています・・・。　マルサラはマルサラ酒が有名ですが、ワイン畑も多数あるそうで、行き道の看板を頼りに、ワイナリーを見つけて行って見る事にしました。　丘の上にそびえたつワイン御殿！？　ブドウ畑を見ると、秋の収穫を控えてまだ小さいけれど沢山ブドウがなっていました♪着いた時はまだお昼休みで、４時まで休憩中との事だったけど、「日本から来た（ちょっとウソ）、ワインを売って欲しい」というと、中に入れてくれて、工場を見学！ところが、日本からワイン輸入のビジネスの話に来たと勘違したらしく、社長自らが名刺を持ってやってきた！　英語も通じずちょっぴり恐縮・・・　　　しかしお土産用に数本売って欲しいだけだとわかってもイヤな顔せずに、売ってもらえました♪「FINA」というワイン。　ウンチクはよくわかりませんが、甘くて美味しいイタリアワインです。（授乳中につき、一応禁酒中なのが残念！！！）ワイナリーを後にして、マルサラの町中へ。　途中のバールで一休み。こんなに暑いイタリアには「アイスコーヒー」というものはない！！！！　「コーヒー」＝「エスプレッソ」なのです。ああ、スタバのアイスカフェラテが飲みて～と思っていたところ、前述のトラパニのバールにてカフェ・フレド　（フレドはイタリア語で冷たいという意味だそうな）発見！　そういえばイタリア系エスプレッソカフェ、セガフレード・ザネッティで見たかも・・・　（←知ってる人いたら教えてください）溶けたカキ氷のようなシャミシャミ感が残り、味はキンキンの甘～い甘～いエスプレッソ、気温４０度近い午後のひと休みにはもってこいの味　←少しはイメージ伝わったでしょうか？？？？おやつには、リコッタチーズのパン。　シチリアにはリコッタチーズを使った甘い菓子パンやデザートが沢山あります車中スヤスヤお昼寝タイムからお目覚めの赤ちゃんも、おやつの時間。　離乳食も随分進み、パンの白い部分や赤ちゃん用ビスケットなどを自分で手に持って食べられるようになりました。そろそろ夕方５時になる頃。　しーんと静まり返った町も、これからまたお店が開いて、にぎわう時間です。マルサラから美しい海岸沿いを走りながらトラパニへ帰ります。　 そして今日もいつもの店で食い倒れ。　旅行も中盤に入り、そろそろ胃も疲れてきた頃、、、のハズが、今のところモンダイナシ！　新鮮魚介とオリーブオイルのおかげです。今夜はお店で結婚披露宴があり、招待客でにぎわういつものリストランテでした。　しかし、「今夜は忙しいから、みな同じメニューにしておくれ～」と店の人に言われて、頼みましたイカスミパスタ　二人前　のみお昼ごはんとおやつまでいただいた今日の胃袋にはちょうどいいです。　真っ黒で見えないけど、食べてみると、トマトががっぱがっぱ入っているのがわかる！　このトマトの味がまた美味い～♪魚介類が大大大好物のりゅうりゅう。　連日の魚介攻めは嬉しい限り。　そしてイカスミパスタも大好きで、美味しい美味しい！とぱくぱくよく食べます。そういえばこの口の周りイカスミだらけの図って、どこかで見たよな～と考えた。そう、去年の３月、スペインマヨルカ島旅行で食べたイカスミリゾットだ！　あれから１年半近く経ってずいぶんお兄ちゃんになって（なんてったって、あのころはここだけの話夜のおむつがようやくとれるか、、、という頃だったからね～）　たくましくなったけど、美味しいものを食べている時の顔つきは、やっぱり変わらないんだな～という気がしている母でした。。。

  July 20, 2006

• 

  夏休みシチリア旅行（３） ～ イタリア最西端で赤ちゃん生まれて初めて海に浸かる！

  今回泊まったホテル　RESORT I MULINI DI SAN CUSUMANO朝食は、お部屋まで届けてくれるのでラクチン～。海をみながらテラスで食べるブリオッシュ＆カプチーノ、そして南イタリア特産（？）赤いオレンジ（ブラッドオレンジ）のフレッシュジュースフツーのオレンジジュースよりドロっと濃い味で美味しいのだ!!!そして、ホテルのお庭にはこんな可愛い花が咲き乱れていますーーー。　さて、朝ご飯もそこそこに水着に着替えたりゅうりゅうは、既に泳ぐ気まんまん。昨日買った赤い花柄海水パンツ。　「お花がついてて可愛いからハズカシイ。　男の子だから、もっと黒とかのカッコイイ方が良かった・・・」とハズカシそうに着ていたりゅうりゅう。そんな事ないよ～！　こういう派手なヤツの方が太陽の下ではカッコイイよぉ～！　今日はホテルの前の海でお魚さんを探そう！という事になった。　そこで近所のホームセンターに、りゅうりゅうの水中メガネを買いに行く。ついでに、売り場をフラフラと探索です。イタリアに行く度に買って帰ろうか迷いに迷うもの、それは、、、 パスタマシーン！！！パスタ好き＋スローフード家族としては是非手作り生パスタを試してみたいところ。　過去何度も家族会議を開いて、購入を慎重に検討している。　しかし結論はいつも同じ・・・　使うのは買った時だけ、珍しさから１～２度作ってみるが、すぐに出番がなくなるに違いない・・・確かにねー、　お手軽な乾麺で十分美味しいしねーなのに、見るとついつい欲しくなっちゃうのよねー　だって楽しそうなんだもの♪まあ、今回もいつものごとく「もうちょっと考えてみよう」となり、またまたパスタマシーン購入計画は見送り。代わりに、というワケではないが、パパは直火式エスプレッソメーカー購入。　（去年の旅行でも買ったっけな。）美味い！安い！簡単！便利！　でいい事づくめらしい・・・水中カメラも無事ＧＥＴビーチへ出かけてきましたお魚さんを探しにパパと岩場を目指します。　　初めて水中メガネでのぞく海の中はどんなだったんだろう♪浜に上がって砂に埋められてるこの状態、イタリアのビーチというより湘南海岸・・・波と戯れる・・・というより、波と戦っています。　ちなみに本当に波と戦っています。　近づいてみると「負けるものか～！　やっつけてやる～！　キックを受けてみろ～！」と真剣に海にどなっていました。そしてこちらは、生まれて初めて海に来た赤ちゃん抱っこで波打ち際に立ってみると、ザブーン！　大きな音で寄せては返す波にびっくりためしにちょっとおろしてアンヨを海水につけてみるその瞬間に、び、びぇ～～～～～　大泣きされました・・・　さて、今日もまた来てしまいました。　近所の食堂（？）　そして、昨日に引き続き、この店でもまたウニのパスタ頼んでしまいました～～～別にフツーといえばフツーのスパゲッティ。　ニンニクとイタリアンパセリそしてウニをからめてあるだけ・・・これがこんなに美味しいのは、ひとえに新鮮だから！？ そして一昨日食べた！っちゅうのにまたしても体がこの新鮮なアサリを欲しているーーー！！！　という事で、再び今夜も　スパゲティ・ボンゴレ・ロッソ前菜のカルパッチョはなんて豪快な盛り♪セコンドはカジキマグロのパン粉焼き　つくづくグルメリポーターには向いていないと思うけれど、美味しい！としか言いようがありましぇん・・・　塩コショウしてパン粉をまぶした素材をオリーブオイルで焼いただけ、これにレモンを絞って食べる、なんともシンプルな料理ですが、 「今、私、魚食べてますーーー」　と世界中に報告したい気分になった。 （またまた大げさ）明日は、ワインの町マルサラへワイナリー探しに行ってきますぅぅぅ

  July 19, 2006

• 

  夏休みシチリア旅行（２） ～ イタリア最西端でりゅうりゅうお魚になる！？

  いきなりですが、エビです。　朝っぱらから海へ出かけていったパパとりゅうりゅう。　磯でなにやら捕まえて来ました。その後プールに入ったりゅうりゅうは、まさに「水を得た魚」夢中になって泳ぎまくります。ホテルの本館から少し離れたところにあるヴィラは全部で４部屋。　このプールはヴィラの宿泊客専用でほとんどプライベートプール。縦横無尽とはこのことか！？パパに潜水の泳ぎ方も教わりました。プールを出たあとは近くのスーパーをひやかしに出かけてみる。イタリアでよく見かける「SPAR」　日本にもあるよね！？なぜか忠臣蔵ビーサンが売っている。野菜売り場にはあるある、美味しそうなイタリア野菜！　　スウェーデンにも輸出してくれ～　イタリア茄子！生パスタの品揃えもさすが！まだ日も暮れないけれど、もう８時近いので今夜も食い倒れ開始です。昨日の食堂はどうも休みらしい・・・仕方がないので隣のちょっとしゃれたリストランテに行くが、時間が早いので（イタリアでは）やっぱり客はまだいない・・・　（でももう８時ですから、、、、）ちなみに夕方トラパニのメインストリートへ出かけていって、新しいベビーカーを調達してきました。　そう、スウェーデンから持ってきたヤツは、昨日壊れてBaggage Claimから出てきたので～　（もちろん後日請求しますよ、アリタリア航空さん！） そして今日のオーダー　いきなりウニのスパゲッティきました！スウェーデンに来て以来、ウニなんて存在すら忘れかけていた味。　この世にこんな美味いモノがあったんだ～♪　と、この旅で食べたメニューの中でママのベスト１でした。　（最初塩辛かと思ったんだけど・・・）そして定番のフリット・ミスト。　口の中をエビの殻で切ってヒーヒー言いながらも、もう止められません・・・ 食後に勧められてパパが飲んだシチリア産のリキュールのアマーロ「Averna」。　調べてみるとアマーロとは「苦い」という意味だそうだす、、、。昨日入った店でもそうだったけど、日本人の子供が珍しいようで、りゅうりゅうの周りには地元の子供が沢山寄ってくる。　じーぃっと様子を見ている子、こちらがちんぷんかんぷんなのに、イタリア語で質問攻めにしてくる子、、、、なんだか周りの注目を浴びて嬉しいりゅうりゅう。　パパに教えてもらい、片言のイタリア語で女の子に話しかけてみる。　これからまだまだ続く食い倒れライフを憂慮して、今日は気持ち押さえ気味、腹９．５分目＆ドルチェなしでお店を出ました♪

  July 18, 2006

• 

  夏休みシチリア旅行（１） ～ イタリア最西端を目指せ！

  今年の夏休みのテーマはズバリ、リゾート！　赤ちゃん連れ　⇒　一箇所滞在型ファミリー旅行　⇒　戸建ヴィラ＋プール付き食べ物が美味い　⇒　南イタリア長く滞在したい　⇒　お財布に優しい地方のマイナーなビーチ慎重に検討を重ねてきた結果、上記の条件を兼ね備えたイタリア最西端の港町、シチリア島の「トラパニ」にあるホテルRESORT I MULINI DI SAN CUSUMANOに決定！トラパニといえば、マグロの漁港としても有名。　しばらくはビーチとプール、そして海の幸を食い倒れですっ 　しかし、人間苦労せずにウマイものにありつけるものじゃありません。　今回の旅もまた、そこにたどり着くまでは長く険しい道のりがあったのでした・・・　（大げさ）マルメ中央駅を出発したのは早朝４：３０。　人影もまばらな駅のホームコペンハーゲン～ミラノ～ローマ～シチリア（パレルモ）と、行きは２度の乗り継ぎを経ての旅。　そして案の定、ミラノ～ローマ間の飛行機が遅れ、ローマからの乗り継ぎ便に間に合わず！　ローマで次の便に繰り越され、２時間待つ・・・朝早かった子供たちは、飛行機の中で折り重なるようにして爆睡です正午にパレルモに到着のハズが、２時間遅れでようやくシチリア島へ足を踏み入れるそして試練はまだまだ続く先日のナポリ旅行に引き続きまたまたベビーカー今度はちゃんと出てきたはいいけど、 壊れてますからーーーっ!!! クレームの手続きでさらに空港で１時間。　猛暑の中、またしてもベビーカーなしでなんとかレンタカーへ乗り込む 空港から８０キロ西へドライブ　ナビ役の私はすでに役立たず迷いに迷ってようやくホテルにたどり着いたときにはもう夕暮れ・・・丸一日かかってついにたどりついた、そこは本当に夢のような場所♪背後にそびえる荒れ果てた岩山の頂上にはエリチェという中世都市。本当に何もありません。目の前の海へ続く庭とこれから１週間余り過ごす小さなヴィラとプール。疲れた体を癒すためにはまずお腹を満腹にしなければ♪ 早速今日から食い倒れ開始です！！！！ちなみにホテルのレストランの開店時間は、夜１０時から営業です　とのこと・・・長～い昼休みをとる国、イタリア。　南の夜は、さらに遅いのだーーーーせめて８時開店のお店はないの～？？と、町に出る地元の食堂といった風情の街角のピッツェリア８時半にお店に来るとまだお客はほとんどいない おいおい、イタリア人、みんなどういう生活してるの～！？だから午後は暑いから休んでるんだってば・・・とにかくここで食い倒れます本日のオーダー◆　ハムとモッツァレラチーズの前菜とワインでまずは乾杯♪◆　イワシのハンバーグとムール貝のパン粉焼き◆　これを食べずして南イタリアは語れないお約束、スパゲティ・ボンゴレ・ビアンコ　これでもか！！！という位アサリが入っている◆　魚介のフジッリ　エビやイカがてんこ盛り＋このパスタに限らずどの皿にも投げやりなまでにふりかけてあるイタリアンパセリの香りがわすれられましぇーん、、、◆　会いたかった～～～　シチリアといえば、ピスタッチオ　松の実やニンニクも沢山入っているクリームソースのニョッキ◆　食後のエスプレッソ　どんなに暑い日でもコーヒーを頼めばこの苦～いエスプレッソが出てくる。　みんなこれにお砂糖た～ぷり入れて飲んでいます。　でもなぜかイタリア料理のあとにこの甘苦い一口でお口スッキリなのです。私たちがお店出る頃にようやくお客が入ってきて活気づくを今日はよく頑張ってついて来てくれたよ子供たち。　りゅうりゅうも大好きなエビやお魚を沢山食べて明日からはプール三昧だよ～～～♪

  July 17, 2006

• 

  家族旅行～プラハで反省したこと

  プラハには、ユダヤ人が多く住んでいたそうで、ユダヤ教徒が眠る墓地や、ユダヤ教徒が集まり祈りをささげたシナゴーグが点在している旧ユダヤ人地区があります。チェコの小説家、フランツ・カフカもユダヤ人だったそう。　「ＫＡＦＫＡカフェ」なるもの発見。ユダヤ人街の建物の多くは壁の中にあり、入場料も高かったので中には入りませんでした。　いつか、子供を置いて旅行が出来るようになったら、長い歴史を通して弾圧されてきたユダヤ人の事を考えながら、ちゃんと見て回りたいと思う。。。なので、今回はシナゴーグをひとつ見学するだけに留めた。　ここは神聖な場所なので、男性は「ヤマカ」という、小さな帽子をかぶって入らなければならない。ユダヤ人街を散策したあとは、夕方の飛行機で帰るため早めに空港へ向かう事にします。チェコといえばチェコビール！　「バドワイザー」ってチェコのビールだったって知らなかった！！！チェコビールのウンチクについて、、、こんなページを見つけました赤ちゃんのお土産は、木製のおもちゃ。　おもちゃ屋には、チェコ製の素朴で可愛らしいおもちゃたちが色々ありました。 我が家の家族旅行～街歩き編は、これでしばらくお休みする事に決定！　大人の都合で無理矢理暑い街中、赤ちゃんを連れ歩くのは、ちょっとかわいそうだったなと大いに反省した二人でした。　りゅうりゅうもよく頑張って歩いてくれたし、レストランでも一生懸命いい子にしてくれたけど、　やっぱり途中でつまんなくなっちゃうよね・・・　　暑い中二人をなだめすかしてアウアウになっているから、疲れも倍増、しばらくはリゾート系でのんびりの旅、これでいきます！

  June 25, 2006

• 

  家族旅行～プラハ　チェコで有名なものといえば・・・

  チェコで有名なものと言えば、あやつり人形！　お土産用の簡単なものから、超リアルな力作、可愛い木彫りなど、様々なあやつり人形を売る店が街のいたる所にありました。街角でみかけた売り子のお姉さんの手さばきの上手なのには驚き！　動きが可愛くて、思わず立ち止まってしまいますーーー。 やっぱり記念に一体買って帰るべき！？　考えながら今日も観光客でごった返す猛暑の町を歩きます。旧市街から有名なカレル橋を渡ってプラハ城へ。　橋の上は人が多すぎて立ち止まりたくてもとまれないほど。　　橋を渡り切るだけで精一杯～。　写真を撮る事もできましぇーーーん！！！そして即座に休憩　→　プラハ城へ。門の前に立っている番兵さん（っていうの？）は、記念撮影に群がる世界各国のオバチャンたちがどんなに近づいてポーズをとっても全く動じません。　・・・どさくさに紛れ、りゅうりゅうを控えめな位置に立たせて記念に一枚。入場料を払って、中庭にある聖ヴィート大聖堂に入ります。　完成までに数百年間かかったらしい！！！毎度ながらヨーロッパの大聖堂の雰囲気が大好き！　美しいステンドグラスも本当なら座って一日中ながめていたい♪うっとり眺めている間もなく、　「ママ、おしっこー！」　「ママ、のど渇いたー！」「ママ、どこかに座りたいー！」りゅうりゅうがグズりだせば、　「びぇーーーん、、、　おっぱいくれよぉぉぉぉ」と、赤ちゃんも負けてません！お城は高台にあり、プラハの町が見渡せます。ここに来る途中、操り人形のお店に寄り、りゅうりゅうも小さな騎士の人形をお土産に買ってもらいました。　お城のカフェで休憩しながら早速練習。休憩後、「中世の騎士」体験コーナー発見！　昔の人はこんなゴツいのつけて戦っていたんですな・・・ばかデカい斧を持たせて記念撮影しようとしたら、怖くて泣きそうになってます。帰りは路面電車に乗ってのんびりと、、、しかしもう暑さ限界だすーーー。　ホテルに着いてお土産に買ったマリオネットの練習大会。　実際にやってみると手足を動かすのが恐ろしく難しい事に気がつく。　夕食。チェコ人の主食、「クネードリキ（チェコ風蒸しパン）だけは一度食べてみたい！　肉料理オンパレードのチェコ料理の付け合せとして出るもので、味はジャガイモみたいだった。写真はアヒルのグリル、クネードリキ添えだす。そういえばプラハの町もワールドカップで大フィーバー！　町中サッカーユニフォームを着て歩いている人で一杯、　カフェのスクリーンでゲームを観戦していた人たちが深夜まで大騒ぎ！　それでよけいに街が活気づいていたのでしょうね～♪

  June 24, 2006

• 

  家族旅行～チェコ共和国　プラハに行ってみたけど・・・

  今日は夏至、ミッドサマーです。　この頃から地元の学校も２ヶ月間の夏休みの始まり！　この週末の３日間は日本でいうお盆のようなものでスウェーデン人は家族や親戚が集まって短い夏の始まりをお祝いするそう。そして私たちは、チェコ、中世の町並みを歩く旅へ。コペンハーゲン空港は夏休み初日だからか、激混みっす！　今回は格安チェコ航空を利用、駅から直行のＳＡＳスカンジナビア航空のカウンターと勝手の違う別のターミナルとぼとぼ歩き、さらにチェックインまでの長蛇の列だわ、搭乗ゲートからさらに激混みのバスに揺られるわですでにちょっとうんざり・・・。　しかし乗ってしまえばあっという間の１時間、無事プラハ空港に到着です「東欧」というと、ちょっと暗くて古いイメージのあった私は、プラハに来てみてびっくり！　超都会じゃん！！！町は観光客でごった返しています。　そして、暑い！！！！！都会の暑さって体力消耗するわ～。折りしも街中ＳＡＬＥ　の文字が眩しい！　久しぶりの大都会でバーゲンハンターに化そうとするも、お買い物に付き合うのが一番退屈でキライな事であるりゅうりゅうと、お疲れグズグズモードの赤ちゃんが一緒ではそれもままならない。　あたりまえよね・・・写真は夕食後に食べたチェコ風チョコレートケーキ。　お隣の国、オーストリアのザッハトルテによく似てる！そして、欧州では珍しい「アイス」コーヒーを頼む。　出てきたのは生ぬるいクリーム入りコーヒー泡立てミルクのせ・・・これもウィーン風!?

  June 23, 2006

• 

  レゴランド　続編！

  　レゴランド併設のホテル　「Hotel LEGO LAND」子連れ家族のための至れり尽くせりのサービスはさすが！！！部屋に入ると、さっそく子供のための「ウェルカム　レゴ」そして備え付けのＬＥＧＯセット＋作業台付きが泣かせますもちろんりゅうりゅうも、部屋に入った瞬間飛びついたその他設備も気配り行き届いてマスシャワルームの洗面台には子供用の踏み台迷子にならないよう、ドアには大きな部屋番号と、レゴのパーツの絵　レストランではビュッフェスタイル子供専用コーナーがあり、低いビュッフェ台にずらりと並んだのはチキンナゲットにポテトにソーセージ ホントにこっちの子ってこんなのばっかり食べてて大丈夫なのぉぉ～？　レストランのすみには、レゴルーム食事が終わった子供たちが直行です ここで作った作品のコンテストがあって、優秀作品には賞品が出るらしいりゅうりゅも早速なにか作って出品した　翌朝朝食のあと、フロント脇のコンテストコーナーに行ってみると、入賞者の名前が張り出されてる！りゅうりゅうの名前もあったーーーー！！！！！！（多分みんな入賞）賞状と賞品のレゴをもらって得意満面！楽しかったホテルをチェックアウトして、またレゴランドへレゴランドの中にある「レゴCity」は圧巻！これは東京駅？そして金閣寺まで！田植え風景も・・・飛行場では飛行機がちゃんと滑走路を走ってます デンマークのクリスチャンボー宮殿りゅうりゅうはほとんど全ての乗り物に、最初はパパと乗る次にママともう１回一人で乗れるものはもう何度も何度も並んで乗っている！ ぐるぐる回る系のものも、全然ヘーき、よく目が回らないよな～と半ばあきれたよーボクだけさっきからベビーカーの中でつまんないんだよぉぉぉ！お昼ちょっと過ぎまで遊んだら早めに帰ろうと言っていたのに、大人も楽しくてついつい長居してしまった気がつけば５時！早く帰らなきゃ～！！！

  June 6, 2006

• 

  ついにLEGOランドに行ってきた！！！

  誰でも一度は遊んだ事のあるLEGOブロックりゅうりゅうも大好き、だから今回の旅を一番楽しみにしていた日帰りにはちと遠いなので併設の「ホテルLEGOランド」に一泊する　二日間ゆっくりと、LEGOランドを満喫だーーー！！！！マルメから車を走らせて3時間コペンハーゲンのあるシェラン島、オーデンセ（アンデルセンの生まれた町）のあるフュン島を渡ってLEGO本社、そしてLEGOランドのあるユトランド半島（ドイツと地続きなので半島）へお昼に到着してホテルに荷物を預け、早速遊びに行くどの乗り物に乗ろうか、目移りしちゃう「明日もあるから、全部乗れるよ」そう言っても、はやる心は抑えられないよ～大人だってなんだかウキウキしてしまうそしてまずは手近なところで可愛いメの汽車ぽっぽへ一人でずんずんと乗り場へ突進、一番前の席をちゃっかりGETインディアンの羽をつけてご満悦・・・LEGOのワニも泳いでるよ１年前、マルメの遊園地で始めて１人で乗ったゴーカートはおっかなびっくりだったのに・・・閉園時間までバッチリ遊んで部屋に戻る。　まだまだ明日があるもんね～♪

  June 5, 2006

• 

  フィヨルドクルーズ

  早起きしてフィヨルドクルーズへ。　フロムから約２時間の船の旅、ソグネフィヨルドの中で最も深い所を通ってグドヴァンゲンという町を目指す。ほどなくしてフィヨルドの分流地点でいきなりこの絶景！　 　うぉぉ！！　なんとアザラシ発見！！！！　岩壁から海に流れ落ちる滝がそこらじゅうに。グドヴァンゲンに到着です。　反対周りでバスで乗り付けて、フロムに向かって乗り込む観光客で大賑わいの船着場には、沢山の日本人観光客の姿も！小さなフィヨルド支流に面した町。　景色は「すげ～！」としか言いようがない。　さて、ここからどうする！？　時刻表と首っ引きでルートを検討してくれたパパの提案で、今度は別のフェリーボートに乗り換えて、サーモンやマスの釣り場として有名なラールダールという村を訪れ、そこからフロム行きのバスに乗って帰る事に。　ラールダールまでまたもや２時間の船旅。　りゅうりゅう、そろそろ飽きてきたぞ～～～ラールダールに到着。　っていうか、私たち以外誰も降りない。　何にもない小さな村。・・・何にもない小さな村。　なぜここに寄ったのか!? サーモンやマスの釣り場として有名なこの村にあるワイルドサーモンセンター。ここまで来てもやっぱり魚ですかぁぁぁ？？　意外に面白かったのが、ここで上映してくれた「鮭の一生」みたいなフィルム。　嬉しいことに日本語版上映してくれた！　約20分のフィルム、これがそんじょそこらのアクション映画よりもすごい大スペクタクル。　何万分の一の確率で、海から自分の生まれた故郷の川に帰ってくる鮭ってスゴイ！と、心から鮭クンたちを見直したのだ。そろそろ帰る時刻。　一日に何本も走ってないバスに乗り遅れないように、30分前からバス停でスタンばっておく。 　ところが待てど暮らせどは来ないよ～。夕方１本しかない便は、なぜか土曜日は運休である事が判明。　家族４人大自然の真ん中で途方にくれるワケにもいかず、タクシーを呼んでもらう。ところでラールダールからフロムへ帰る道のり、世界最長のラールダールトンネルを通る。　長さ25km、入ってから出るまでに20分近くかかった。　途中で トンネルの中が青く照明されているところが数箇所あって、幻想的！物価の高い～ノルウェーで、やっぱり高～いタクシー料金を支払って、でも無事にホテルに到着！　で、今夜は、スカンジナビア料理を堪能しよう！という事でムース（ヘラ鹿）のステーキに挑戦。　　想像していたよりしっとりやわらかそして味はさっぱり。　（こんなありきたりな表現しかできない私はグルメリポーターは絶対無理。）で、とにかく美味い！北欧名物のザリガニは、りゅうりゅうの大好物。　苦労して殻を剥くワリには身はほとんどないんだけどね～。

  May 27, 2006

• 

  フィヨルドを見にノルウェーへ（２）　～　フロムのホテル

  　今回滞在したのはフロム駅の目の前にあるフレートヘイムホテル。　フィヨルドのフェリー乗り場からもスグでとっても便利。　改装したてなのか、お部屋はとても広くてキレイだし、レストランのお料理もＧＯＯＤ！お部屋からのながめ。　フィヨルドの海もよく見えました。しつこいようだけど、湖畔のホテルじゃありやせーん。　　まぎれもなく海なのだよーーー！ホテルのエキストラベッドやレストランでの食事も子供は無料！　子連れに優しい北欧のホテルでは多いシステムなのです。そしてこの小さな町にもちゃーんと北欧式公園遊具一式が揃っていました♪

  May 26, 2006

• 

  フィヨルドを見にノルウェーへ

  キリスト教の「昇天祭」という祝日と絡めて４連休となったこの週末、今度はお隣の国、ノルウェーへフィヨルドを見に行ってきましたぁ～！！！フィヨルドといえば、社会科の教科書に出てきたアレですが、実際はどんなもんなのか想像もつかない！　大昔氷河に覆われていた所が削り 取られて谷になり、そこに海水が入り込んでできた複雑に入り組んだ地形の事だよね・・・???　で、とにかくせっかくご近所に住んでいるんだから一度はこの目で見てみるかー！と、いう事になったのです。そして！！！　早朝コペンハーゲン空港から約１時間で、ノルウェー第二の都市であるベルゲン空港へ。　今日はそこから世界最長・最深の「ソグネ・フィヨルド」を見に、観光拠点である「フロム」という町まで列車を乗り継ぎ約４時間の鉄道の旅なのだ。ベルゲン駅からミュールダールという駅まで約３時間半。　　５月も終わるというのにいきなり大雪じゃん！！！！で「フロム鉄道」という登山列車に乗り換える。　その標高差は865メートルだそう。すごくキレイでゆったりしているフロム鉄道の車内フィヨルドに流れる渓流や切り立った岩山を眺め、一番の見所はこの「ショース滝」らしく、列車は１０分間停止してしばし記念撮影タイム。　高さ100メートルくらいあるそう。　約１時間でフロム駅へ到着。在来線乗り継ぎの旅、時刻はもう夕方５時。 フロム駅前、山々に囲まれた湖のようなのに、ここは海抜０ｍ、間違いなく海！！！です。 

  May 25, 2006

• 

  イースター家族旅行　～　南イタリアはピンチの連続！？（５）

  前日からついに熱を出してしまった赤ちゃん、朝になるとやや落ち着いたものの、やはりご機嫌はよろしくない・・・。　南イタリア最終日の今日、夕方の飛行機に乗るまでに最後の目的地ソレント（「帰れソレントへ」っていう歌は有名らしいっすね）も訪ねたかったのだが、渋滞もあり今回は断念。　一路ナポリ空港～へ。　色々ありましたが、とにかく美味しい５日間でした。 何が美味しかったかというと・・・イースター家族旅行番外編＜南イタリアで食い倒れ＞に載せてみました！ちなみに帰りの飛行機ではちゃんとベビーシートも出てきましたよ～。

  April 17, 2006

• 

  イースター家族旅行　～　南イタリアはピンチの連続！？（４）

  今回の旅行の目的地はナポリのはずだったのだが、すっかりポジターノ、アマルフィと、リゾートづいてしまった。　とにかくナポリはスリだのヒッタクリだの多くて物騒だから子連れで行くのは気をつけた方がいいよ～と色々なヒトに言われていたおかげで、ちょっぴり躊躇していたのだ。若い頃はともすれば物騒な国ばかりフラフラ旅行していたママだが、さすがに二匹の子連れファミリーとなると、あまり無茶な事は出来ません。　しかし例によって「せっかくだから」やっぱり行っちゃいました。　なんたって「ナポリを見てから死ね」（Vedi a Napoli e poi muori）だしね。　ところがいざ行って見れば物騒というより、一方通行＋狭い路地だらけの街中を無事に目的地までで行く事の方が大変！（いや、パパが運転なんだけど助手席もそれなりの緊張が漂います） それでもちゃんと駐車スペースも見つかり、荷物も最小限、万全の注意で街を歩きます。　日曜という事もあって賑わいもそれほどではなく、ドゥォーモ（大聖堂）に到着です。　イタリアの礼拝堂はどこに行っても本当に美しい。　ここナポリも例に漏れず、しばしうっとりとたたずんでしまう。結果として、ナポリの人たちはみな優しかった。　子連れだからだと思うけど、みな赤ちゃんを見ると一様に「チャオ！　バンビーノ～♪」と笑顔で寄ってきてくれる。（この手のスリなのかしら？）　警戒していたワリには何事もなく、かえって好印象のナポリの街。　カフェで休憩のあとは再び車に乗り込み、ヌーヴォー城～サンタルチア港へ。と、途中、公園に移動遊園地発見！これはやっぱり遊ばせないと可愛そうでしょう。。。という事で急遽遊園地に寄り道。　疲れて眠～いと言っていたりゅうりゅうも俄然元気になってどれに乗ろうかあたふたしている。どこに行っても絶対飛びつくのが、こういう乗り物↓。　これ、スウェーデンのスーパーの入り口にも置いてあるじゃん。　いつも「ママ、お願い！　５クローネちょうだい！！！」ってせがむやつ・・・。小一時間ほど遊んで、まだまだ物足りない様子のりゅうりゅうをなだめてサンタルチア港へ。　後ろに見えるはあの有名なヴェスヴィオ火山。 と、こんな写真を撮っている場合じゃなかった事に後で気がつく・・・。イタリア最後の晩餐は早めにホテルのレストランへ。　まだまだ日も高いので屋外の席で貸切り状態。　こっちの人たち、夕食遅いからね～。　でも、その時、赤ちゃんの身体がすごく熱い事に気がついた。　どうやら熱っぽいみたい・・・。うわっ!　赤ちゃんも風邪ひいちゃった～どうしよう、、、と真っ青になる。　とにかく部屋でゆっくり寝かせて熱を下げないと、明日は夕方の飛行機でスウェーデンに戻るのだ～。ママの方は熱から咳と鼻水に移行したところ、今日も早めに休むとします・・・。

  April 16, 2006

• 

  イースター家族旅行　～　南イタリアはピンチの連続！？（３）

   イタリア３日目。　依然悪寒は止まず、いっその事パーっと高熱でも出てくれればいいのだけど、いかんせん「ガマンできない事もない」程度の微熱で、しかも食い意地だけは相変わらず張っていて食欲満点、朝食もしっかりとります。　（お目当てはイタリアのクロワッサン（ブリオッシュ）→フランスのクロワッサンとは違ったどっしりの食感がたまらん！）　で、今日も出かけちゃいました。　それでものんびりしようという事で、昨日のポジターノの先のアマルフィまで又してもクネクネ道をドライブです。イースター連休は夏休みよりも混んでいるそう。　海岸沿いの道は延々の渋滞。　遅めの出発だったので、 目的地に行く途中のレスランに早々に立ち寄ってランチタイム。 レストランでいい子にしていてもらうために、どこにいても塗り絵グッズは欠かせない。食後、キレイなお花と海を背景に。　写真ばかり撮られているりゅうりゅう、だんだん笑顔が作りモノっぽくなってきたぞー。お腹いっぱいになってアマルフィの町に到着。　誰に聞いても「南イタリア行くんだったらアマルフィ絶対行った方がいいよ！」と口々に言われたのだが、町自体はポジターノの方が可愛いかな？　　ドゥォーモ付近はとにかく観光客であふれかえってます。町のメインストリートをフラフラとショッピング。　お土産屋さん＋エノテカに立ち寄り、早速ワインを物色。　イタリアに来てパパが必ず直行するスーパーやエノテカ。　私たちは断じてワイン通ではないが、日本でメジャーなイタリア産ワイン（バローロ、バルバレスコとかＧＡＪＡとか）がびっくりするような安い値段で転がっているんだもの～。　しかも防腐剤入っていないから同じワインでも美味しい気がする！　で、今回は結局この地方のオススメワインを勧められるがまま２本購入。　勧められついでに、ペペロンチーノ入りオリーブオイルやイカスミの練りこんであるパスタ、乾燥ポルチーニ茸なども勧められるがままに購入する。　たまには面白いよねーこういうの。　アホな観光客丸出しで、お店のヒトのいいように売りつけられるの。 こんな細～い路地なんだけど、ここに車がバンバン通りすぎていくところがイタリアです。ここにもペペロンチーノが吊るされてます。　我が家もドライブの途中道端で売っているやつを高いんだか安いんだかよくわからないまま買いました。　これで家に返ってペペロンチーノのパスタを作るのが楽しみだす。肉屋発見！　豚バラの塩漬け肉を買わなければ～と買いに走るパパです。　１キロ下さいと言ってびっくりされ、弱気に「やっぱり半分でいいです・・・」と言ってしまったそうです。　持って返って自宅でアマトリチャーナ、作ります。ＧＷ前ですが、お土産屋さんには日本人の姿も目立ちました。　お店の奥に吊る下がっているひょうたんみたいな形のはチーズ。　パルジャミーノを買って帰ろうとしたけど、なぜか売ってなかった。ひととおりイタリア食材の買出しを終えて、ついでにこの地方の名産のリモンチェッロ（レモンのお酒）も買って、ほとんど地方からの買出し一家です。　だってスウェーデンって物価は高いし食材に乏しいんだもの・・・。っていうか持って帰れんのかー？？？親の気が済んだところで、今度はりゅうりゅうの気が済むように砂浜でしばし遊びました。さっき買ったゴム製の爬虫類のおもちゃでさっそく１人５役で遊んでいます。帰りの車で我が子たちはすぐに爆睡。　今日は遅い時間に美味しいランチをいただいたし、ディナーは断念。　っていうか、ママは既にセキと鼻水攻撃で味がわからないから～～。

  April 15, 2006

• 

  イースター家族旅行　～　南イタリアはピンチの連続！？（２）

  昨日北の果てスウェーデンからやって来て、ついつい浮かれて薄着で歩き回っていたのだけれど、夕方近くなってやっぱり風はまだ冷たく、帰る頃には寒さに震えていたママ。朝起きると妙な悪寒で、そして身体がイタい・・・イキナリ風邪引いちゃったよぉぉぉまったく健康管理がなってない！　っていうかありえない～サンサンと照りつける太陽の下、なぜかママ一人黒のニット＋ジャンパーという防寒のいでたちで、今日はアマルフィ海岸の高級リゾート地Positano（ポジターノ）までドライブ 絶景を楽しみながら海を見下ろす断崖絶壁に沿ってくねくねと車を走らせること約30分、街の入り口に車を止めて、あとは細い道を徒歩で下ってゆく。細い石段が連なる建物の合間から覗く海の美しさはまるで絵画のよう！観光客で大賑わいの海岸を真下に見下ろし、延々と続く細いを下るが、途中可愛いお土産屋さんやお店、カフェやレストランなどが沢山あって飽きる事がない！ビーチでは気の早い観光客が既に水着でごろんごろん日光浴を楽しんでいるっていうのに、黒尽くめの厚着で何とも浮いてしまう・・・。　あまりの日差しに赤ちゃんにもとまどっています。お昼に入ったビーチの前のレストラン。　りゅうりゅうも暑い暑い～！　と、下着一枚＋赤ちゃんの帽子。　目の前の砂浜でお砂遊びをしたくてうずうず、しかし「食べるまで遊んじゃダメ！」とパパに言われて、ふてくされ気味！？帰り道で立ち寄った農家直売所のおじさん。　せっせとペペロンチーノ（唐辛子）に糸を通して干しています。　　部屋に戻り夕食を終えて、ほとんどフラフラで寝床に入ったママ。　「せっかく来たんだから」と観光客根性丸出しで、悪寒に負けずに夕方まで遊んでしまったの。。。　果たして明日は起き上がれるのか！！！！？？？？

  April 14, 2006

• 

  イースター家族旅行　～　南イタリアはピンチの連続！？（１）

  行って来ました去年の夏休み以来のイタリア！　今回はナポリ～ポンペイ～ソレント～アマルフィと、南を満喫だよ～あの頃はママのお腹の中にいた赤ちゃんも無事に世の中に出てきてついに４人旅、そりゃもうアウアウなのだ。アウアウ御一行、乳児＋幼児でこんなにも荷物が多いものなのか！　オドロキの量の荷物を抱えて早朝６時、小雨降るコペンハーゲンを飛びたち、ミュンヘン経由でナポリへお昼に到着、さあとっととレンタカーだ！と勢い勇んで預け荷物を引き取る御一行。しかし、搭乗口で預けたベビーシート出てきません「今頃ミュンヘンの空港のターンテーブルでぐるぐるぐるぐる回ってるんじゃないの」「オスロ行きとかに積まれて凍ってるんじゃないの」我が家のベビーシートは、コンパクトに折りたためる三輪キャリアにはめると新生児用ベビーカーになる優れもの。　っていうか、ベビーシートなくて赤ちゃん抱っこしたままこれからどうするのさ～？？？気を取り直して、とにかくパパがクレームの手続きをするが、ここはビバ、イタリア。　なんか既にあきらめムードが漂っている。。。「もしも見つかったら、ホテルに届けてくれるって・・・」とにかく気を取り直して今回の旅のハイライト、ポンペイ遺跡へ。そう、1900年前ヴェスヴィオ火山大噴火で 一瞬にして灰の下に埋もれてしまった超有名なあの遺跡へ一度行ってみたかったのです。ヴェスヴィオ火山が噴火したのは紀元79年8月24日らしい。　1900年前の夏空はどんなだったんだろう。。。。1900年前に、お家の玄関に「猛犬注意」って彫ってある犬のモザイクだよぉぉぉ。「石畳や階段が多いから、赤ちゃんはベビーカーじゃなくておんぶして歩いた方がいいよ～♪」　という知人のアドバイスのおかげで持参したおんぶ紐。　遺跡では、パパの背中で揺られ続けて気持ちよくネンネしていやした。　とにかく今日はこれがあったおかげでベビーカー無くとも助かったのだ。。。そこら中の石段をぴょんぴょんとハネ回っていたりゅうりゅう。　最近体力ついたよな～。　旅行で一日中歩き回ってもグズらなくなったよ。体力勝負で歩き回ったポンペイを後にして、ホテルヘ。　スウェーデンでお世話になっている方に紹介していただいたソレント近くの、Hotel MEGA MARE。　どの部屋からもこーんな景色が堪能できちゃうのに、手ごろなお値段で泊まれる超オススメホテルです。　お部屋も可愛いし、リストランテでは何を食べてもハズレがない！　（南イタリア食い倒れシリーズは後日別ページ作ります♪）そしてその夜（しかも真夜中！）、奇跡的に空港で無くしたベビーシートは、無事ホテルの部屋まで届けられたのである！！！！　　いや～良かった～～～。　

  April 13, 2006

• 

  ストックホルム　アゲイン （３日目）

  月曜日、日本大使館へ行く日。　朝ホテルをチェックインして、タクシーに乗り込み出発です。見えてきた、大雪原のド真ん中に地味～にたたずむ日本大使館。　そういえばこのパスポートの写真を撮りに先日写真屋さんに行ったんだけど、生後二ヶ月の赤ちゃんの証明写真を撮るのは本当にひと苦労でした。　びぇーびぇーと泣きじゃくる赤ちゃんを必死にあやし、その瞬間にグラグラする首を支える手が写らないよう必死で腕を伸ばして撮ってもらった渾身のショット。　その写真がチョチョっと貼られたページに父親の代理サインをした紙も貼り、領事部のおばさんが「今、ラミネート加工してきますからね～」という、ほとんど考えられないような手軽さで我が子のパスポートが完成。　もちろん機械読み取り式でないもので、よってアメリカなどには入国できない。（行かないけど）　そんなワケで何事もなく無事今回の旅の目的終了です。　昼過ぎの電車まで時間があるので、ユニバッケン（JUNIBACKEN）　という長靴下のピッピの作者のテーマパークへ行く事に。　寒い中ようやくたどりつくとザンネンながら月曜日休館！　（そうよね、美術館やこの手の場所はたいてい月曜休館だわね･･･）　りゅうりゅうにとってはつまらないご用事に付き合った後、寒い中を歩いて疲れてきたのかゴキゲンななめです。　仕方なく昨年も行ったヴァーサ号博物館に立ち寄ってしばらく休憩の後、早々にストックホルム中央駅へ。ジュースを飲んでもうすっかり元気じゃん。　、と思ったけどやはり疲れたのか帰りの車内ではすぐにぐっすり。夜マルメに戻るとものすごい大雪がちょうど雨に変わったところのよう。　駅からタクシーに乗るまでの間で全身びしょ濡れ、大荷物とベビーカーを抱えてようやく帰ってきた。　それにしても600キロ南下しただけでこんなに暖かいのね～、ストックホルムに行ってちょっと寒さに強くなれたかも～！

  February 6, 2006

• 

  ストックホルム　アゲイン （２日目）

  晴天、午前中から果敢にマイナスワールドへ観光に出かけていったＭっちゃん姉妹を見送り、ぬくぬくと暖かいホテルの部屋でだらだらだらだらと過ごすりゅうりゅう一家だす。　持ってきたＤＶＤプレーヤーで家族全員で「マジレンジャー」を見たり、耳掃除したり、肩もみしたり、、、、その様相はまるでお互いに毛づくろいしているサルの一家。あ～、暖かい部屋の中でうだうだするシアワセ♪　それでもせっかくなので昼過ぎに意を決して街中に散歩に出かけました。　･･･今日も寒いね。あまりの寒さにとっととお店に入ってランチ休憩。　なぜか「あっちむいてホイ」で盛り上がってしまい周囲の外人の不思議な視線にさらされました。それにしてもついつい両手が出てしまうりゅうりゅう。早々にホテルに戻ってホテルのラウンジでまたしても休憩。　パパはアルコール、ママとりゅうりゅうはホットチョコレートで暖まったあと、夕方ママは予約しておいた至福のアロママッサージタイム。　二匹まとめて面倒みていてくれたパパさんのおかげでリラックスさせてもらいました～～～

  February 5, 2006

• 

  ストックホルム　アゲイン

  昨夜日本から来てくれたＭっちゃんたちとご一行様で新幹線に乗り込みストックホルムへ２泊３日の週末旅行です。なぜこの寒い時に６００キロ以上北のストックホルムへえっちらおっちら出かけたか、それは、赤ちゃんのパスポートが出来たから。　出生直後からの手続きがようやく実を結びようやくパスポートが出来上がり、月曜日に日本大使館へ取りに行くのです。　マルメから新幹線（X2000）で４時間半。去年の夏に遊びに行って以来、２回目の首都訪問だ～！生まれて初めて電車に乗った赤ちゃん。　ちなみにスウェーデンでは日本と同様未就学児の電車の運賃はタダです、そして新幹線などの指定席は20クローネ（約300円）。Ｍっちゃんが日本から持ってきてくれた「東京ばな奈」をみんなにまわして気分はほとんど修学旅行。午後２時、ストックホルム中央駅到着。　ホームに降り立ち、寒いね。この週末のストックホルムはマイナス１３度との事。駅から徒歩１分、二人の子連れでは徒歩１０分のホテルまでの距離、すでに全身凍りつきそうな感じです。部屋でひと休み後、ご一行様で旧市街へ散歩に出る。寒いね。防寒対策は万全のハズだがちょっと歩いているうちに足元からじんじんきてます。　Ｍっちゃん姉妹は日本からミズノの「発熱下着」を持参。　うらやましい～。しかし『北のベニス』は冬景色もスバラシイ。　きーんと張り詰めた空気に夕日が冴えてます。　　　このヒトはどこへ連れていかれても、お地蔵さんのように黙って寝ているのみ。このヒトはどこにいても元気ですが、やめろと言ったのに雪でボールを作って遊んだおかげで、この写真を撮った直後「手がつめたいよぉぉぉ」と半ベソ状態に豹変。　ホテルの前の温度計はマイナス８度くらいでした。　一国の首都にはイケてそうな日本食レストランもあったのですが満席で断念。　ホテルのレストランでスウェーデン料理を楽しんで今日はおしまい。

  February 4, 2006

• リンショピン　2日目

  夕べ遅くまで星空をながめていたせいか、爽快な森の朝だというのに大人たちは寝不足気味。しかしどんな時でも子供は早起き、りゅうりゅうの「お腹すいたよ～起きてよ～」攻撃でしぶしぶ起き上がる。昨日しかけたザリガニ採りの網を見てみると、小さいのが２匹かかっている！　りゅうりゅうの思い出にお土産に一匹持って帰る事にし、部屋の掃除をして、マーカスの実家へ移動する。リンショピンから車で３０分ほど離れた小さな町は映画のセットのような緑に囲まれた自然の美しい場所でママ自慢のお手入れの行き届いた美しいお庭と野菜を栽培している温室のある素敵なお家だった。朝食をご馳走になりシャワーを借りてさっぱりしたところで、マーカスに町を案内してもらう。昨日に引き続きラッキーな事にいいお天気！　スウェーデンの公爵が今でも住んでいるという大きなお城へ遊びに行く。大好きなマーカスに肩車をしてもらい得意満面のりゅうりゅう、湖のほとりをぐるっとお散歩する。お宅に戻ってお昼ごはんまで用意してもらっていたので本当に恐縮してしまった。昨日から一生懸命英語で話しかけてくれて、あれやこれやと気を使ってくれたママ。　スウェーデン人は非常にシャイだと言われる。ここで暮らすようになってからそれを実感していたが、そんな人たちの自宅に呼んで暖かいおもてなしを受けた事は実はすごく貴重な経験だったのではないかと思う。

  August 21, 2005

• リンショピン　

  この週末は夏休み最後のイベント。　リンショピンにあるパパの同僚マーカスの実家のサマーハウスで過ごすのだ。リンショピンはスウェーデン第四の都市との事でマルメから４００キロ北上した所にある。　都市部は有数の工業都市という事で栄えているが、少し郊外へ出るとまさに森と湖の国そのものである。　早朝出発してお昼前に到着すると、マーカスのお母さんがお出迎えてくれた。　湖畔の別荘と聞いて幾棟も立ち並ぶ別荘地を想像していたが、着いてみてびっくり！　そう大きくないこの湖には、マーカス一家の小さなサマーハウス、と少し離れた所にもう２軒しか家がない。まったくのプライベート湖なのだ～。　このサマーハウスも数年前に家部分を購入して、バルコニーの部分は自分たちで建てたのだそう。お母さんが用意してくれたサラダとパンの昼食を食べたあと、りゅうりゅうを含む男性軍は早速ボートを漕ぎ出して釣りへ出かける。　ママとマーカスママの女性軍はバルコニーでのんびりと過ごす。周囲に人もいない、車も通らない、本当に何の音もしない。人が住んでいない所とはこれだけ静かなものなのかと驚いてしまう。　さて、マーカスママは３人の男の子を育てあげ、お裁縫や手芸、木工などのハンドクラフトの先生をしているとの事。夏場は毎日学校が終わるとこのサマーハウスに寄って、湖で水浴びをしたり、森にきのこを採りにきたりしているそう。　夕食のおかずにするキノコを採りに行くというので、ママも長靴を借りて一緒に森へ入る。暗くなれば鹿やエルク（巨大なヘラジカ）が沢山出てくるそう。　毒キノコとそうでないものを教えてもらいながらキノコを探すが、素人ママにはなかなか見つけられない。　結局全てマーカスママが見つけてあっという間にカゴ一杯にしてくれた。戻るとパパ・マーカス・りゅうりゅうは釣りを切り上げて湖で泳いでいる。素っ裸にライフジャケットという奇妙な格好で、またしてもパパの特訓を受けているりゅうりゅうだが、おっかなびっくり、ちょっと怖いだけでベソをかいていたが、釣ってきた魚を仕掛けにザリガニ採りの仕掛けを仕込むお手伝いですぐにゴキゲンになる。夜はバーベキューを用意してもらう。こんなにしていただけるなんて思っていなかったので感激！　夕食後はスウェーデンでメジャーなボール投げのゲームをし、マーカスママは自分のお家に戻る。りゅうりゅうも今日は一日自然の中を飛び回って、パパやマーカスにも沢山遊んでもらったので、９時過ぎ、日も暮れてきた頃には眠さ限界のようでバタンキュー。ここには電気も通っていないので、夜はロウソクの明かりだけだが、今夜は満月で月明かりがこうこうと照らしている。森の奥から犬の吠えるような声が聞こえてくるが、これは鹿の鳴き声だという。犬にそっくりでびっくり！。　昼間仕掛けたザリガニには小さいザリガニが引っかかっていた。（ちなみにスウェーデンではザリガニを食べるのだ）ところでサマーハウス（別荘）は、短い夏を満喫するためスウェーデン人には欠かせないよう。１年間の貯金を全て休暇につぎ込んで平均３週間の夏休みをとるスウェーデン人は、ただひたすらのんびり過ごし、とにかく太陽を浴びる。なのでわざわざ遠い場所を選ぶ事なく、家の近所の風光明媚なところに建てるようだ。　今回はほんの少しだけだが、まったくお金のかからないスウェーデン式休暇をスウェーデン人と一緒に体験し、またとない思い出を作る事ができた。　

  August 20, 2005

• 夏休み家族旅行　１５日目最終日　ドイツ・ミュンヘン～スウェーデンへ

  朝８時にホテルを出発し、ドイツ・ミュンヘンへ。　以前仕事で１年間住んでいたパパの庭である。車を止めて町をぶらぶらとする事に。ミュンヘンの街中いたるところにおかれているライオン像。ひとつひとつに駆け寄って「写真撮って！」とポーズをつけるりゅうりゅう。意味がわからない！まずはドイツ皇帝の御用達の高級食材店ダルマイヤー本店へ。白ソーセージやハム、紅茶やお菓子を買い込んでうきうきである。次に私たちが訪れたのはミュンヘン一のデパートの家電売り場。以前から湯沸しポットを探していたのだが、家電など買うなら税率25%のバカ高いスウェーデンで買うより旅先のイタリアかドイツで買った方が安いよね、とこの旅行で買う事に決めてあったのだ。さすが大都市で品揃えもバツグン！お目当てのポットの他いくつか台所用品なども買って大荷物を抱えて歩く。そして大きな町だけあって寿司屋や居酒屋などの日本料理店も多くみかける。この旅で一度も登場しなかった和食が急に恋しくなってしまい、お昼は味噌ラーメンをありがたくいただく。パパとママがつつましく味噌ラーメンなのに、りゅうりゅうは食べ物の中でダントツ一位の大好物の寿司盛りを食べる。　この人はとにかく寿司好きでスウェーデンでもたまに寿司屋（と言ってもカリフォルニア巻きと鮭や海老くらいしか置いていないが）に行くと大人と同じ量平気で食べた挙句おかわりまで要求するのだ。食後は本場マイスター手作りの、本物の「くるみ割り人形」を探しにハンドメイドの木製工芸品店へ。ドイツはおもちゃと絵本の先進国（教育学者フレーベルはドイツ人だった事を後に知った）と何かに書いてあったが、くるみ割り人形以外にも可愛い木製おもちゃが多数ありしばし楽しく遊んでしまった。くるみ割り人形の値段はピンきりだったが、実際にくるみを割れる王様の人形を選ぶ。りゅうりゅうにも紐で動く可愛いお猿さんのおもちゃを選んでお店を出る。午後２時、そろそろ最後の観光地を後にする時間。色々相談した末、交代で運転しながら行けるところまで行ってしまおうという事になり、ついにママもドイツアウトバーンを初体験する。と言っても安全第一、右側をゆっくりと走行。途中幾度かの休憩を挟み意外なほど順調に夜更けにはハンブルグへ到着。夕方休憩先のドライブインの公園で遊んで体を動かしたりゅうりゅうもすでに後部座席で熟睡。夜中の１時にはプットガルテンへ到着してデンマーク行きのカーフェリーに乗っていたのだ！２週間ぶりのスカンジナビア半島、夜中とはいえ気温は１５度！　空は満点の星空。予想はしていたが、戻った頃にはもう秋の気配が漂うスウェーデンだったのだ･･･。　総走行距離5000キロ、家族３人そろって色々なことを体験した夏休みはこれでおしまい！

  August 6, 2005

• 夏休み家族旅行　１４日目　ブレンナー峠超え　（オーストリア・ヴェルグル）

  午前中リド島内のメインストリートをぶらぶらとした後、カーフェリーに乗ってイタリア本土へ渡る。さあ！楽しい旅を終え、これから日曜日まではひたすら北上してスウェーデンへの帰路となる。ルートは、ヴェローナからインスブルックに向かう途中にあるブレンナー峠（イタリアとオーストリアの国境になっている）を越えてドイツ入り、ミュンヘン～ハノーバー経由でドイツのど真ん中をきっちり縦断する予定である。　ブレンナー峠はかつてゲーテやモーツァルトも越えた峠だそう。あの山もこの山もみんなモーツァルトが見たのと同じ山なんだ～、などと思いながら助手席で一生懸命ビデオに録画する。しかし後ろの席からはりゅうりゅうが見入るアンパンマンのテーマソングが軽快に聞こえてくるのがちょっと異様である。遅い午後の西日を受けて、黄緑色に光る壮大な山々を言葉で表現するとすれば「雄雄しい」という感じだろうか。気分を盛り上げようとＦＭでチロルっぽい曲が流れていないか探すがやはりアンパンマンにはかなわない･･･。　長い山道も終わりに近づき無事イタリア国境を越えた頃には日も暮れてしまう。　インスブルックを越えてドイツ国境近くのヴェルグルという場所のドライブインで夕食をとる。せっかくオーストリアにいるのだからせめてオーストリア料理を食べようという事になり、ウィンナーシュニッツェル（オールトリア風カツレツ）・ニジマスのムニエルを食べる。　仕上げにウィンナーコーヒーを飲み満足した所で、今夜はこのドライブインのホテルにそのままお泊りする事に。

  August 5, 2005

• 夏休み家族旅行　１３日目　イタリア・ベネツィア（リド島）

  今日も午前中の天気は曇り。今回の旅行ではなかなかゆっくりと美術館へ足を運ぶ時間がとれなかったのが、ここベネツィアでようやくアカデミア美術館を訪れ、ベネツィア派の作品を鑑賞する。　自分が今見てきたものと変わらぬ風景が数百年前に描かれた事を考えると感慨深いものがあった。美術館を出て裏手を歩き、ベネツィアで有名な「フラゴリーノ」というイチゴの香りの甘いスパークリングワインを求め雑誌に載っていた古びた酒の小売店へ行ってみる。店内にはカウンターバーもあり、立ち飲みでショーケースのお惣菜をつまみにワインやお酒を一杯飲む人たちでにぎわっていた。　そのお惣菜でサンドイッチも作ってくれるようなのでここでお昼ご飯を買って外で食べる。　バゲットに干し鱈のペーストを挟んでもらったサンドイッチが予想以上に美味しく、りゅうりゅうもペロっと平らげてしまう。リド島へ戻る水上バス乗り場へ戻りがてら、サンマルコ広場などを散歩するが、どこを歩いてもあまりに人が多い。まさに人に酔ってしまい、なんだかぐったり疲れてしまった。さすが世界の観光地だし見たい建築物などもあったが、やっぱりリド島やムラーノ島の方が町歩きは楽しい。ホテルに戻ると晴れてきたので、早速りゅうりゅうお待ちかねのビーチタイム！　しかしビーチサービスはすでに閉まってしまい、そうこうしているうちにまた天気も怪しくなってきた。でもせっかくなので砂浜の公園でしばらく遊ぶ事に。海に入らないのに気分を出したいのか、りゅうりゅうは海パンにはきかえるという。持ってきたお砂遊びの道具で思いっきりお砂遊びをしたり、遊びにきた地元のお友達とすべり台をやったり、大人も海辺でのんびり読書をしたり、最後になってしまったがリゾート気分を楽しむことができてよかった～！　ベネツィア最後の夜。長い旅もそろそろ終わりに近づいている。そういえば初日の夕食で嬉々として頼んだメインディッシュのスズキのグリル、こんがり焼き上がった大きなお魚を持ってきたウェイターが一旦皿を引っ込めて丁重にほぐして骨や頭、皮までも除いてくれた。　えええ！？、皮とか頭のまわりのところとかが美味しいのにどうして取り除いちゃうの～？？？とちょっとがっかり。日本人ならあと３割増しで食べられる所があったハズのお魚ちゃん。白身だけのスズキのグリルと、ベネツィア名物アドリア海産魚介のフリット（フライ）も一皿に大さじ一杯くらいは塩を振っているのではないかというほどの塩辛さ。久しぶりのシーフードは美味しかったが、お魚好き日本人としてはちょっと残念。　それに日本人の胃袋でメインディッシュまで頼むのはなかなか気合がいるし、今夜は前菜＆魚介のパスタ（これはどこで何を食べても本当に美味しい！）で軽く済ませる。（観光地のレストランではそれも許されるのであった）

  August 4, 2005

• 夏休み家族旅行　１２日目　イタリア・ベネツィア（リド島）

  今日は残念ながら朝から雲行き怪しく、ビーチで遊ぶ予定を変更してベネツィアングラスを探しに隣の島ムラーノ島へ渡る。ホテルで手配してくれた観光客向けの見学ツアーのボートに乗ってまずはベネツィアングラス職人の素晴らしい技を見学。商魂たくましい店員にぴったりと付き添われ、そのまま自動的に高価な商品を売り込まれるがさりげなく交わしてツアーを離れ、町中のお店を見て回る。いわゆる豪華な「ベネツィアングラス」が置いてある観光コースのお店と違い、伝統的な模様や手法を生かした現代風のデザイン物を置いてある小さなお店が軒を並べる一角、いい目の保養になった。何軒かを見てまわった末、パパが以前来た時から買おうかどうか迷っていたというグラスのセットや、美しい曲線が気に入った一輪挿し、そして珍しい色合いと柄のランプシェードなどを見つけて思い切って購入。ちょうどスコールがやって来て雨宿りがてら入ったトラットリアで３人別々の海鮮のパスタを頼むがどれも予想以上に美味しくて本当に幸せ！　雨がやみかかった頃、リド島は車で入れるという事がわかったので一旦車をとりに水上バスで空港に戻り、カーフェリーに乗って再度リド島入りをする。夜は本島でディナーを予定していたが８月に入ってしまったのでお目当ての店は休業している。何とか開いているお店を探して予約を入れて、水上バスで本島に渡る。夕暮れの風景が美しかった事！　ママの好きなジュード・ロウが出演しているリプリーという映画に出てきたホテルの前で水上バスを下車、ちょうどゴンドラ乗り場があり、雨の中、傘を差した素敵なカップルを乗せてゴンドラ漕ぎが水辺へと漕ぎ出す。　濡れた石畳の狭い狭い迷路のような路地。キャ～これがベネツィアなのね～、とロマンチックな気分に浸って歩くママに、そろそろおネムになってきたりゅうりゅう、ベビーカーを自分で押すだの（意味ないじゃん！）疲れたから抱っこだのと、容赦ないグズり攻撃が襲い掛かる･･･　今日は一日大人の買い物につき合わせてしまったので仕方ないか･･･、と現実に戻ってホテルへ戻った。　

  August 3, 2005

• 夏休み家族旅行　１１日目　イタリア・ベネツィア（リド島）

  楽しかったガルゴンザを後にして、イタリア最終目的地のベネツィア・リド島へ。車で街に入る事の出来ないベネツィアでは、空港の駐車場に車を泊めて、最低限の荷物だけ持って水上バスで上陸する。まさに水に浮かぶ美しい町並みを水上バスからながめると、さすが世界の観光地。ここも人であふれている。私たちが滞在したリド島はベネツィア国際映画祭の開催地でもある有名なリゾート地との事。細長い島はバスからながめた市街とはうってかわってのんびりとした感じ。夕食前にホテルのお庭のバーで休憩中、りゅうりゅうはパパに習った木登りに早速挑戦。一人でするすると登れたのには、ウェイターのお兄さんもびっくり。さあ！トスカーナ肉弾戦の後、ここベニスは一転して海鮮料理三昧である。ホテルの人に紹介してもらったレストランに行き、久しぶりのお魚料理を楽しむ。これだけ食べても全く胃もたれしないのはやはりオリーブオイルのおかげだと実感。和食党のママは、いつも旅行の時は数日で和食が恋しくなって日本料理店を探し回るのに、今回は全くそんな事もない。イタリア料理恐るべし！

  August 2, 2005

• 夏休み家族旅行　１０日目　キャンティ（モンテ・サン・サヴィーノ）

  またもや食の話題。ここトスカーナでは炭火焼のステーキ（ビステッカ）が有名で、どこのレストランでもものすごい大きさのステーキがメニューに載っている。この近辺のキアナ渓谷という土地で放牧されている「キアナ牛」という幻のオーガニック牛がいるが、高価なキアナ牛を出しているレストランはこの地方でも大変希少だとの事。そこで今日の夕食のテーマは「キアナ牛のビステッカを自分たちで焼こう！」モンテ・サン・サビーノの肉屋に突撃し、「キアナ牛かな･･･?」と少々不安ながらもそれらしいステーキ用の肉を買う。パパの「少しでいいです」のイタリア語にもかかわらず、おそらく600g はあろう厚さで切られてきたがそれでも1000円しない安さ。　その後町を少し散歩しているともう１軒の肉屋を発見。店のウィンドウには「キアナ牛」マークが燦然と輝いている！そして店に入ってみると堂々とキアナ牛の烙印を押された肉塊を発見してしまう。やっぱりさっきの店のはキアナ牛ではなかったんだ～！とわかり、せっかくなので、「大丈夫大丈夫、３人いるんだもん、食べられるよ」「せっかくだから普通の牛肉との違いを知る為にも、両方焼いてみようよ」と、自分達に言い聞かせるように相談し合うパパとママ。結果ここで本物のキアナ牛も追加購入。またしても「少し」頼んだつもりが今度は推定約1kgのステーキ肉を包まれてしまい、合わせてすごい重さの肉を買って帰る。午後はトスカーナワインを求めてぶどう農場のエノテカめぐり。ホテルから20分ほどでキャンティ・クラシコの産地へ。年代や種別にもよるがDOCGの最高格付けシール付きでも日本に比べればびっくりするほど安い。農家のおばさんが小屋から出してきてくれるような所や、日本の雑誌でも度々紹介されるような有名所まで4～5軒まわる。合わせて数十本のワインを購入し大満足のワイン好きのパパ。（ちなみにスウェーデンではアルコール類の販売が制限されているので、普通のビールでも昼間特定の場所でしか買う事ができずしかも高い！）ホテルに戻って夕方はまたしてもプールタイム。　その後部屋で夕食。昨日買った野菜を使ったスパゲティを食べたあとは、お待ちかね、ビステッカの登場。　パパの豪快なフライパンテクにて表面カリっと、中身はレアに焼き上げられた巨大ステーキに家族３人かぶりつく。　感想は、「こんな美味しい肉、今まで食べた事ないよ～」で全員一致。（りゅうりゅうも人生４年間で食べた肉の中で最も美味かったらしい）　本当に最初に買った普通のステーキ肉と比べてみると全く違う味なのでびっくり。日本の松坂牛などの霜降り肉のとろける美味さとはまた別のものである。「噛めば噛むほど味わいのある」というどこかの雑誌のウンチクは嘘ではなかった～！！！！それにしてもいくら昼食を抜いて備えたとはいえ、1.6Kgのステーキを平らげてしまう（ほとんどパパ）うちの家族って･･･。

  August 1, 2005

• 夏休み家族旅行　９日目　キャンティ（モンテ・サン・サヴィーノ）

  お部屋にキッチンが付いているので、ここでの滞在中は自炊する事に決定。そろそろ外食にも飽きてきた頃、早速食料の買出しに町まで出かけるが、こんな暑い８月の日曜日、しかもこんな田舎町、イタリアでお店が開いているワケがない！　アレンツォという大きな町なら開いているかも！と、ドライブがてら、30分ほど車を走らせてみる。すると途中、お店発掘の大得意なパパの鋭い嗅覚で野菜の直売所が開いているのを確認。そうは見えない建物の中には、美味しそうなとれたての夏野菜や果物が沢山並んでいるではないか！！！！早速トマトやナス、ズッキーニなどの野菜や果物を買い込む。驚くほど安くて全部で5ユーロ(700円程度）で山ほど買えてしまった。　ホテルに戻ってコモ湖で買ったお土産用のオリーブオイルと買ったばかりの採れたて野菜で夏野菜のスパゲッティの完成！　うーん、さすがイタリア！トマトの甘味が違うのね～と感動。お部屋でしばしお昼寝の後、竜平君が朝から待ちこがれていたプールタイム！　高台のプールから見下ろす３６０度パノラマのぶどう畑とオリーブ畑はまるでパッチワークのよう。そんなのんびりした景色の中、りゅうりゅうはパパに泳ぎの特訓を受け、必死の形相ながら楽しくて仕方のない複雑な笑みを浮かべてキャーキャー言っていた。

  July 31, 2005

• 夏休み家族旅行　８日目　イタリア・ピサ～キャンティ（モンテ・サン・サヴィーノ）

  午前中、涼しいうちにお土産を買いに町へ出たあと、フィレンツェから約１時間のドライブでピサへ寄り、あの有名な斜塔を見に。期待を裏切らない、写真どおりの傾きに感動。世界中の観光客が暑い中、例の斜塔を手で支えるポーズで記念写真を撮っているその光景もまた期待通りだった。　もちろん私たちも、せっかくなので同じポーズで記念撮影大会。　本日もイタリアは灼熱地獄！　しかし次の目的地は、トスカーナ中部、ワインで有名なキャンティ地方の山奥のヴィラ。　ピサからフィレンツェへ戻り、アレンツォ方面へ進むと、見渡す限りのひまわり畑、ぶどう畑、オリーブ畑。　その谷間にポツポツと可愛らしい町が見える。　　到着したホテルは、カストロ・ド・ガルゴンザというステキなヴィラで、お城のような敷地内には、メゾネットタイプのアパートメントやヴィラ、レストランやプールが点在している。　あまりにステキなので急遽今後の旅程を少し変更して、３泊滞在する事に。　テレビもない静かなお部屋、風が吹き抜けて気持ちがいい！！！　りゅうりゅうは早速ヴィラの周りを探索、バケツ一杯の松ぼっくりを拾ったりして遊んでいた。　

  July 30, 2005

• 夏休み家族旅行　７日目　イタリア・フィレンツェ

  ジュネーブあたりから真夏日が続いていたが、さすがここイタリアは暑い！　この日の気温３８度。　せっかくホテルの部屋も広くて快適なので今日は一日のんびり過ごす事に。　昼間、ドゥオーモ付近を散策したが、あまりの暑さにりゅうりゅうもごきげんななめ。パパに抱っこしてもらいながら、ふて寝してしまう。　夕方、少し涼しくなってから、ピッティ宮殿、ポンテ・ベッキオ橋を散歩しつつ、予約しておいたレストランで、食事をする。　昨日、今日と、ミシュランの「安くて美味しい」マークのついているお店を予約して行ってみたが、いずれも、驚くほど安くて美味しく大満足。　ミシュランは信用できます。　

  July 29, 2005

• 夏休み家族旅行　６日目　イタリア・フィレンツェ

  コモ湖を出発しさらに南下、フィレンツェへ。　順調にドライブしていたが、目的地寸前で、高速の渋滞にはまり、ホテルに着いたのは夜８時。今日は近くのレストランで、空腹を満たすのみ。　楽しみにしていたトスカーナ料理、炭火焼ステーキを３人でがつがつ食べる。　ホテルはフェラガモ本店の横のステキなお部屋で、今日から２泊の滞在予定。

  July 28, 2005

• 夏休み家族旅行　５日目　スイス・ユングフラウヨッホ　～　イタリア・コモ

  早朝７時、インターラーケン駅から電車に乗って約２時間、標高約３５００メートル、ヨーロッパ最高地の駅「ユングフラウ・ヨッホ」に氷河を見に。　まさにアルプスの少女ハイジのままののどかな山々の風景が、いきなりの雪山に変わり、一同びっくり。　りゅうりゅうは、雪山と聞いて、「雪だるまを沢山作って遊べる場所」に行くと理解していたようで、「景色を見るだけ」のこのツアーにちょっぴりがっかり。しかし展望台付近にちょっとだけ積もっている雪に触れる事ができて少しは満足した様子。　展望台のカフェで売っているカップラーメンが韓国や日本から来た観光客に大人気のようで、どこを見渡しても、カップラーメンをすすっている人が視界に入ってしまうのが面白かった～。午後１時に戻り、ついに最終目的地、イタリアを目指す。　今日は国境付近のコモ湖まで移動。　ここも夏休みシーズンで沢山の観光客で賑わう町だった。　湖畔のホテルは窓を開けるとコモ湖を一望できるナイスロケーションだったが、スイスでレマン湖を見たあとにはちょっぴり小さく感じてしまう。　今日からは大好きなイタリア料理三昧だ～！　と喜ぶパパとママ。　夕食は、カボチャのリゾットや、珍しいズッキーニの花のパスタなどを食べる。　スウェーデンにはカボチャがないので、日本を離れて以来、始めて食べるカボチャの味に感動。

  July 27, 2005

• 夏休み家族旅行　４日目　スイス・インターラーケンへ

  お世話になった原さんのお宅を出て、ジュネーブ観光へくりだす。　ジュネーブといえば、レマン湖、そしてそこから噴き出す巨大噴水である。　間近で見る大きなこの湖のほとりや、ジュネーブ旧市街などを散策。　この日の気温３０度、あまりの暑さに、りゅうりゅうはパンツいっちょで、湖にじゃぶん！　冷たくて気持ちの良い水でしばし水遊びを楽しむ。湖畔でしばし遊んだ後、次の目的地へ出発。　アルプスの玄関口、インターラーケンまで約２時間のドライブ。　高速道路を進むに連れて、アルプス山脈の壮大なパノラマに囲まれた美しい景色、ハイジのアニメそのもの家並みと牧草地帯で鈴をつけた沢山の牛が放牧されている。　蒼い湖と、ほとりに家々、心に残る美しい山の景色だった。　インターラーケンは、観光客で賑わっていた。　

  July 26, 2005

• 夏休み家族旅行　３日目　スイス・ジュネーブ

  朝ホテルを出発後、コルマール近辺の村へ。　ワイナリーに寄り道してアルザスワインを調達。　ワイナリーのご主人に教えてもらったお薦めのレストランで、昼食をとる。　可愛らしいビストロで美味しいラムの煮込みを食べてお腹いっぱい。　その後、さらに田舎町へと進み、友人に教えてもらったお店にアルザス産のベリーなどを使ったジャムを買いに。「ジャムの妖精」と謳われる有名パティシエールのいるお店だと聞いていて、ミーハーなママはそこで直にジャムを買うのを楽しみにしてたのに、残念ながら月曜日は閉店・・・。しぶしぶ店の前で記念写真と撮ってあきらめる。午後、アルザスを後にして次の目的地、スイスのジュネーブへ。　ママのお友達で、結婚してジュネーブに住んでいるミキさんのお宅へ今晩はお世話になる事になっている。　スイスはＥＵ外なので国境越えの際にはパスポートに入国スタンプを押してもらえるのを楽しみにしていたのに、まったくＮＯチェックでちょっぴりがっかり。久しぶりに会った友人宅で、美味しい夕食をご馳走になり、夜中遅くまで話に花が咲いてしまった。。。。

  July 25, 2005

全69件 (69件中 1-50件目)

1 2 >