矢口竜二のブログ

現場サイドの事をブログに書くが、政治も福祉関係もそうであるが
机上の論理では、解決しない事が多いと思う。
私がシステム構築は、必ず現場サイドの仕事をさせて貰い
それからシステム設計を行うと言う方法を取って来た。

それは現場では何が起きるか分からないのと、業務の流れが
理解しないでシステムを構築しても、人がシステムに振り回されて
最終的にはシステムが死ぬ状況になる事を知っているからである。

これはシステムばかりではない、現状の政府の政策もそうであるが
現場サイドを知らないで、その時点の起きた問題点だけに注目して
政策案を出すが、それは根本的な原因を求めないで、表面だけを
繕っているから、一時的には効果があるが、次なる問題が出て来る。

これは福祉でも同じであり、現場サイドの経験が無い学卒が
高齢者や子供関係の担当を行っても、規則的には動くだけであり
相手の立場を理解出来ないし、理解出来ない人ほど高圧的な
モノの言いようになり、本来の福祉と言う部分から掛け離れる。

特に対人となれば、相手の気持ちを理解して、それなりの行動を
取る事が必要であるが、それには、ある程度の時間が掛る。
所が、相手と１度や２度くらい会っただけでは、部分的な事は
理解出来るが、相手の立場を理解する事が難しい。

その面では私とブツカル可能性が高くなるし、現場を知り
その人の性格も知る事で、相手の気持ちに近づく事が、
本当の福祉に繋がるが、どうも、その面を吸収する人と
出来ない人が多く感じる。

特に学卒や若い人には、現場を経験させて、人に対する考え方や
接する方法を学ばせるべきであるが、その方達も考え方が
それぞれなので色々な事を吸収できる人も居るが、出来ない人も
居る事は難しい部分が出て来る。
吸収出来ない人は、多くの面では役所的な行動を行う場面に
出くわす事が多くなって来た。

最終的には、個人的に動く事に成り兼ねないと私は考えてしまう。
どうも組織的な事が苦手なのであろうし、組織としてもお役所的な
動きをする所は駄目である。

対応の能力が臨機応変に行う所なら、組織としても認めるが
それが出来ないで規制や規則を先行させると、私は反発する事に
なるタイプなので、そことは一歩下がって付き合う事になる。

これも日本の教育制度が人としての部分で、教育がなされていないのと
覚える教育が主体になっているので、人間性を重んじない部分が
多すぎる為だと思える私である。

基本的な部分で人間としての教育が成されていないし、親も
良い学校、良い仕事で覚える教育感が強いのであろう。
愛が無い教育が日本の教育制度である事が、多くの問題を
起こしているのであろう。