慶文堂　ひま人日記

新米を持ってきてくれたオジさんと一緒に、たまたま家の裏手に回ってみると・・・、



【おや？栗のイガがゴロゴロと・・・】


「おー、クリ落っでだ！」（おー、栗が落ちてる！）
「ああ、んだなァ」（ああ、本当だ）

と言いつつも・・・別に珍しくないんすけどォ(^_^;)ゝポリポリ
でも、私もこんなに落ちているとは思いませんでした。
ハテ？どこから・・・と、見上げてみると、




おお、あるある！クリのイガが沢山（ちょっと見にくいけど、ちゃんとありました）。
そうかァ、ここにクリの木があったんだァ。気がつかなかった。１４年も住んでいるのにねェ。
ああ、だから夕べはクリご飯だったんだ（納得！って、オイ！）
いや、このクリご飯が美味しくて・・・って、そんな話はオイトイテ（つ´∀｀）つ

道理で最近、風が強い夜には“バタン！バタン！”と音がすると思った（クリの実が屋根に落ちる音）。



さァ、それからクリ拾いが始まりました。
農家やってるオジちゃん、こういうのが大好きです。
もうやめられない、止まらない・・・。
私も片手に一つぐらいは拾いましたが、なにぶん草履だったもんで止めました。
いやァ、クリ拾いなんて何年ぶりだろう？



私の実家の裏にもクリの木がありました。っていうか、何本かありました。
去年の大雪で一本倒れましたけど、まだ何本かあると思います。



朝、布団の中でウトウトしていると、よく、

“バタン！…バタン！”

とクリの実が屋根の落ちる音が聞こえたものです。
だから珍しくはないんですけど、でも町場の人にとっては珍しいみたいですね。
お隣に来ていたトタン屋さんも拾っていました。



【隣の小屋の屋根の上。これはさすがに拾えません（笑）】



この辺りで取れるクリは、『山栗』とか『柴栗』とか言われる小さいクリです。
見栄えは良くないし、細かいので皮むきなどの処理が大変面倒ですが、食べて美味しいのはこのクリなんです。



小さい頃はよくこのクリを拾いましたよ。
両方の足先を使って、ちょいちょいとイガの中身（クリ）を出し、それをつまんで取るんです。
子どもの頃はよく火バサミを使って取り出しました。



今でもクリ拾いする子どもっているんでしょうかね？
ウチの子たちは、たまにおばあちゃんと一緒に拾うみたいだけど。
物が豊富にあるから、

『スーパーに行けば売ってるよ！』

って言われそう。
でもね、君たち。自分で取ってきたクリってのは、また格別なんだよ。
渋皮を剥いて、生で“ガリガリ”と齧（かじ）っても美味しいよ。
でもね、気をつけないとその後、やたらとオナラが出るけどネ(笑)