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カテゴリ:時事問題
中国の四川省大地震でドタバタしてましたが、その間、こんなメールマガジンが届きました。
《引用開始》・・・福田内閣メールマガジン(第31号 2008/05/15) ==================================================================== [困っているときこそ。福田康夫です。] 困っているときこそ。福田康夫です。 今月に入って、ミャンマーでのサイクロンや、中国四川省における地震など、史上まれにみる大規模な自然災害が続いています。 ミャンマーでは、サイクロンによって、2万人を超える死者が出るなど甚大な被害が発生しました。さらに、多くの方々が避難生活を強いられていると聞いています。 四川大地震でも、すでに死者が1万人を超え、多くの建物が倒壊して2万人を超える方々が今も行方不明となっています。学校が崩れてたくさんの子どもたちが被害を受けるなど現地からの情報に接するたび、胸がつまる思いです。 現地では懸命の救出作業が行われていると聞きます。わが国としても、すでに両国に対して、テントなど物資面での第一弾の支援を行っていますが、今後もできるかぎりの支援を行うことを伝えています。 大規模な災害では、人的な面での協力も重要です。緊急医療チームの派遣も含めて、それぞれの国から要請があれば、人的支援も積極的に行う用意があることも申し入れています。 阪神淡路大震災のときには、世界各国から支援の申し入れがありましたが、自然災害による困難は、他人事ではありません。困ったときに助け合ってこそ、真の友です。 救助が終わった後も、多くの被災された方々の生活確保やその後の復興など、災害から再び立ち上がるまでの道のりは長いものとなりますが、国際社会とともに、わが国もできるかぎりの協力をしてまいります。 先般、私がお約束した、道路特定財源を来年度から道路以外に医療や少子化対策などにも使えるようにする「一般財源化」は、すでに政府・与党で決定した方針ですが、13日、閣議決定を行って、この方針を改めて確認しました。 今後は、生活者の目線に立って何が必要か、といった使い道の議論をはじめ、必要な法改正など、「一般財源化」の中身を具体化するための作業を進めます。 ぜひ野党の皆さんにも加わっていただいて、より良い一般財源化の仕組みを作りたいと願っています。 道路特定財源制度は、これまで半世紀にわたって続いてきたものですが、政府・与党全体で全力を挙げ、「来年度から廃止し一般財源化する」とのお約束を必ず実現してまいります。 《引用終わり》 困っているときこそ、福田康夫!なんだそうです。誰が言ったんだよ、いったい。 そんな事、日本を代表する総理大臣たる人間が自分で言うか??なんか、安っぽいキャッチコピーみたい(笑) でも『頼りになる福田康夫!』をアピールしてる割に、本文がコレだもんなァ。 >・・・多くの方々が避難生活を強いられていると聞いています。 >現地では懸命の救出作業が行われていると聞きます。 これ、福田さんが書いた、もしくは言ったことを文章にしたんだろうか?それとも誰か、ゴーストライターがいるんだろうか??どっちにしても、この文章を読む限り(他人事なんだなァ・・・)と思ってしまいます。 このような『伝聞調』だと印象が弱い。もっと確信を持って書くべきですよ。 そりゃね、言ってしまったら今回の事は所詮は『他人事』ですよ。本音では(ふ~ん、中国も大変だねェ・・・)ぐらいにしか思っていないかもしれません。 でもね、(たぶん)福田さんも言ってますが、 >阪神淡路大震災のときには、世界各国から支援の申し入れがありましたが、自然災害による困難は、他人事ではありません。困ったときに助け合ってこそ、真の友です。 という事ですよ。 ま、最後の『真の友』って部分はちょっと疑問符がつくわけですけど、でもそれこそ『お互い様』です。『ギブ・アンド・テイク(Give and take.)』ってヤツですか。 福田首相もその事をおっしゃっておられるんでしょうが、でも『中国の多数の国民が亡くなって・・・』とか『困った時はお互い様だ!』というような気持ちが伝わってこない。どこか『しょせんは他人事』みたいな印象を受けてしまうんですよ。 政治家の『本音』としてはそれでいいのかもしれません。あまり情に流されてはちゃんとした判断が出来ませんから。でもそれが例え『ポーズ』でも真摯な態度で『哀悼の意を表す』べきであり、けして国民にその本心は見せるべきではない、そう思います。 さらに、日本は地震大国です。いつまた巨大地震が来ないとも限らない。その時に、日本単独で対処出来ないような事態になった時に各国から支援してもらえるだろうか?そこまで考える必要があると思います。 今回の中国での地震でも分かりますが、災害救助はまさに時間との闘いです。人手は幾らあってもいい。出来れば自衛隊のように機動力もあり、なおかつ食料や宿泊場所は自前で用意出来るようであれば一番いいのです。 阪神淡路大震災の時か、それとも新潟県中越地震の時かは忘れましたが、自衛隊による給水や食料の配給はもちろんですが、その他にも『入浴サービス』がとても有り難かった・・・という声を聞いた覚えがあります。そこまで大規模に出来るのは、恐らく自衛隊ぐらいなものでしょう。 後は石原軍団ぐらいかな?(笑) でも気になるのは、中国の幇間新聞『人民日報』の中国語版を見ると、一面に『日本』の文字がほとんど見当たらないんですよ。有るにはあるんですけど、『日本が太陽光発電のブラジャーを作った!』(原文)なんて悲惨な災害にはそぐわない記事ばっかり。日本語版にはちゃんと載ってますから、これはやはりワザとかと・・・。 人道的支援は当然だと思いますが、同時に中国の人たちの日本に対する認識を改めるチャンスでもあると思うんですけど・・・。 NEXT・・・(お次・・・) >道路特定財源を来年度から道路以外に医療や少子化対策などにも使えるようにする「一般財源化」は(中 略)今後は、生活者の目線に立って何が必要か、といった使い道の議論をはじめ(後 略)。 ガソリンが高いから暫定税率廃止しろ!っていうんじゃなかったんですか?一般財源化したら廃止しなくてもいい!!って事なんですかね。 そしたら町村官房長官様は、もっと凄いことをおっしゃってるし。 《引用開始》・・・asahi.comより 2008年05月10日19時52分 「一般財源化でガソリン増税も」町村官房長官 町村官房長官は10日、札幌市での講演で、道路特定財源の一般財源化に関連し、「一般財源化すると、別の理屈をたててガソリンから税金をいただく。温暖化対策となると、いまの税率よりも高くいただくことになるかもしれない」と述べた。温暖化対策の一環としてガソリン消費を抑えるため、ガソリン税の税率を、暫定税率部分を含む現在の水準よりも引き上げる可能性を示唆した発言だ。 《引用終わり》 これ、テレビで見たんだよなァ。 ガソリンが高くなる→車の使用を控える→排気ガスおよび熱の放出が減る→温暖化対策になる!! って理屈だったよな、確か。なるほどねェ・・・って、オイ!それが官房長官の考えかィ! その結果、国民の生活がどうなるか?なんて関係ないんだな、やっぱり。偉いエラ~イ、雲上人の考えそうなこった。 総理大臣が『生活者の目線に立って何が必要か』なんて言ってるけど、官房長官がこれじゃ福田総理の言う『生活者』ってのもアテにならないな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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