慶文堂　ひま人日記

災害は、忘れた頃にやってくる・・・とは良く言ったものです。



時は真夜中。

「ちょっと！お父さん！ねェ！！」

というカミさんの声で眼が覚めました。さっそく耳に入ってきたのは、けたたましいような、でもどこか控え目？な消防自動車のサイレンの音！！

すわ！火事か？？（火事だろ、そりゃ！）


さっそく本署へ状況確認の電話をしました。時間は夜中の２時２０分過ぎ。すると・・・間違いない。地元・白岩で火事です！しかもけっこう近くじゃないか！すぐに出動しなきゃ！！


でも、サイレンも何故かすぐに途切れちゃうんです。それに誰からも電話が来ないし。まァ、部長でも班長でもないんだから当たり前か。
ズボンを履いて半纏を羽織りながら念の為にもう一度電話で確認すると、やはり白岩地内で火事です。部長に電話したら話し中でした。こりゃやはり・・・。


よし、出発だ！！

原チャリで行きたいところですが、キックではエンジンがかかりずらい。ここはやはり愛車のラルゴの出番です。


一瞬迷った挙句にポンプ庫へ向かいました。電灯はついている。積載車は・・・あった！部長が電話連絡しているようです。

急いで車を置いて積載車へ乗り込み、派手にサイレンを鳴らして出動です。その間、私は班長さんに電話。でももっとアチコチ連絡すべきだったなァ・・・。


学校のある高台まで来たら、下の方でやたら明るい場所がありました。あそこは・・・旧駅前の方だ！
学校坂を降りた所で積載車を停め、現場に向かいました。すると目の前を消防団員が歩いて通り過ぎたので、

「ご苦労さんっす！」

と気軽に声をかけると、こちらをチラッと見て、

「うむ・・・」

という感じで通り過ぎていきました。せっかく挨拶してんのにさ！

でもなんか貫禄のある人だなァ・・・あれェ？なんでヘルメットに３本線が入ってるんだ？？それにあの顔は確か・・・副団長！！Σ（￣□￣lll)
（註：寒河江市消防団・団長に次ぐエライ人です！ちなみに今の私は一番下っ端！）

ヒェ～～～～（；￣▽￣）・・・（￣▽￣；）
・・・ｱﾀﾌﾀ ﾍ(￣□￣;)ﾉ ヽ(;￣□￣)ヘ　ｱﾀﾌﾀ・・・
・・・ σ(^◇^;)ﾊﾊﾊ・・・
・・・ま、いいかァｖ(￣∇￣*)♪ﾉｰﾃﾝｷ!!



現場に行くと、すでにもうほぼ鎮火していました。
燃えたのはお店屋さんをやってる家で、外に置いてあった（畳んだ）ダンボールの束が燃えたようです。

「漏電みたいだよ・・・」

という声もありましたが、あの時点ではまだハッキリはしていませんでした。


というワケで大騒ぎした火災もボヤ程度で終わり、３時前には撤収がかかって帰宅しました。
この程度で終わって、本当に良かったです。火事は恐いですから・・・。