狭山丘陵ではサルトリイバラはそこら中に生えているんですが不思議と実を見たことはありませんでした。
えーっ、私は見ているよ、という方も多いかもしれませんが・・・
コレはこの秋見た唯一のサルトリイバラの実です。
このシーズン、お花屋さんに行くとクリスマスの飾りのサンキライ(山帰来)として売られています。
でも最近まで同じものだと気が付きませんでした。
サルトリイバラ(猿捕茨)
ユリ科シオデ属
別名:サンキライ・ガンタチイバラ・カカラ
昔は毒消しの実として使われていたみたいですね。
解毒の必要のある時は山に入り実を食べて帰ってくるという利用をされて、それで山帰来と呼ばれるようです。
子供の頃、広島では柏餅を包む葉の代わりにこのサルトリイバラをお餅にはさんで蒸していました。
お店屋さんで売っていたのもコレを使っていたので関東に来た時はビックリしました。
もちろん今は広島でも柏の葉っぱを使っているかもしれません。
もう一枚のノブドウもシーズンには丘陵だけでなく空き地でもそこら中に蔓延っていました。
でもキレイな色の実ですね。
ノブドウ(野葡萄)
ブドウ科ノブドウ属
狭山丘陵にて 11月初旬