大黒ふ頭からの眺め
久しぶりに土曜日が休みになり、天気もよく、そして暇だったので車を走らせて大黒ふ頭をふらついて来ました。向かい側の本牧ふ頭もそうなのだが、ふ頭の一部に海釣り施設と公園が設置されており市民の憩いの場となっている。港湾好きの私としては、公園内に咲く花よりも海上に停泊している本船に真っ先に目が行くのである。横浜港外には沖待ちしている内航船が多く見られる。地面を走るトラックはきちっとしたスペースが有れば直ぐに駐車できるが船はそんな簡単に岸壁に接岸することは出来ない。特別な事情が無い限り、貨物船が着岸できるのは荷役が有る時だけだと思ったほうがいい。土曜日、日曜日は荷役作業が休みになり、月曜日朝まで沖待ちしている船が多いということだ。この位の内航船だと、4,5人の乗組員で運航しているが、上記の理由で中々上陸は出来ない厳しい生活を送っているのだ。反対側に目を向けると、中国が世界に誇る「COSCO」のコンテナ船がちょうど出航していくところだった。横浜港のコンテナ取扱い本数は、減少傾向が続きその地位は益々下がっている。かつて横浜港をハブとして使っていた船社が、それを国外(例えば、釜山、上海等)に移したことが最大の原因であるが、COSCOはまだ横浜に重要拠点を残してる。横浜港に貢献し続けている数少ない船社の一つであると言える。