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ご近所の庭で、ピンク色のラベンダーの花が満開になっていた。
おさかなの母にとってラベンダーと言えば、その昔、NHKで放映された「タイムトラベラー」である。さき頃お亡くなりになられた大林監督の名作、「時をかける少女」だ。‥と言っても、時を~の方は原作にほぼ忠実だけど、テレビ版の方はおおまかな設定以外のストーリーは全然違う。主人公の芳山和子はもっといろんな冒険をする。 子供の時に見て夢中になった。未来人ケン・ソゴルがいかにも未来人という顔つき(やってん!ほんまに!!)やったし、その彼が主人公の事を「芳山君」と君付けで呼ぶのが新鮮だった。小学生やったし、女の子をそんなふうに呼ぶ同級生なんかいなかった。 そしてラベンダー。 当時、私はラベンダーという花を知らず、これはお話の中だけにある架空の花なんやと思っていた。タイムトラベルが出来るようになる成分のある架空の植物。そう信じていた。 大人になって(そう、大人になるまで知らんかったよ、ラベンダー)ほんまにある花なんやと知ったときは驚いたね。ああ神秘の花ラベンダー。ほんまにあったとは! でも私のラベンダーとの出会いは、たぶん手作りせっけんだった…と思う。石鹸の中に、なんや紫のブツブツしたもんが入ってて、それがラベンダーの花やという。こんなんあらへん方が石鹸としてええような気がする・・・しかもくさい・・・ヘンなにおい・・・。 ラベンダーを栽培してらっしゃる方には大変申し訳ないが、あの花の香りは独特だと思う。柑橘系でもないし、石鹸のようなにおいとも違う。バラや梅、きんもくせいなんかとも違う。慣れが必要なにおいだと思う。 タイムトラベラーを見てから40年以上たってるけど、今でもラベンダーはタイムトラベラーの花。子供のときの思い出ってすごいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年05月07日 20時52分54秒
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