「海の厄介者×食品ロス」の名物を食べる
(このタグめっちゃ久しぶりに使った気がする)
最近家で魚は食べている(父親が毎週のように週末に買ってくる)のだが、忙しさでなかなか一人で買って食べることがめっきりなくなった。
前々から買う予定を立てていた、気になる海産物があって今回はそれを食べてみることにした。
某DASHではないが、環境の変化などで増えすぎて厄介な生き物を利用しようという流れは最近割と多い。実は我が神奈川でもそういうムーブで名物を作ってやろう!というものが存在する。
やって来たのはJR逗子駅の目の前にある、スーパースズキヤ。こぢんまりしたスーパーながら、地場産の生鮮食品が多く並びお客さんもたくさんいる。
当然向かうのは鮮魚コーナー。ここに限定販売のアレがあるはず。
はい、ありました。
今回のお目当てはこの「キャベツウニ」。
殻付きウニでお値段一個300円(税別)。
昨今叫ばれている磯焼けの原因のひとつであるムラサキウニに、三浦半島の特産品のキャベツ…の廃棄してしまう外側の葉っぱを与えて育てたら甘くて身入りの良いウニができたというもの。しかも磯くささの成分をかなり抑えるらしい。誰でも食べやすウニなのかな。
厄介者と食品ロスを組み合わせて新たな価値を作り上げるとは…なんと素晴らしい取り組みであろうか。
まだたくさん出荷できる段階までいってないらしく、期間を限定してこうして売り出しているらしい。去年もやっていたのだが、上手く予定が合わず買えずじまいだった。ちなみに、スズキヤで売るキャベツの外側の葉っぱ(通常はそのまま廃棄されてしまうもの)がウニに提供されているようだ。
せっかくなので小坪のタコも買っていくことに。ぬたにしたいから地場産のきゅうりも。
レジを通った時保冷バッグに詰めてもらったので気付かなかったのだが、保冷剤がひとつサービスされていた。店員さん同士の雰囲気も良さげで、俺はもしかしたら○○○やではなくスズキヤに就職するべきだったんじゃないか…っと、これ以上はやめよう(笑)
まあ前置きはこれくらいにして、いざ実☆食
良い感じに盛り付けてみた。きゅうりは適当…綺麗な飾り切りができるようになりたい。
実を言うとウニはそんなに回数食べたことがなく、好きだけどあまり色んな味を知らない。なので詳しくはレビューできないんだけど…
んまっ。普通にめっちゃうまい。
甘味程よく、確かに磯くささみたいなクセはほとんど感じない。身入りも良い。
そして何よりこの「三笑楽」(富山で買ってきたお酒)に合う。。萃香もにっこりだよ。
タコも地だこ特有の旨味があって良い。お刺身でもいいけど、酢味噌が合うよね。
休日昼飲みハッピーセット。酒盗舐め放題付き…思わず杯が進む。まあ、翌日早番だからセーブしたけど…。
というわけで、念願かなって美味しいウニにありつけましたとさ。また売ってたら買いたいし、生産が波に乗って売る期間が延びてくれたら嬉しいね。
おまけ
逗子にいた時間がちょうどお昼時だったので、せっかくだから何か美味しいものでもと入ったお店「くら」。
生しらす丼とイナダ(サイズ的にはワカシかな?)のユッケ丼のセット定食。税込1100円。
ほんのり柑橘の香るしらす丼のたれ、しらすにはもちろん付け合わせのワカメにも合う。醤油よりポン酢寄りな気がした。
イナダやワカシはワラサやブリといった魚体の大きなブリに比べて脂が少なくさっぱりしていることが多い。お刺身で特有の酸味を味わうのもいいが、ごま油を使ってこういうユッケにするとめちゃくちゃ旨いのだ。好きな食べ方だったので迷わず注文してしまった。
外観は普通の居酒屋かな?と思ったらメニューは地物が置いてあるし、店内も良い雰囲気だった。コロナさえなければ誰か誘って飲みに来たいなあと、しみじみ思った。