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神代からの酒 山廃純米生にごり(福島県、家満寿美合資会社)
この時期の新入荷はやはり生のにごりが多く、 この神代からの酒の新酒もその例外ではありません。 栓には噴きこぼれ防止用の穴が開いている、 ということはちょっぴりシュワシュワ系なのかな? と呑む前から期待してしまいます。 このお酒だけに限りませんが、 ある程度以上オリがからんでいるお酒には、 共通した米の甘みに由来してるのかな?という ふくよかな甘みを含んだ香がします。 その香は嗅いでいて本当に心地良い。 まだ口にしない内から期待感は高まります。 そんな期待を持ちながら、 一口目を口にした瞬間、 香と同じ味が口の中に広がり、 ホーッといううなりともため息ともとれない言葉が 口をついて出てきます。 ああ、うまいなあ。 甘みの後に来る酸味は全体の印象を引き締めてくれ、 スーッと消えていきます。 燗にすると、この酸は増幅された香と甘みと一体となり、 何ともやさしくふくよかなお酒と変化を遂げます。 クイッと呑めてしまうけど、 ゆっくりと味わいたい。 そんなお酒です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.04 10:23:11
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