日本酒バー開店日記

ランニングで御所を走っていると、一本だけ花の咲きかけている梅の木がありました。

気の早いことだな、と思いながらもいつ花が開くのだろうと、

数日間走りながら観察していましたが、

いっこうに花が開く様子はありません。

おそらく、先日の陽気でびっくりして目を覚ましてしまったんでしょうね。

少しだけ花が開きかけたものの、また冬の寒さに逆戻りしたため、

再び眠りに入ってしまったのかもしれませんね。



考えてみれば、梅の見頃はちょうど日本酒蔵の甑倒しと同じか少し遅いくらいで、

今はまだ造りの最盛期。

新酒が続々と搾れてくるこの時期は埋めにはまだ眠っていてもらわなければ、

そんなに暖かくなっては色々と造りに支障をきたすというもの。

梅林が満開を迎える日を待ちながら、

今は搾りたての新酒を楽しむとしましょう。