カテゴリ:スタッフ石原の独り言
日本酒担当の石原です!
先日蓬莱の蔵元、岐阜県の渡辺酒造店へ行ってまいりました。 飛騨古川の小粋な街中にある蔵元さんです。 この蔵さんは、岐阜県ではかなり大きめな生産量をもつ蔵さんなのですが、 なんと全量手作り蔵! 機械に頼らず、酒造りに大切なことはすべて手作業でおこなっています。 巨大な麹室、蒸し器、洗米器などもあり、作業の流れは本当に手作り蔵で、 正直驚き!! 機械造りを否定はしませんが、これだけ真面目な造りをする蔵さんも今時、珍しいと思いました。 さて、今回はなんと杜氏の板垣さんに直々にご案内頂きました。 その蔵さんの中などは後日写真もアップしたいと思います。 惜しげもなく見せて頂く中で、今回特に気になっていたのが、 「これが明後日搾る醪です」 とまさにどぶろくを呑ませて頂きました。 山田で高い精米歩合の醪、日本酒度も切れてきていて、まさに飲み頃! と思ったのですが、杜氏さん曰く 「もう少し日数かかります・・・半日遅れるかな?」(板垣杜氏) と残念そう。 というかやっぱり杜氏さんの勘で製造日程変わったりするんですね・・・。 「今搾っている最中の醪と、先日搾ったばかりの秘造酒をお見せしましょうか?あとは・・・」(板垣杜氏) と板垣杜氏に連れられながら歩いていると、 「なんですか?これ」(石原) 「これはちょっとお見せできないんですが・・・」(板垣杜氏) と申し訳なさそうにされるのですが、ちょうど蔵元さんが 「いいじゃないですかぁ」 と言って ちらっと見せて頂きました。 「これは今日火入れしたものを一気に冷やしているんです」(板垣杜氏) どうみても少ない量のたった二本の缶?ビン? これはひょっとして? 「鑑評会用の出品酒です」(板垣杜氏) えらいところに出くわしてしまいました。 素早く元の状態に戻し、「それではこのお酒の兄弟を見て頂きますね」(板垣杜氏) とみせて頂いたのは、斗ビンで保存されるお酒たち。 各瓶毎に、タンクのどの辺りなのか、搾りについてなど根ほり葉ほり聞きまくり、数本の斗ビンを選びました。 「この斗ビンが欲しいんですけど・・・」(石原) とお願いしたところ、横にいた蔵元さんが「ダメです」(いやらしい顔つきの蔵元さま) と一蹴。 でも、「まあいいですよ。せっかく来てもらったので・・・これはお譲りしましょう」(板垣杜氏) とめっちゃラッキーなことに、蔵元さんにも了解を得て、この斗ビン、抑えることに成功しました! このお酒は絶対ほかのと一味違います! さらに、調子に乗って、4月に出てくるあのお酒も、タンク指定! これも一味違います! 現在搾られているお酒も、近々お店に入荷出来ると思います! ちなみに、もうすぐ入荷するXなお酒、むっちゃ凄いです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月03日 10時37分43秒
コメント(0) | コメントを書く
[スタッフ石原の独り言] カテゴリの最新記事
|