ハイブリッドの歴史2
前回からの続きです。2代目インサイトですが、本当に最初からシビックじゃなくてインサイトにしていればこれほどハイブリッドでここまで後れを取ることはなかったのに、と個人的には思います。このときはずいぶん騒がれまして、2代目インサイト相当安いらしい、と。実際発売されたインサイトはプリウスより40万円以上安い値段で発売され、燃費が劣ったもののディーラーでもプリウスより安いその車体価格で燃費分のガソリン代の差額は十分おつりがくるというセールストークが多く聞かれました。ホンダは燃費より価格の安さで売ろうとしたんですね。確かに値段では太刀打ちできないと思ったトヨタは3代目が発売になってからも2代目プリウスをプリウスEXとして異例の2代目プリウスと3代目プリウスの同時発売をしたんですよ。多分3代目の新プリウスもオプション設定もだいぶ見直して価格調整もしたと思いますよ?要はトヨタvsホンダのハイブリッド戦争だったわけです。結果はトヨタの圧勝なんですけどね。3台目プリウスが発売された年はなんとプリウスが年間20万台売れました。対してインサイトは2万台です。なんと10倍もの差がつきました。何故こういうことになったかというと、プリウスのほうが値段が高いだけあっていろいろな質が良かったんですね。良く聞くのが内装とかの質感がよく、ドア閉めた時の音とがインサイトより重い音がして高級車よりな音がするんですよ。インサイトって結構軽い音がするというか。コンパクトカーみたいな音がします。内装もプリウスと比較してやすっちいというか。しかもプリウスにはインサイトにはないEVモードがあり、2Kmだけですがモーターで走行できたのです。だれもがエンジンではなくモーターで走る車なんて運転したことなかったのですから、それは目新しく映ったと思うのですよ。まあ、それでもインサイトは今まで年間台数1000台いってたかどうかのハイブリッドが2万台ですから大躍進なんですけどね。このインサイトを見ていたら一つの教訓を得ますよね。何か一つだけに特化した車は売れない、ということです。燃費だけ良くてもだめだし、価格が安いだけでもダメなわけです。付加価値が他にも必要だったり、飛び抜けてなくてもあらゆる点でそこそこ優れているバランスの良い車のほうが一般ユーサーには受け入れられるというお話ですね。まあ、結構いろんなものに言えますがバランスが大事ですよね。速い車というのはパワーだけ挙げてもダメでそれを受け止めるボディに足回りにブレーキに、冷却系に空力などなどにいろんな面で秀でている車が速いんですよね。よく、ホンダとトヨタの車や技術力が比較されますがそもそもホンダとトヨタの会社の規模は3倍違いますからね。社員数もホンダ3万人に対しトヨタ9万人ですし、連結利益も販売車種数も3倍違います。そんな1/3の会社がトヨタと競争している時点でほめてあげて下さい。(上から目線ですね。(笑))ホンダは昔からレースと環境車に強い会社でして、F1で優勝したのも日本ではホンダだけですし、どのメーカーもビッグ3でさえ無理だと言ったアメリカのマスキー法をクリアしたのもホンダだけでした。本田宗一郎さんが人にやさしく、厳しいひとでしたから。レースに勝てないと怒鳴り散らし、人に害になる考えや物を作るとスパナを飛ばし、社員が困っていると笑って手を差し伸べる、そんな人だったそうです。まあ、私ならスパナ投げると人とは一緒に仕事したくないですけどね。(笑)しかし、その考えや生き方は今でも本になっててとても勉強になります。(一応言っておきますが私はホンダ党ではありません。ずっとニッサン、トヨタ車に乗ってますし。(笑))その後日産が限定的にE-4WDだしたり、スカイライン、シーマ、フーガでハイブリッド出しているようですが台数はでてなく(まあ高級車ですからね)ハイブリッド競争は今までほとんどトヨタとホンダで争ってきたわけです。フィットにハイブリッドを積んでホンダが巻き返しをはかり、それをアクアで撃ち落し(笑)トヨタはその間にもエスティマハイブリッドを作ったりアルファードにも同様のハイブリッドシステム積んだり、プリウスαやシビックシャトルハイブリッドなどのワゴンタイプからサイやアコードハイブリッド、クラウンハイブリッドなどのセダン、そして今やノアやヴォクシー、ジェイドなどのミニバンやクルーガーやハリアー、ヴェゼルなどのSUV車までハイブリッドのバリエーションはほぼ網羅されたといえます。ホンダは負け越してますが、それでもここまでハイブリッドが進化しいろんな車種にまで発展したのはトヨタとホンダが競ったからこそなのです。その燃費競争はハイブリッドにとどまらず、スカイアクティブやダウンサイジングターボ、ディーゼル、軽自動車の簡易ハイブリッド化など様々なメーカーや車に影響を及ぼしています。ホンダは技術力がないとかトヨタに及ばないとかいいますが、大事なのはそこではないんですね。トヨタが昨年末燃料電池車を発表し、今年になって異例のライバルメーカーであるホンダにはっぱをかけましたよね。あれはこのようなハイブリッドでの競争のように燃料電池車も競って進化、発展させようといっているのです。さらにトヨタは燃料電池に関する特許を公開するという前代未聞の行為にでましたが、その手の人の話ではあの公開した特許は古新聞らしいですね。一番最新の特許は抑えているようです。まあ、新規参入メーカーの足掛かり、踏み台になれば程度なのでしょう。また燃料電池車のお話は改めてさせてください。まー、そんなこんなで今にいたるのですが、フィットハイブリッドやTAKATAのエアバックのリコールでホンダが叩かれていたりしますがリコールはどんな車でも出ているものですし(フィットはちょっとたたてつづけにおこりすぎましたが)なにせフィットは新ハイブリッドシステムでさらにDCT使ってましたから新しいものづくしで仕方ないって言えば仕方ないんですが、ユーザーとしては「またー!?」ってなっちゃいますよね。まー、ホンダとしては踏ん張りどころでしょうね。他人事ですけど。(笑)以上いかがでしたか?もっと詳しい話もあるんですが、これでも長すぎましたね。(苦笑)肩こりました。(笑)今までちょっとエンジンがブローしたとかくるくる廻ってなんぼとか言ってきたのでちょっと見る目が変わって頂けたのでは?とちょっと期待してみるんですがいかがですかね?(笑)結構車全般好きなんですよ?こう見えても。(笑)まあ、ラグジュアリーとかローライダーとかアメ車とか範囲外のものも結構あるんですけど。(笑)あれっ?車全般ではありませんでした。(苦笑)さて、今度はなんのお話をしましょうかね?ちょっと安全運転について書いてみたいと思ってます。教習所や一般で言われてるものより一歩踏み込んだアドバンスド安全運転です。(笑)どこの本やネットにも書かれてないであろう内容になると思うのでアップしたらぜひ見てみて下さい。まあ、いつになるかはわかりませんが。(苦笑)今回もこのような長ったらしいブログを読んで頂いてありがとうございました。今後お役に立てそうな内容もあると思いますので(DIYとか安全運転とか)ぜひ当ブログを今後ともよろしくお願い致します。本日も当ブログをご覧いただきありがとうございました。当サイトはランキングに参加しています。記事内容がすこしでも面白く感じて頂けたならば下記リンクをクリックして頂けると大変やる気がでます。モチベーション維持にご協力いただけると大変嬉しく思います。にほんブログ村