テーマ:猫のいる生活(138970)
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昨日は、朝から凍みがゆるんで、なんとなく春の予感。屋根からぽたぽたしたたる雪解け水の音が、たえまなくきこえてくる。誘われるように庭に出た。 紫陽花の下の雪の小山のてっぺんにお線香をたてながら、 夫にいってみた。 「もうじきね、ニコを山に移すの」 すると、即 まだまだ、という答が返ってくる。今年の雪は記録的だったので、山の根雪は、三月まで融けないだろうというのだ。 「じゃ、ニコは、きっとまだここにいたいのね」 「そうだよ、そうだよ」 といっても先の陽気のことはわからない。いつ、「今日にしよう」といわれてもいいように、もう、あれの準備だけは、しておこうと思った。 あれというのは、ブログ仲間の皆様からニコや私たちにいただいた、たくさんの心のこもった励ましのコメント(掲示板の書き込みも含む)のこと。 ニコのなきがらを山に移すとき、あの子にもたせてやるつもりの。 アルバムにして私のかたわらにおくのとあわせて二部ずつ、すでにプリントアウトしてある。その数、A4のコピー用紙にしてちょうど計240枚、各組120枚ずつにもなった。一枚がお一人分というわけでなく、複数名なので、のべにしてずいぶんたくさんの方々から励ましのお言葉を頂戴していたのである。ニコの闘病と死を見つめなければならなかった私の苦しみを、和らげてくれた大切な宝物。 通販で封筒とアルバムを注文したが、封筒のほうだけが一昨日とどいている。封筒はあえてカラフルなものを選んだ。千羽鶴や散華や虹の色からの連想だった。そのなかへ、皆様から頂戴した…。 やがて家に入り、ニコが元気なときに二匹の子分たちといたニ階の部屋で作業を始めた。さいわい子分だったカノンとミレンは、はやくも昼寝中で、作業を邪魔される心配がない。二枚ずつ重ねて四つ折りにして、それが少したまると封筒に入れる、それはなんとも感謝と幸福感に満たされる作業であった。 ところが、その作業の途中で、凄まじい音と振動にみまわれるのである。まずは頭上から、ややあって、下方から…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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