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カラマツの浅い緑は目にしみるほど美しく、五月に見たいもののひとつです。 しかし、私が好きな色の時季は少し過ぎていました。 がっかり声でひとりごちながら引き返そうと数歩いくと、 数メートル先にいる夫が、声を押し殺して私を呼んでいます。 私は一瞬、クマが出たのかと思いました。 立ち木に打ち付けられた「クマ出没 注意」のプレートを、 先刻、見てきたばかりだったのです。 夫が指差す目の前の低い崖を、 こわごわ見上げると、なんと、 木の間から、何か獣がこちらをみているではありませんか。 「ニホンカモシカだよ」 といわれて、少しほっとし、デジカメでパチリ!
生まれて初めて見る野生のニホンカモシカに ワクワクしながらも、近づく勇気はありませんでした。
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