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2007年01月15日
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カテゴリ:廃校
季節と時刻、空模様とアングルに応じて校舎はその表情を変える。

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子供がいなくなって最初の四季がめぐりつつある。降りしきる冬の雨も彼は寡黙に耐えていた。

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そして次の朝がきた。あの坂をのぼって子供たちがやってくる。校門に、玄関に「おはよう」の声がひびく。ここ中設楽だけではなく、あらゆる校舎で挨拶の声がよみがえる。
ゴースト化した都会のニュータウンを逃れ帰郷した人、田楽の里の学校を守るためIターンを決めた人、僻村の分校跡で日曜塾をひらく人、廃校巡りの過程でそんな人たちの声を聞けた。
あの人たちの夢はけっしてまぼろしに終わらない。集中と効率化だけが幸福への道ではないと皆が気づいた時、廃校は、ふたたび生きたシンボルとして我々の進むべき道を示すだろう。
‘あきらけきみ代の大道ふませんとおもいたてたるまなびやぞこれ’――自分は今、母校校歌の歌詞を噛み締める。

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奥三河廃校木造校舎編 了





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最終更新日  2007年01月21日 19時25分08秒
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