カテゴリ:生活と健康を守る会
今日は1日で
2件の生活保護申請について行った 1件目は 70歳代と60歳代の夫婦 夫はガンで入院中 妻も膠原病で通院中 収入は夫の年金月7万円 以前に2度ほど娘が区役所に申請に行ったが 兄弟や子どもが援助するように言われ 追い返され申請できなかった この夫婦の兄弟はない 子どもは2人いる アルバイトで1人暮らしの30歳代の息子と 母子家庭の娘 どちらも自分の生活が精一杯で 親をみるどころじゃない 生活と健康を守る会のビラを見て 娘に連れられて妻が事務所に相談に来たのが 28日の夕方 いろいろ話を聞いて 今日午前中に区役所に申請に行くことになった 区役所の温度は28度に設定されている 面接室は狭く、熱気で暑い 「扇風機くらいあってもいいのにね」 「具合の悪い人が来るのに、余計に悪くなる」 こんな話をしていたら面接担当が入ってきた 今の生活が大変だという話をしたあと 持っていった賃貸契約書や通帳 保険証や病院の領収書など一通りコピーし 面接担当者が持ってきたのは 「扶養照会」と「親族の状況」と 「資産申告書」と「収入申告書」と 「住宅費証明」だった 「これを書いてまた持ってきて」というので 「何で申請書出せへんの?申請が先やろ?」 「いやぁ、そうなってますんで…」 「誰がそう言ってるん? ○○さん(課長の名前)が言うてるん?」 「いやぁ…そういう事なので…」 「厚労省もそんなん言うてないで。 申請書持ってきて。 申請してから調査やろ? アカンかったら却下したらええやん。 まず申請ちゃうのん? 今もらった書類、書けるもんはここで書いて出すから はよ申請書出して。 1日でも早いほうがええねん」 「…。」 そうやって申請書を出してもらい、 無事申請することができました 夫の医療費も高額医療費の申請で 食事代を含めて4万5000円ですが 年金7万から4万5000円を引いたら2万5000円 そこから家賃を払ったら生活やっていけないのに 申請書を出すことを渋る区役所面接担当の神経がわからない この夫婦が「生活困窮」って 考えたら分かるやん! で午後も1件 区役所の生活保護窓口で2時間待たされて… ケースは 80歳代の母と50歳代の姉Aさんと 50歳代の妹3人家族 収入は母の国民年金月約5万と 姉Aさんの障害年金月約7万と 妹の障害年金月約9万 家は持ち家だが土地代を月に5万払っている 妹が精神疾患で浪費癖があり また、姉に辛く当たり 暴力をふるったり 出て行けと暴言を吐いたりして この50歳代の姉Aさんは たびたび家を閉め出され 公園や友人宅や安いビジネスホテルで過ごしていました 数年前に生活保護の相談に行った時 当時の面接担当者が 「あなた(姉Aさん)だけ1人出たら生活保護申請できるよ」と アドバイスしてくれていたらしい でも今まで出る決心もお金もなく 3人で借金しながら暮らしていました 事務所に相談に来た時は 一人暮らしをして生活保護を受けたいが 家をどうしたらいいか…?というので 事務所近くの不動産屋さんでお願いして 家賃42000円のマンションを借りることにした 礼金は分割、不動産屋の手数料も 「いつでもいいよ」と親切だった 賃貸契約書をもらい、住民票を移し 生活保護申請へ 午前中の事があったからか 申請書やその他の書類もいっぺんに出してもらい 5時半に申請書を出すことができた この姉Aさん 変形性股関節症で人口骨頭が入っており また乳ガンの術後で 甲状腺も腫れ 現在は首のリンパも腫れてグリグリしている お金がないから治療もできなかった 妹は 30日に暴れて姉Aさんの110番通報で 病院に強制入院となった とりあえず毎日苦しかったそうだ 母もこれで安心して生活ができるらしい 母の生活をどうするか、もこれからの課題だし 妹の病院代も制度申請によって 何とかなるんじゃないかと思う これから全体を見て 生活援助していかないといけないケースです なんだか 1日のうちの半分を福祉事務所にいたような気がする 疲れた1日でした… ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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