あの『安原製作所』からM3/4専用のマクロレンズ『NANOHAx5』がリリースされます。
さて、わざわざあのと書くのには訳がありまして。 もう5~6年前のことになりますが安原製作所といえばデジタルカメラ隆興期において『安原一式』というレンジファインダーカメラをリリース、しかも当時としては極めて画期的とも言える『インターネット販売のみ』という特殊な姿勢で当時のカメラ界で気を吐いたメーカーです。 安原製作所はそれだけではなく『HP上でユーザーの声を反映して商品開発をする』というよく言えば画期的、悪く言えば他人任せの商品開発コンセプトにもありました。何はともあれ”自分の声が商品に反映される”ということは当時としても、現在においても画期的なコンセプトです。 ”ユーザーの声を反映して”というコンセプト自体は従来のカメラメーカーにもありましたがそれらは専らプロユーザーの声でして、 ところが、話題性に実が付いていなかったというか まず、鳴り物入りで登場した安原一式、国内ではなく中国で生産することになったのですが折りしも生産開始のときがSARSの流行と重なってしまい、ネット予約した客を一年以上待たせしかも仕上げが非常に雑だったという信じられない結果に終わったのです。しかも生産中止をした翌年には中国の別ブランドでそっくりサンが出てしまったという(恐らく金型を持ち帰らなかったか、二束三文で売り飛ばしてしまったのでしょう、同じような話はヤシカでもあります)ていたらく。 (安原一式のそっくりさん鳳凰JG50 かの国で限定品で発売されました) (同じ鳳凰工学の一眼レフDC303-YC。最近までKENKOから発売されていたKFシリーズとほぼ同じものです。元を正すとYASHICA FXsuper2000と同じ金型から作られたもの、もっと辿るとコシナCT-1まで遡ります。つまりNikon FM-10の遠い従兄弟、BESSAシリーズの叔父さんに当たるのかな?) BESSAシリーズに噛み付いた話も有名でしょう。 ほぼ同時期にリリースになったコシナのBESSAシリーズに対し『わが社の商品のパクリだ!』と声高に叫んだまでは良かったのですが、BESSAシリーズは安原一式よりも遥かに前に企画されたものだとわかると途端に声のトーンが低くなりましたw しかし低くなっただけで未だにパクリだと言い続けてるという・・・w こんなことが重なり、しかも完成度の低い『安一(安原一式)』についてHP上でユーザーから攻められると、なんと安原製作所はHPを凍結するという暴挙に出たのです! 当然アフターサービスも受け付けない。ユーザーの意見を聞いて商品開発を行うというコンセプトが安一最大の売りでありそのコンセプトこそが安原製作所の拠って立つところだったのですが、子供の喧嘩じゃあるまいしこれが曲がりなりにも商売をする人間のやることでしょうか? そして最後はユーザーの怒号飛び交う中一切の連絡を受け付けないという商売人にあるまじき行為を犯してしまったのです。 (先ほど安原製作所のHPを見てきましたが何処を見ても安原一式と秋月の話は出ていませんしアフターサービスの門戸も開かれていません。たぶん『なかったこと』にしたいのでしょう) そんなわけで桜上水の界隈にも『安原製作所』と『安原一式』の文字を苦々しい思いと共に共有している友人は数多く居ます。 桜上水自身は安一のユーザーではありませんでしたので直接の被害はないのですが『安一』には結構苦々しい思いがあるのです。が、デジカメWATCHでコイツはまた大風呂敷をひいてますね。 しかし桜上水と同じように『安一』に対し忸怩たる思いを抱いている人間は多いはず。年月が経ったからってユーザーやそれに関わる人たちが”HP閉鎖”という暴挙に出た貴殿のことを忘れていると思ったら大間違いです。 いま安原に言いたい言葉はふた言だけです 『忘れたとは言わせんぞ!』 『信用できるか!!』 商売人が商売で他人を裏切ったらどうなるか、もう一度この御仁に教えてやる機会が出来たようです。 ネットであろうと対面であろうと、”信用”が商売の第一のものであることに変わりはないのですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/05/28 05:08:46 PM
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