かねてから噂されていたオリンパスのデジタルPENシリーズの後継機種が発表となりました。
(E-P3) (E-PL3) (E-PM3) デジタルPENシリーズ旗艦機のE-P3を先頭に中型機のPL3、普及機のPM3とかなり広域の購買層をカバーするオリンパスの戦略を見ることが出来ます。 が この展開と共にフォーサーズの終焉を感じたのは桜上水だけではありますまい。 オリンパス、PanasonicのM3/4陣営はもはやフォーサーズでは売れないと感じているのでしょう。特にそもそもフォーサーズ規格の言いだしっぺであるオリンパスにその傾向が強いことに桜上水はちょっとした憤りを感じずにはいられません。 もともとフォーサーズ自身『小さいカメラシステム』を構築するための規格ですからより小さいM3/4にそのお株を奪われるのは当然のことでしょうけどだったらEシリーズを買ったヤツはどうなるんだよ?、と、桜上水の今の率直な感想です。 どうもこのオリンパスの身内食いはPanasonicGシリーズの影響が大きいように思います。いち早くフォーサーズからM3/4へ軸足を移し光学ファインダーを採用せずに一眼レフ然としたG1を作り上げたPanasonicに対し光学ファインダーに拘っていたオリンパスはM3/4の開発が遅々として進まず、結果ファインダーさえないE-Pシリーズで怒涛の反撃をしなければならなくなりました。オリンパスが不幸だったのはそのE-Pシリーズが市場で受けてしまったこと、おかげでオリンパスは旗艦機不在のE-Pを推し進めざるを得ない状況に陥りました。 そんなジレンマはこのレンズたちに滲んでいるように思います。 (フルサイズ換算で28mmF2.0となる新発表レンズ。 ちなみにこの状態ではマニュアルフォーカスとなります。 AFにするにはフォーカスリングを上に上げて距離指標を隠すようにします) (同じく90mmでF1.8と言うとんでもないハイスピードポートレートレンズ) このレンズたちは将来出るであろうオリンパスM3/4フラッグシップ機への布石であるようにも思えます。現在1/4000が上限の現在のE-Pシステムではこの二本は宝の持ち腐れになりますし、ましてやISO感度を幅広く設定できるデジタルですからそんなに無理してでも明るいレンズに拘る必要は無いはずです。そうすると原則的にレンズの開放値が見え方に直結する光学ファインダーのM3/4機を期待せずにはいられません。しかし今まで培ってきた光学ファインダーの技術を一旦ゼロに戻してまでE-Pのフラッグシップを作ろうとしてるのだったら桜上水もオリンパスを見放しざるを得ません。 オリンパスは何処へ向かおうとしてるんでしょうか? 少なくともここにいるいちユーザーはオリンパスの意図を掴みかねています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/07/05 09:15:56 PM
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